王族に次ぐ身分と財力、そして美貌。
公爵は、ヒストリカルTLでいちばん人気のあるヒーロー像のひとつです。
冷たいと恐れられていた人が自分にだけ見せる素顔、ためらいなく注がれる一途な愛、胸の内に隠された事情――同じ公爵でも、物語の味わいはさまざまです。
身分の高い彼が、ヒロインひとりのために心を動かしていく過程こそが、公爵ものを読む楽しさです。
好みのタイプから選べるように三つに分けました。
こんな人におすすめ
- 冷たい男が恋をして変わっていく物語が好きな方
- 身分も美貌も持つヒーローに、まっすぐ愛される物語に浸りたい方
- 恋だけでなく、事件や秘密の謎解きも楽しみたい方
冷徹・不器用な公爵:冷たさの奥の素顔
冷血公爵のこじらせ純愛事情 (南玲子)
ポイント 誤解されやすい強面の公爵と、その本心を読み取るヒロインのやりとりが楽しい
伯父に連れられて夜会に出たアリシアは、酔った勢いで一夜の過ちをおかしてしまいます。しかも相手は『冷血公爵』と恐れられるメイスフィールド公爵でした。万一のことがあってはと、公爵家の屋敷にとどめ置かれることになったアリシア。どんな恐ろしい日々が待っているのかと思いきや、暮らしは意外と快適で、公爵がふと見せる素顔にも心を奪われていって……。不器用な公爵と前向きな令嬢のラブストーリーです。
基本情報
| 著者 | 南玲子 |
|---|---|
| 発売日 | 2020/06/30 |
| ページ数 | 376ページ |
| 評価 | 4.2 |
| スコア | 83 |
口コミ
- 本心とは裏腹な言葉ばかり口にして周りに誤解される公爵と、その気持ちを正確に読み取って周囲に「翻訳」するヒロインのやりとりが楽しいと評判です。強面なのに中身は初心な公爵が可愛いという声が多くありました。
- アリシアのおかげで冷え切っていた屋敷が活気づいていく様子や、公爵の弟、元上司のルーカスなど脇役の魅力も好評です。二人の視点が交互に描かれ、テンポよく読めるという意見もあります。
- 二人の関係がこじれ始める後半はやや微妙だった、ヒロインが頑なすぎると感じたという声がありました。
- 非現実的な場面や倫理観など、細かい点が気になる人には粗が見えるかもしれないという意見もあります。
冷血公爵は溺愛を認めない! 身代わり花嫁と婚姻の誤算 (小桜けい)
ポイント 愛は要らないと言い放った公爵が、健気な妻に心を揺さぶられていく
恵まれない環境で育ち、身代わりとして冷血と噂の公爵ルーカスに嫁ぐことになったセシリア。結婚式の夜、彼は「結婚に愛は挟まない。跡継ぎさえ産めば愛人を作ってもかまわない」と言い放つ。ところが、誠実で素直なセシリアと夫婦として暮らすうちに、愛を知らない彼の心は揺れ始め、自分の気持ちを認められないまま振り回されていき……。政略結婚から始まる両片想いを描くお話です。
基本情報
| 著者 | 小桜けい |
|---|---|
| 発売日 | 2020/11/17 |
| ページ数 | 301ページ |
| 評価 | 4.1 |
| スコア | 81 |
口コミ
- 大人しいけれど芯が強く、自分にできることを精一杯がんばるセシリアの健気さに好感が持てるという声が多くありました。
- 自分の想いを認めないままワタワタするヒーローがかわいく、ヒーロー視点もあるので互いの気持ちが分かって読みやすいと好評です。気持ちを認めてからの溺愛ぶりも良かったという意見があります。
- 最初のヒーローが冷たすぎて、あっさり絆されるヒロインに違和感があったという声がありました。
- 悪役や当て馬もあっさり片づき、途中から完全にデレるので物足りないという意見もあります。
