白ヶ音雪さんは、ガブリエラブックスやソーニャ文庫、ヴァニラ文庫、ジュエル文庫などで作品を発表しているTL作家です。
口コミでは、登場人物の細やかな心理描写と、シリアスとコミカルの配分の良さが評判です。
口コミから見える作風
不器用なヒーローの本心
冷酷と恐れられる皇帝や仮面の公爵が、実はヒロインに夢中、という作品が多く、ヒーロー側の視点で語られる想いが好評です。
心の声が可愛いと笑ったという声もあります。
芯の強いヒロイン
家族に疎まれて育っても健気さを失わないヒロインや、一族を守ってきた凛々しい長など、自分の足で立つヒロインが魅力です。
中華風から仄暗い物語まで
華やかな後宮ものや中華風ファンタジーのほか、ソーニャ文庫ではダークで退廃的な執着愛も書いています。
作品ごとに雰囲気が大きく違うので、好みで選べます。
おすすめの作品
仮面公爵と偽りの花嫁 身代わりから始まる溺愛新婚ライフ (白ヶ音雪)
ポイント 家族に疎まれた姉と仮面の公爵。読みやすい身代わり婚もの
双子の姉として生まれ、「悪魔の子」と家族から疎まれて育ったアイリス。ある日、彼女は双子の妹の身代わりとして、仮面をつけた公爵ルーカスのもとへ嫁ぐよう命じられる。恐ろしいと噂される彼だったが、仮面の下は驚くほど美しく、アイリスを宝物のように大切にしてくれた。ところが偽りの花嫁であることを隠したままの日々に、事情を知った妹が再び入れ替わりをたくらんで……。身代わり婚から始まるロマンスです。
基本情報
| 著者 | 白ヶ音雪 |
|---|---|
| 発売日 | 2020/05/30 |
| ページ数 | 284ページ |
| 評価 | 4.1 |
| スコア | 81 |
口コミ
- 家族に虐げられてきたヒロインと、自分の顔に深い傷を抱える不器用なヒーローが、互いの支えになっていく過程が丁寧に描かれていると好評です。シリアスとコミカルの配分がよく、読みやすいという声が多くありました。
- 以前から本を通じて手紙を交わしていた二人のつながりや、ヒーロー側の視点で語られる想いがよかったと評判です。悪役がはっきりしていてハラハラしすぎずに読め、挿絵も美しいという意見もあります。
- かなり終盤まで妹の名前で呼ばれ続けるため、身代わりのもどかしさが長いと感じたという声がありました。
- ヒロインを虐げた妹や両親の結末がはっきり書かれていないのが惜しいという意見もあります。
五龍国戀夜 (白ヶ音雪)
ポイント 女嫌いの龍の皇帝と誇り高い族長。美しい文章の中華風ファンタジー
龍の血を色濃く受け継ぐ皇帝・雷零は、過去のある出来事から大の女嫌い。后を迎えることが決まった彼の閨の指南役に選ばれたのは、氷雪族の族長・氷咲だった。長として、戦士として誇りを持って生きてきた彼女は、女らしさとは縁遠い自分がなぜと戸惑うが、つつましく暮らす民への支援と引き換えに役目を引き受ける。華やかに着飾って皇帝と対面した氷咲を待っていたのは……。龍族が暮らす世界を舞台にした中華風ファンタジー・ロマンスです。
基本情報
| 著者 | 白ヶ音雪 |
|---|---|
| 発売日 | 2023/10/05 |
| ページ数 | 288ページ |
| 評価 | 4.4 |
| スコア | 86 |
口コミ
- 長として一族を守ってきた凛々しくさっぱりしたヒロインが魅力的で、彼女に翻弄される不器用で一途な皇帝とのやりとりが楽しいという声が多くありました。
- 期限つきの関係ゆえのすれ違いと切なさが、美しい文章で描かれていて良かったと評判です。硬派な中華風の世界観を楽しめたという意見もあります。
- 津寺里可子の表紙と挿絵がとても美しく、物語の雰囲気に合っていると好評です。太保など脇役のスピンオフを読みたいという声もありました。
- レーベルの持ち味である仄暗さはほとんどなく、ソーニャ文庫らしくないという声が多くありました。
- 以前の版を読んでいた読者からは、脇役二人のくだりが大きく変わっていて残念だったという意見もあります。
愛執の鳥籠 (白ヶ音雪)
ポイント 護衛騎士の執着が最後まで貫かれる、余韻の残るダークな物語
王配である父の不貞によって生まれ、黒髪と赤い瞳のせいで「ばけもの」と蔑まれてきた第二王女シルフィア。離宮でひっそりと暮らす彼女の心の支えは、ずっとそばに仕えてきた護衛騎士オルテウスだけだった。ところが自分の輿入れが決まったことを境に、穏やかな日々は少しずつ狂いはじめ、ついには女王暗殺の共謀を疑われて投獄されてしまう。救い出してくれたはずのオルテウスの本当の顔とは……。仮面の元護衛騎士と王女の、逃げ場のない執着愛を描く物語です。
基本情報
| 著者 | 白ヶ音雪 |
|---|---|
| 発売日 | 2023/02/01 |
| ページ数 | 284ページ |
| 評価 | 4.0 |
| スコア | 80 |
口コミ
- ヒロイン以外のすべてに容赦しないオルテウスの執着が最後まで一貫していて、レーベル初期を思わせるダークで退廃的な物語だと好評です。重苦しいのに不快感がなく引き込まれたという声が多くありました。
- 裏の裏まで明かされていく構成と、余韻を残す終章が高く評価されています。為政者としてしたたかな女王の存在感や、二人の息子の行く末を想像させる結末が良かったという意見もあります。
- 文章が繊細で、登場人物それぞれに役割と厚みがあるため物語に説得力があるという声がありました。
- 動物を手にかけたり、我が子をヒロインから遠ざけたりするヒーローの行いに気分が悪くなったという声があり、残酷な表現が苦手な人は注意が必要です。
- イラストが好みに合わなかった、男爵など一部の人物の掘り下げが薄いという意見もあります。
はじめての一冊は
甘い話が読みたいなら『仮面公爵と偽りの花嫁』、重い物語を味わいたいなら『愛執の鳥籠』がおすすめです。
そのほかの掲載作品
読者の評価とレビュー件数をもとにしたスコアの順に並べています。
中華風の作品は中華ファンタジー特集にまとめています。
