深月ハルカさんは、リンクスロマンスで作品を発表しているBL作家です。
口コミでは、細部まで作り込まれた世界観と、良質な童話を読んだような温かい読後感が評判です。
口コミから見える作風
緻密なファンタジーの世界
異種族の生態や国の成り立ち、精霊の仕組みなど、設定がとても凝っているのに説明くさくならず、物語に引き込まれるという声が多くあります。
同じ世界の別の時代を描いた作品もあります。
脇役と家族の物語
恋愛だけでなく、主従や家族の思い、国全体が力を合わせて困難に立ち向かう展開も丁寧に描かれます。
脇役が魅力的だという感想が目立ちます。
恋より冒険が濃いことも
政治や事件の比重が大きく、恋に落ちる過程がもう少し欲しかったという声もあります。
ファンタジーをじっくり読みたい人に向いた作風です。
おすすめの作品
孤独の鷹王と癒しの小鳥 (深月ハルカ)
ポイント 呪いを背負う孤独な王と小さな鳥族の、あたたかな物語
太陽の恵みを受けられない呪いをかけられた平原の国。王のウオルシュは国を守るため呪いをわが身に移し、昼は鷹の姿で水晶城にこもり、夜だけ人の姿に戻って政務をとっていた。ある朝、雪原で見つけた冬毛の小鳥を暖を取ろうと捕まえるが、それは人の姿も持つ鳥族のエナガだった。解放したはずのエナガは、翌日から乏しい木の実を届けに城へ通ってくるようになり……。孤独な王と小さな鳥族の、あたたかなファンタジーです。
基本情報
| 著者 | 深月ハルカ |
|---|---|
| 発売日 | 2019/08/30 |
| ページ数 | 253ページ |
| 評価 | 4.4 |
| スコア | 86 |
口コミ
- 孤独な王とエナガの心が少しずつ近づいていく過程が丁寧に描かれ、恋愛とファンタジーがうまく溶け合っていると好評です。良質な童話を読んだような読後感だという声もありました。
- 桃色の小鳥の姿のエナガが可愛らしく、そのイラストにやられたという声が多くありました。二段組みで読み応えがあり、国全体が力を合わせて呪いに立ち向かう展開も評判です。
- 後半の事件の解決や呪いの顛末があっさりしていて駆け足に感じたという意見がありました。炎の精霊が有名なアニメのキャラクターに似すぎているという声もあります。
花の妖精、恋と祝歌の鐘が鳴る (深月ハルカ)
ポイント 妖精の世界がわくわくする、伏線回収の見事なおとぎ話
ロディア国の王城にある薔薇の庭園。その奥の“薔薇城”に暮らす花の妖精の末王子ルキアは、次の薔薇王となる立場ながら臆病で、妖精の力も姉たちに及ばなかった。ある日、結界の外にある人間の城の庭へ出てしまい、怯えて手のひらほどの大きさに縮んでしまう。そんな彼を助けたのは、第一王子ノヴァリスと第二王子グランドで……。薔薇の妖精と人間の王子の恋を描く、おとぎ話のようなファンタジーBLです。
基本情報
| 著者 | 深月ハルカ |
|---|---|
| 発売日 | 2021/08/31 |
| ページ数 | 259ページ |
| 評価 | 4.5 |
| スコア | 85 |
口コミ
- 薔薇王と人間との誓約や人間には見えない妖精の世界など、わくわくするファンタジーが詰まっていて、おやゆび姫のような世界観が楽しいという声が多くありました。
- 兄弟王子のすれ違いや家族それぞれの思いが丁寧に描かれ、伏線がすべて回収されて読後がすっきりすると好評です。キューピッド役の猫たちや、サマミヤアカザのイラストも素敵と評判です。
- 大きさの設定に無理がある、二人が恋に落ちるまでの描写が物足りないという声がありました。
- 文中に♡などの記号が出てくるのが気になった、メイドの態度が不快だったという意見もあります。
花の名を持つ君と恋をする (深月ハルカ)
ポイント 凝った世界観と、主人公の成長が楽しめるファンタジー
花の種から生まれた異種族“フィオーレ”は、「西の街」で生きた宝石として珍重され、王や貴族に愛でられていた。なかでも最も美しいと称されるオルティシアは、感情を表に出すのが苦手で、街を訪れた「月の都」の最高執政官ジンを宴でうまくもてなせない。それでもジンの優しい人柄に惹かれ、彼が帰国したあとも想いを募らせていく。やがて使節団の一人として月の都へ向かうことになり、再会を喜ぶオルティシアだったが……。壮大な世界観で描かれるファンタジーです。
基本情報
| 著者 | 深月ハルカ |
|---|---|
| 発売日 | 2018/03/01 |
| ページ数 | 253ページ |
| 評価 | 4.5 |
| スコア | 83 |
口コミ
- フィオーレの生態や月の都の成り立ちなど、設定がとても凝っていて、世界観に引き込まれたという声が多くありました。
- 引っ込み思案だったオルティシアが、自分の意思で行動するうちにどんどんたくましくなっていく成長が楽しいと評判です。護衛のツィーンや海賊船の面々など、脇役が魅力的だという意見も多くありました。
- 二人が恋に落ちる過程が薄く、見た目以外のどこに惹かれたのかわかりにくいという意見が多くありました。
- オルティシアの無鉄砲な行動にいらいらした、恋愛の要素が少なくBLである必然性を感じなかったという声もあります。
はじめての一冊は
はじめてなら、口コミの多い『孤独の鷹王と癒しの小鳥』がおすすめです。
世界観に浸りたいなら『花の名を持つ君と恋をする』もどうぞ。
そのほかの掲載作品
読者の評価とレビュー件数をもとにしたスコアの順に並べています。
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