ワケあり公爵と密約婚 愛してはいけないのに、新妻が可愛すぎる (小桜けい)
ポイント 冷徹と噂の公爵が、呪いを抱えながら素直な妻に惹かれていく
社交の場を避け、ひっそりと暮らしてきた令嬢フルールと、冷徹と噂される公爵ディオン。互いの利害が一致して結ばれた、愛のない約束だけの結婚のはずでした。けれど裏表のないフルールの素直さに、ディオンは日ごとに惹かれていきます。ある呪いのために「愛してはいけない」と自分を戒める彼の想いは、やがて……。契約結婚から始まる溺愛ロマンスです。
基本情報
| 著者 | 小桜けい |
|---|---|
| 発売日 | 2019/03/29 |
| ページ数 | 289ページ |
| 評価 | 4.2 |
| スコア | 83 |
口コミ
- 文章が読みやすく、情景や二人の心の動きが丁寧に描かれていると好評です。冷たくふるまおうとしても本心がだだ漏れのディオンが微笑ましいという声が多くありました。
- 呪いの真相にひねりがあり、陰謀もきちんと解決してすっきり終わると評判です。使用人たちも含めて家族のように暮らす様子をもっと見ていたいという声もありました。
- ヒーローが最初から甘く誠実なので、冷たさから溺愛へ変わる落差はあまり感じられなかったという意見があります。
- 校正ミスが目立ち、ヒーローの名前の表記が違っている箇所まであったという指摘がありました。
女嫌い公爵はただ一人の令嬢にのみ恋をする (南玲子)
ポイント 女嫌いで不器用な公爵と、勝ち気で観察眼の鋭い令嬢の恋
勝ち気な性格がわざわいして、嫁ぎ遅れてしまった子爵令嬢ジュリア。そんな彼女のもとに、女遊びで名高い国一番の美丈夫、アシュバートン公爵マーカスの花嫁探しの夜会への招待状が届く。女たらしの公爵には興味がないものの、自分の結婚相手は見つけたいと夜会に出かけたところ、思いがけず公爵本人と鉢合わせしてしまい……。文庫だけの書き下ろし番外編も収録した、ヒストリカル・ラブコメです。
基本情報
| 著者 | 南玲子 |
|---|---|
| 発売日 | 2021/04/01 |
| ページ数 | 369ページ |
| 評価 | 4.2 |
| スコア | 82 |
口コミ
- 観察眼が鋭く男前なジュリアのかっこよさが好評です。女嫌いゆえに不器用な公爵と、隣国の王子ジェームズを交えた三角関係が物語に意外性を与えているという声がありました。
- 恋愛に鈍い二人のすれ違いがもどかしく、ケンカップルのやり取りが楽しいと評判です。ジェームズのその後を読みたいという意見も多くありました。
- 賢いはずのヒロインの行動が場当たり的で、公爵も自分勝手な言動が目立ち、どちらにも共感できなかったという声が多くありました。
- 王子が前面に出すぎている、官能的な場面が多めでケンカップルの掛け合いをもっと楽しみたかったという意見もあります。
婚約破棄は蜜愛のはじまり ワケあり公爵と純真令嬢 (華藤りえ)
ポイント 貴族嫌いの公爵が、領民思いの令嬢を少しずつ愛していく
従姉妹に婚約者を奪われ、王都へ出てきた地方男爵家の令嬢リズリー。舞踏会の片隅で、若き公爵カークラントの物騒なひと言を偶然耳にしてしまった彼女は、口封じのためにいきなり求婚される。領地と領民を守るためなら自分の評判さえ構わないリズリーと、貴族嫌いで結婚を望まない公爵。奇妙な契約から始まった二人は、誤解を重ねながらも少しずつ惹かれ合っていき……。すれ違いの恋を描くロマンスです。
基本情報
| 著者 | 華藤りえ |
|---|---|
| 発売日 | 2018/07/27 |
| ページ数 | 288ページ |
| 評価 | 4.0 |
