あめの帰るところ
人付き合いが苦手で、周りから変わり者と遠巻きにされている能登。そんな彼の言葉をまっすぐ受け止めてくれた恋人を、能登は「あめちゃん」と呼んで大切にしてきた。陽だまりのような日々はしかし、あめちゃんが留学先で事故に遭ったことで一変する。目の前に現れた恋人は、能登と過ごした時間をすべて失っていた。同じ顔、同じ声なのに、もう「あめちゃん」ではない彼の幸せを願い、能登は身を引こうとするが……。記憶を失った恋人との再生を描く、切ない恋の物語です。
基本情報
| 著者 | 朝丘戻。 |
|---|---|
| 発売日 | 2010/09/01 |
| ページ数 | 291ページ |
| 評価 | 4.4 |
| スコア | 85 |
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口コミ
良い点
- 朝丘戻。先生の文章が繊細で言葉選びが美しく、切なさが胸に迫ると評判です。記憶を失った恋人のために苦悩する能登の後半に涙が止まらなかったという声が多くありました。
- 前半の穏やかな章が後半の悲しみをいっそう際立たせる二部構成が見事だという意見があります。恋人を「あめちゃん」でも記憶を失った後の彼でもなく一人の人として受け入れる結末に感動したという声も目立ちます。
- 能登の周りの女性たちもまっすぐで魅力的だと好評です。
悪い点
- 能登の浮世離れした言動や詩的なせりふ回しになじめず、感情移入しにくかったという声がありました。
- 前半で二人が惹かれ合う過程が急で説明が足りない、後半の展開が都合よく感じたという意見もあります。
