杉原理生のBL小説おすすめ|静かな再会愛から竜と錬金術の世界まで

杉原理生さんは、キャラ文庫や幻冬舎ルチル文庫、SHYノベルズで作品を発表しているBL作家です。

口コミでは、静かで透明感のある文章と、揺れる気持ちをじっくり追う心理描写、そして作り込まれた世界観のファンタジーが評判です。

もくじ

口コミから見える作風

しっとりした再会もの

長い時間をかけて遠回りしてきた二人が、ふたたび向き合う物語が多く書かれています。

じれったい展開でも、静かな文章がすっと染みてくるという声が多く見られます。

伏線を回収するファンタジー

竜と錬金術の世界や中華風の龍の国など、設定を作り込んだファンタジーも人気です。

謎が少しずつ明かされ、終盤で伏線がきれいにつながる構成が読み応えがあると評判です。

ただし恋愛要素は控えめという声もあります。

温かなラブコメも

ブラコンの兄が盛大に勘違いするラブコメのように、誰も不幸にならない、安心して読める作品もあります。

おすすめの作品

錬金術師と不肖の弟子 (杉原理生)

ポイント 竜と錬金術の世界で、謎と伏線が少しずつほどけていく

幼い頃の記憶を持たず、田舎で老錬金術師エレズに育てられたリクト。師匠の言いつけで王都へ出て、錬金術師アダルバートのもとへ弟子入りを願い出るものの、ギルドにも属さない変わり者の彼に「弟子は取らない」とすげなく断られてしまう。世間知らずの見習いが、自分の中に眠る力と過去の謎に向き合っていく……。竜と錬金術が息づく世界を舞台にした異世界ファンタジーです。

基本情報

著者杉原理生
発売日2016/05/01
ページ数345ページ
評価 4.5
スコア88
DMMブックス 初回購入90%OFFクーポン

口コミ

良い点
  • 竜や錬金術、竜との契約といった作り込まれた世界観と、ちりばめた伏線を終盤できれいに回収していく構成が読み応えがあると好評です。謎が少しずつ明かされるミステリーのような展開に一気に読んだという声が多くありました。
  • 丁寧な言葉づかいのリクトと、無愛想だが誠実なアダルバートの、どこかズレた掛け合いが面白いと評判です。竜のレナートやカトル、浮世離れしたエレズなど脇役も魅力的だという意見が目立ちます。
  • yocoのイラストが世界観に合っているという声があり、BLが苦手な人にも薦められるファンタジー小説として楽しめたという感想も見られました。
悪い点
  • 恋愛要素はかなり控えめで、BLとして読むと物足りないという意見が多くありました。電子版では挿絵が入っていないことを残念がる声もあります。
  • 序盤がゆったりしすぎていて、後半は設定の説明が続いて盛り上がりに欠けるという意見もありました。

親友の距離 (杉原理生)

ポイント 疎遠になった親友との再会。強がる七海の健気さに胸が痛む

取引先に美貌のゲイがいるという噂に興味をそそられ、その案件を引き継いだ会社員の塚原進一。ところが打ち合わせに現れたのは、かつての親友・一ノ瀬七海だった。学生時代に真剣な告白を受けながら、酔ったふりでうやむやにしてしまって以来、疎遠になっていた相手だ。気まずさを抱える進一をよそに、七海は再会を喜び、二人はふたたび「親友」として付き合い始めるが……。すれ違ってきた二人の再会愛を描くお話です。

基本情報

著者杉原理生
発売日2011/08/01
ページ数265ページ
評価 4.3
スコア84
DMMブックス 初回購入90%OFFクーポン

口コミ

良い点
  • 二人の心理描写がじっくり丁寧で、じれったい展開なのに静かな文章がすっと染みてくるという声が多くありました。
  • 好きすぎるあまり強がってしまう七海の健気さに胸が痛くなった、巻末の七海視点の短編で幸せを怖がる姿にまた泣けたと評判です。
  • 穂波ゆきねさんのイラストが作品の雰囲気にぴったりだと好評です。
悪い点
  • 七海の素っ気なく棘のある言動が面倒に感じ、最後まで共感しにくかったという意見があります。
  • 進一の鈍感さが傲慢に見えた、親友から恋人へ気持ちが変わる過程の説得力が弱いという声もありました。

華龍と月龍の皇子 (杉原理生)

ポイント 正体を隠す元皇子と、龍力を操る皇子の中華風ファンタジー

強大な神龍を身に宿し、日銭稼ぎに妖魔を狩る若き退魔師・天音。けれどその正体は、命を狙われ、隣国から逃れてきた皇子だった。身分は絶対に誰にも知られてはいけない――。ところがある日、妖魔が現れ、思わず力を解放してしまう。その現場を、国一番の龍力を誇る第二皇子・蒼月に目撃されて……。側仕えを命じられた元皇子と、大地の龍脈を操る皇子が運命を切り開く、中華風ファンタジーロマン。

基本情報

著者杉原理生
発売日2024/04/01
ページ数367ページ
評価 4.5
スコア87

口コミ

良い点
  • さまざまな人の思惑が複雑にからみ合い、最後まで目が離せないドラマチックな物語です。素直で、いつの間にか周りに好かれていく受けがかわいらしく描かれています。
  • すぐに結ばれるのではなく、ほどよくじらしてくれるのが魅力です。人と距離を置いてきた攻めが、受けに出会って執着する男に変わっていく過程が読みどころです。
  • 敵対する国の皇子同士でありながら、あからさまな敵や裏切り者は出てこない、ほっとできる優しいお話です。
悪い点
  • 恋愛の要素は少なめで、BLとしてのときめきを求める人には物足りないかもしれません。

はじめての一冊は

恋の心情をじっくり味わうなら『親友の距離』、物語の謎解きを楽しみたいなら『錬金術師と不肖の弟子』からどうぞ。

そのほかの掲載作品

読者の評価とレビュー件数をもとにしたスコアの順に並べています。

キャラ文庫の作品はキャラ文庫の案内にもまとめています。

この記事を書いた人

九条 紫苑BL・TL小説コンシェルジュ

良い点・気になる点は、読んだ方の感想をもとにまとめています。感想がまだ少ない作品は、無理に埋めずそのままにしています。

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