| スコア | 80 |
口コミ
- 領地と領民を何より大切にし、仕返しも考えない健気で聡明なヒロインが好評です。不器用に彼女を愛していく公爵にも好感が持てたという声がありました。
- 登場人物を増やさずに最初のメンバーで話を上手にかき回しており、ボリュームも掘り下げもあって満足できたと評判です。
- 言葉の足りない二人のすれ違いにもどかしさやいら立ちを感じたという声が多くありました。
- 誤字脱字の多さに興ざめした、元婚約者と従姉妹へのざまぁ展開がもっと欲しかったという意見もあります。
溺愛公爵:迷いのない一途な愛
2度目の人生は鳥籠から脱出するはずが前世の夫に捕まえられました ヤンデレ公爵の溺愛花嫁 (クレイン)
ポイント 断られても求婚をやめない公爵。前世の謎が少しずつ明かされる
伯爵令嬢でありながら、王女の女官兼護衛として鍛錬を重ねるクリスティナ。ある理由から結婚するつもりのない彼女に、美貌の公爵アルベルトが熱烈に求婚してくる。断っても「君を愛することだけは許してほしい」と引き下がらない彼に根負けして結婚したものの、彼はなんとか彼女を囲い込もうと必死で……。前世の記憶を抱えた二人がやり直す、転生ロマンスです。
基本情報
| 著者 | クレイン |
|---|---|
| 発売日 | 2018/08/01 |
| ページ数 | 284ページ |
| 評価 | 4.7 |
| スコア | 93 |
口コミ
- 前世の出来事が少しずつ明かされ、最後にきちんと辻褄が合う構成が見事だと好評です。森での場面や、時を越えた愛の台詞に涙が止まらなかったという声が多くありました。
- 「同じ轍は踏まない」と嫌われないよう必死に努力するヤンデレ公爵がかわいいと評判です。筋肉を鍛えた凛々しいヒロインと、脳筋一家や王太子など脇役も魅力的だという声がありました。
- ヒロインが鍛えた体つきなのに、イラストでは普通の令嬢に描かれていて残念だったという意見があります。前世の場面がもう少し読みたかったという声もありました。
ヴォルフ公の結婚 一角獣の乙女は旦那様に過保護な愛をそそがれる (蒼磨奏)
ポイント 返事を待ち続けた公爵が、結婚した途端に過保護な旦那様に
幼い頃、兄の友人として出会った第二王子リオンに憧れてきた侯爵令嬢フィオナ。一角獣を乗りこなせる彼女は、戦時中は伝令として前線に立ち、彼をかばって傷を負った。戦後、公爵となったリオンから求婚されるものの、怪我の療養のため返事は保留に。それでも彼は諦めずに待ち続け、結婚した途端に溺愛モード全開で――。移動のたびに抱き上げたがり、何かと甘やかしてくる旦那様。四十センチの身長差カップルの、一途でキュンな純愛婚。
基本情報
| 著者 | 蒼磨奏 |
|---|---|
| 発売日 | 2024/10/01 |
| ページ数 | 299ページ |
| 評価 | 4.2 |
| スコア | 83 |
口コミ
- 恋愛で揉めることがなく、ヒーローもヒロインも相手を思いやる人柄のよさにあふれていて、幸せな気持ちで満たされました。嫌な人物がほとんど出てこないので、安心して読めます。
- 小柄だけれど勇敢で、守られるだけでなく自分から役に立とうとするヒロインが格好いい。身長差カップルならではの場面や、ヒロインを気づかって衝動を抑えるヒーローの優しさにもほっこりしました。
- 一角獣が出てくる幻想的な世界観が魅力的で、童話のような可愛らしさがあります。ヒロインの兄の、わかりにくい妹への愛も微笑ましいです。
- ヒロインが負った矢傷の後遺症や、その矢の正体が最後まで明かされず、消化不良に感じました。意味深な設定だっただけに、もったいないという声が多くありました。
- 起伏が少なく、甘い場面が続くので、途中で少し中だるみを感じる人もいそうです。終わり方も唐突に感じました。
美貌のきまじめ公爵は愛しい魔女を絶対に諦めない (蒼磨奏)
ポイント 生真面目で少し天然な公爵が、自信のない令嬢をまっすぐ口説く
天候を変える不思議な力を持ち、魔女と呼ばれて遠巻きにされてきた侯爵令嬢ノア。感情が高ぶると嵐や長雨を招いてしまうため、努めて表情を消して生きてきた。そんな彼女に求婚してきたのは、隣国の公爵ルイス。かつて目の前で嵐を起こして怖がらせてしまい、婚約が解消された相手だった。政略結婚だと思っていたのに、彼はまっすぐな愛を向けてきて……。自分に自信を持てない魔女と一途な公爵の結婚物語です。
基本情報
| 著者 | 蒼磨奏 |
|---|---|
| 発売日 | 2022/07/01 |
| ページ数 | 317ページ |
| 評価 | 4.3 |
| スコア | 85 |
口コミ
- 生真面目なのにどこか天然でマイペースなルイスが、ど直球で口説き続ける姿が面白くて好感が持てるという声が多くありました。二人の会話のやり取りが楽しいと好評です。
- 自己肯定感の低いヒロインが、ヒーローに認められて少しずつ感情豊かになっていく過程が良かったと評判です。天候を操る魔女の設定を中心に物語が展開するのも面白いという声がありました。
- 能力の割に大きな事件は起こらずロマンス中心で、ときめきが少なかったという声がありました。
- ヒロインの口調に違和感がある、会話のテンポが不自然、挿絵の表情が乏しいという意見もあります。
押しつけの婚約者に婚約破棄されたら美貌の公爵様に電撃求婚されました (北山すずな)
ポイント 異国から戻った公爵の熱心な求婚に、昔の約束が隠れている
継母が決めた婚約者に浮気の濡れ衣を着せられ、婚約を破棄されたヴィヴィアン。どうでもいいと言い返しもしない彼女の前に、異国から戻った若き公爵シルヴェストルが現れる。誰もがうらやむ彼になぜか熱心に求められ、あっという間に結婚することになって困惑するヴィヴィアン。惹かれながらも、彼がここまでしてくれる理由がわからず……。幼い日の約束が結ぶ再会愛です。
基本情報
| 著者 | 北山すずな |
|---|---|
| 発売日 | 2022/03/30 |
| ページ数 | 287ページ |
| 評価 | 4.0 |
| スコア | 80 |
口コミ
- 亡き母がヴィヴィアンに遺したノートが、異国で苦難を生き抜いたシルヴェストルを支えていたという設定が切なく、思わず泣いたという声が多くありました。
- 継母に虐げられてきたヴィヴィアンを颯爽と救い出し、全力で幸せにしようとするシルヴェストルの一途さが好評です。伏線がしっかりしていて読後感が良いと評判です。
- 後半は甘い場面が増えて物語が雑に処理され、失速したと感じたという意見がありました。
- 継母への処罰が甘い、ヒロインの心の声の口調が気になったという声もあります。
悪役王女は婚約破棄されたけど隣国の公爵に溺愛されました (逢矢沙希)
ポイント 悪評に惑わされず、凛とした王女の本当の姿を見抜く隣国の公爵
非情な悪女と噂され、婚約を二度も破棄された王女。けれどその悪評の裏には、ある卑劣な事件の真相を追った彼女に罪を逃れた犯人たちが流した嘘があった。隣国へ逃げた犯人を追うため、王女は破談の代わりに差し出された隣国の公爵との結婚を受け入れる。噂に惑わされず彼女の本当の姿を見抜いていた公爵は、戸惑うほどの愛情を注いできて……。凛とした王女と懐の深い公爵の政略結婚から始まる恋を描く物語です。
基本情報
| 著者 | 逢矢沙希 |
|---|---|
| 発売日 | 2022/05/01 |
| ページ数 | 285ページ |
| 評価 | 4.2 |
| スコア | 83 |
口コミ
- 悪意ある噂を立てられても背筋を伸ばして毅然と立つ、賢く正義感の強いヒロインが魅力的だという声が多くありました。
- 噂をうのみにせず彼女を信じて支える公爵が誠実で頼もしく、二人の会話も楽しいと評判です。胃もたれしない甘さで、犯人たちにしっかり罰が下る結末もすっきりしたという意見があります。
- 王太子の扱いや悪評の広まり方など、設定や展開が作者の都合に寄りすぎているように感じたという声がありました。
- 事件解決の策略が物足りず、溺愛というほどの甘さは感じなかった、挿絵のヒロインが作中の印象と違うという意見もあります。
訳あり・策士の公爵:秘密と事件が絡む恋
濡れ衣を着せられまして 見捨てられた令嬢と深紅の公爵 (東万里央)
ポイント 冤罪に苦しむ令嬢を救った公爵。陰謀と事件の真相を追う
婚約者の家の家宝を盗んだという無実の罪を着せられ、婚約を破棄されて土地を追われた没落令嬢ジュスティーヌ。病弱な妹を抱えて名を偽り、王宮のお針子として働いていた四年後、またも窃盗事件の犯人に仕立てられそうになる。窮地を救ったのは国王の甥、深紅の瞳を持つシメオン公爵だった。ところが彼は、疑いが晴れるまで彼女を自分の屋敷で預かると言い出して……。陰謀と事件が絡み合う、逆境の令嬢のシンデレラ・ロマンスです。
基本情報
| 著者 | 東万里央 |
|---|---|
| 発売日 | 2019/12/30 |
| ページ数 | 287ページ |
| 評価 | 4.3 |
| スコア | 85 |
口コミ
- 不遇に負けず妹を守って生き抜くヒロインの気高さが好評です。しつこく言い寄る元婚約者を拳で殴り飛ばす場面はすっきりしたという声が多くありました。
- 恋のすれ違いだけでなく事件の謎解きや陰謀も楽しめ、最後まではらはらしながら一気に読めたと評判です。心理描写や情景描写が丁寧で、しっかりした小説として読めるという意見もあります。
- 『離縁されました。再婚しました。』と同じ世界の孫世代の物語で、前作の人物の名前が出てくるのがうれしいという声がありました。破天荒な王女ロザリーや、番外編の王子のその後も好評です。
- 序盤の元婚約者との話が長い、終盤は種明かしの説明が続いて読み疲れたという声が多くありました。
- 中盤の濃い場面が続きすぎて飛ばし読みした、すれ違いの解決があっさりしすぎという意見もあります。
嘘の花が見える地味令嬢はひっそり生きたいのに、嘘つき公爵の求婚が激しすぎる (藍井恵)
ポイント 嘘ばかりの公爵の言葉に、自分にだけは嘘の花が咲かない
伯爵令嬢リディには、人が嘘をつくと花が見えるという力があった。ある事情から社交界に出ず、農地の管理に打ち込んでいた彼女だったが、兄姉に迫られて渋々出たパーティーで、王弟の公爵ローランに気に入られてしまう。令嬢たちの憧れの的であるローランは、いつも女性に囲まれ、嘘の花をまき散らしている「嘘つき公爵」。ところが、リディを可愛いという彼の言葉には、嘘の花が現れなくて……。
基本情報
| 著者 | 藍井恵 |
|---|---|
| 発売日 | 2024/10/30 |
| ページ数 | 301ページ |
| 評価 | 4.2 |
| スコア | 83 |
口コミ
- 嘘をつくと現れる花が人によって違い、その花言葉がその人の人柄を表すという設定がユニークで素敵だと評判です。嘘がわかっても本音までわかるわけではない、という描き方に深みがあります。
- 真面目で堅実なヒロインと、軽そうに見えて幼い頃から一途に想い続けてきたヒーローのどちらも応援したくなります。幼い頃のエピソードも上手に生かされています。
- 王位をめぐる争いの決着があっさりしていて、クーデターの展開が唐突に感じたという声がありました。
- 関係が進むきっかけが強引に感じられた、という意見もあります。
推し活がしたい転生令嬢ですが最推しの公爵様に囲い込まれました! (猫屋ちゃき)
ポイント 推しの公爵に変装を見破った縁で、諜報の手伝いをすることに
過去の推しにそっくりな美貌の公爵ライナルトを目にして、前世の記憶を取り戻した侯爵令嬢ナディア。以来、彼を今世の推しとして眺め、同志と推し活を楽しむ日々を送っていた。ところがある日、街で変装していたライナルトを見破ってしまい、面白がった彼に諜報活動の手伝いをさせられることに。さらには求婚までされて、からかいながらも甘く迫ってくる推しに、ナディアは振り回されっぱなしで……。推し活令嬢と策士の公爵のラブコメディです。
基本情報
| 著者 | 猫屋ちゃき |
|---|---|
| 発売日 | 2023/04/03 |
| ページ数 | 289ページ |
| 評価 | 4.1 |
| スコア | 81 |
口コミ
- 同志との秘密の会合で盛り上がる推し活の様子が楽しく、推し活で身につけた特技で事件の糸口を見つけるヒロインがユニークだという声が多くありました。
- 女装もこなす腹黒なスパイの公爵という新鮮なヒーロー像が楽しめた、ヒーロー視点の回想で惹かれた理由がわかって納得したと評判です。
- 推しと恋の相手は別と割り切るヒロインと、好かれていると思っているヒーローのすれ違いが面白いという意見もあります。イラストが素敵だという声もありました。
- 二人が恋に落ちる過程があっさりしていて唐突に感じた、設定が多いわりに生かしきれていないという声が多くありました。
- ヒロインが自分から危険に飛び込んで二度もさらわれる展開や、推しを題材にした創作を本人に知られても続ける感覚に共感できなかったという意見もあります。
腹黒聖王様の花嫁は、ご辞退させていただきたく (小出みき)
ポイント 二つの顔を持つ聖公爵の秘密に、宮廷の陰謀が絡んでいく物語
民から深く崇められる聖公爵エンデュミオン。ところが彼には、ときおり「サリエル」という横暴な人格が現れるという秘密があった。その秘密を知ってしまったゾフィーは、口止めを兼ねて側仕えを命じられる。わがままだけれど憎めないサリエルに親しみを覚えていくゾフィー。やがて穏やかな聖公爵の姿こそが演技で、サリエルが彼の素顔だと気づいてしまい……。二つの顔を持つ聖王と影の薄い令嬢の恋を、宮廷の陰謀とともに描くラブコメ・ファンタジーです。
基本情報
| 著者 | 小出みき |
|---|---|
| 発売日 | 2019/02/01 |
| ページ数 | 287ページ |
| 評価 | 4.1 |
| スコア | 81 |
口コミ
- 周りから存在を忘れられてしまうほど影が薄いのに、おっとりして芯の強いヒロインが好評です。家族に愛されて大らかに育ったからこそ、ヒーローが惹かれるのに納得できたという声がありました。
- 仮面をかぶって生きるしかなかったヒーローにとって、ヒロインが心を休められる相手になっていく流れが良かったと評判です。聖人の顔と素顔を使い分けるギャップも楽しいという声が多くありました。
- 物語の背景がしっかり作り込まれ、読み終えると全部が収まるところに収まる満足感があるという意見があります。側近のジンなど脇役の存在感も印象的だと好評です。
- 悪役の追い込み方が甘く、終盤の伏線回収が駆け足でご都合主義に感じたという声がありました。
- 腹黒な聖王が策をめぐらせる話や、求婚から逃げる話を想像するとタイトルとの違いに戸惑うという意見もあります。
麗しの公爵様、拾いました。 (春日部こみと)
ポイント 森で助けた記憶喪失の男性の正体は、軍人公爵だった
父を亡くし、田舎の村のパン屋で働きながら暮らす牧師の娘クローディア。ある朝、森で倒れていた記憶喪失の男性を助け、共に暮らすうちに二人は惹かれ合い、結婚を約束する。ところが記憶を取り戻した彼の正体は軍人公爵アシュトンで、今度はクローディアと過ごした日々を忘れてしまっていた……。すれ違いの末に結ばれるまでを描く、胸キュンのシンデレラストーリーです。
基本情報
| 著者 | 春日部こみと |
|---|---|
| 発売日 | 2018/11/01 |
| ページ数 | 299ページ |
| 評価 | 4.0 |
| スコア | 80 |
口コミ
- 記憶が戻った後、堅物で女性に不器用な公爵が脳筋ぶりを発揮して空回りする姿が可愛く、笑えるという声が多くありました。
- 記憶が戻ればいなくなると知りながら想いを止められないヒロインの切なさが丁寧に描かれていると好評です。上司に遠慮なく突っ込む部下のジェイクも面白いと評判です。
- 展開が予想通りで意外性がない、身分差などの障害がほとんどなく盛り上がりに欠けるという声がありました。
- 盗賊団や兄の隠し子の件など、広げた話がほぼ解決されないまま終わるという意見もあります。
選ぶときのコツ
口コミを見ると、公爵ものはヒーローの魅力と同じくらい、ヒロインの芯の強さや賢さで評価が分かれます。
冷たいヒーローが変わっていく落差を楽しみたい方は「不器用」「本心がだだ漏れ」、安心して読みたい方は「嫌な人が出てこない」「幸せな気持ち」という感想がある作品を選ぶのがおすすめです。
人嫌い公爵は若き新妻に恋をする (春日部こみと)
ポイント 心を閉ざしていた人嫌い公爵が、健気な新妻に少しずつ絆されていく溺愛ロマンス
王太子との婚約を突然破棄された侯爵令嬢ミネルヴァ。政治的な事情と割り切った彼女に下された次の縁談の相手は、「人嫌い」と噂される王弟の公爵マルスでした。わずかな期間で結婚式を挙げることになり、貴族の務めとして粛々と受け入れるミネルヴァ。ところが、美貌の公爵は結婚したその日から彼女を惜しみなく愛し始めます。戸惑う彼女の胸には、かつて出会った「薔薇の妖精」の記憶がよみがえり……。婚約破棄から始まる溺愛ロマンスです。
基本情報
| 著者 | 春日部こみと |
|---|---|
| 発売日 | 2018/01/19 |
| ページ数 | 289ページ |
| 評価 | 4.2 |
| スコア | 83 |
口コミ
- 責任感が強く聡明で、完璧な淑女なのに実はお茶目なミネルヴァが魅力的だという声が多くありました。思い込みの激しさとのギャップや、自分を打ち明ける場面が最高だと好評です。
- 根っからの悪人が出てこず、終始穏やかに読める王道の物語だと評判です。コミカライズから原作を読んだ人も多く、漫画では描き切れなかったエピソードで疑問が解消したという感想もありました。
- イラストが美しく、二人の関係を可愛らしく彩っているという声がありました。
- 登場人物の名前の取り違えなど誤字が目立ち、校正してほしいという意見が多くありました。
- 展開が先まで読めてしまう、ヒーロー側の心情をもっと読みたかったという声もあります。
あわせて読みたい
王族がヒーローの物語は王子様・王太子ヒーロー特集、公爵との結婚が家の事情で決まる物語は政略結婚特集、契約結婚特集、身代わり花嫁特集にもまとめています。
