栢野すばるのTL小説おすすめ|世話焼きの国王から歪んだ貴公子まで

栢野すばるさんは、ソーニャ文庫やエタニティ文庫で作品を発表しているTL作家です。

虐げられてきたヒロインが、ヒーローとの出会いで変わっていく物語が多く、口コミでは「ヒロインの過去はつらいけれど、そこを越えると二人のやりとりが可愛い」という声がよく見られます。

もくじ

口コミから見える作風

つらい過去から始まる物語

ヒロインが家族から虐げられてきた、という重い設定が多く、序盤は読むのがつらいと感じる人もいます。

そのぶん、救われていく後半のカタルシスが大きい作品です。

ヒーローの二面性

理性的な策士なのにヒロインの前では世話焼きになる国王や、ヒロインのためなら何でもする歪んだ貴公子など、ヒロインにだけ見せる顔を持つヒーローが魅力です。

おすすめの作品

人は獣の恋を知る (栢野すばる)

ポイント 身代わりの花嫁と、世話焼きの国王。『人は獣の恋を知らない』のスピンオフ

若き国王アンドレアスは、異国の王女と政略結婚することに。ところが輿入れの直前に王女は姿を消し、身代わりの娘リーラがよこされる。無垢で無防備な彼女に庇護欲をかき立てられ、つい世話を焼いてしまうアンドレアス。腹の探り合いをしなくていいリーラとの暮らしは、彼に安らぎを与えていた。だがある日、王女発見の知らせが入る。国へ戻ろうとするリーラに、アンドレアスは国王の仮面を脱ぎ捨てて――。『人は獣の恋を知らない』のスピンオフです。

基本情報

著者栢野すばる
発売日2021/09/01
ページ数348ページ
評価 4.4
スコア87

口コミ

良い点
  • 理性的な策士なのに、ヒロインの前では世話焼きのオカンになってしまう国王が魅力的だという声がとても多くありました。
  • リーラの正体や謎の少○の声などミステリー要素もあり、最後まで飽きないと評判です。前作を読んでいなくても楽しめます。
悪い点
  • ヒロインの過去の虐待がかなり壮絶なので、苦手な方は注意が必要です。
  • 黒幕である女王があっさり折れて、終盤は駆け足だという声もありました。

財界貴公子と身代わりシンデレラ (栢野すばる)

ポイント 昭和を舞台に、健気で好奇心旺盛なヒロインが御曹司と契約結婚

時は昭和五十一年。幼くして両親を亡くし、没落した叔母の家で家政婦のように扱われてきたゆり子は、姉妹同然に育った亡き従姉の身代わりとして、斎川グループの御曹司・孝夫と政略結婚をすることに。事業のための一時的な結婚で、愛はないと割り切って始めた夫婦生活。けれど孝夫はとても優しく、予想外に大切に扱われて、ゆり子は戸惑いながらも彼に惹かれていく。『敏腕CEOと秘密のシンデレラ』のヒーローの父母が主役の、じれったくてキュンとするノスタルジックな純愛譚。文庫だけの書き下ろし番外編も収録。

基本情報

著者栢野すばる
発売日2024/05/01
ページ数359ページ
評価 4.2
スコア80
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口コミ

良い点
  • つらい生い立ちでも前向きに、まじめに頑張るゆり子が健気で、ちょっと変わっているところも本当に可愛い。好奇心旺盛で、気になることを何でもメモしてしまう姿に、契約妻なのに本気で惹かれていく孝夫の気持ちがよくわかります。
  • 何度読んでも泣いてしまう作品です。亡くなった従姉の小夜さんの強さと優しさ、そして全てを捨ててでもゆり子のそばにいることを選ぶ孝夫の決断に、胸を打たれました。
  • 昭和五十年代という時代設定が絶妙で、二人の関係が初々しく、爽やかな溺愛ものとして楽しめました。スピンオフですが、元の作品を読んでいなくても十分に満足できます。
悪い点
  • 序盤は伯母からの虐待や従姉の切ない運命が続き、重苦しくて読み進めるのがつらかったです。そこを越えると、二人の可愛いやり取りにほっとできます。
  • エロは少なめなので、甘い場面をたっぷり読みたい人には物足りないかもしれません。

貴公子の贄姫 (栢野すばる)

ポイント ヒロインを虐げる者を排除していく、歪んだ愛の物語。これぞソーニャと評判

亡き母が平民だったため、王女でありながら父や乳母から虐げられて育ったブランシュ。そんな中、乳母の息子で侯爵家の嫡男アルマンだけは、いつも彼女を助けてくれていた。優しい彼に恋心を抱くブランシュだったが、乳母が火事で亡くなった直後、アルマンは母の死を悼む様子もなく、突然口づけてきて……!? 真意がわからず混乱するブランシュを、アルマンはさらに深みへと引き込もうとする。壊れた貴公子と薄幸の王女の、凶悪な純愛。

基本情報

著者栢野すばる
発売日2021/05/01
ページ数334ページ
評価 4.3
スコア85

口コミ

良い点
  • ヒロインを虐げる者を「毒虫」と呼んで排除していくヒーローの歪んだ愛と、それを受け入れて強かに変わっていくヒロインが、これぞソーニャ文庫だと評判です。
  • 周りがあまりに歪んでいるため、壊れているはずの二人がかえって純粋に見えてくるという感想が印象的でした。挿絵も世界観にぴったりです。
悪い点
  • 序盤はヒロインへの虐待や周囲のひどさが続き、読むのがつらいという声が多くありました。
  • 展開や犯人が予想どおりでありきたりだという意見もあります。

はじめての一冊は

甘さも楽しみたいなら『人は獣の恋を知る』、ソーニャ文庫らしい重さを味わいたいなら『貴公子の贄姫』がおすすめです。

そのほかの掲載作品

読者の評価とレビュー件数をもとにしたスコアの順に並べています。

ソーニャ文庫の読み方はソーニャ文庫とは?にまとめています。

この記事を書いた人

九条 紫苑BL・TL小説コンシェルジュ

良い点・気になる点は、読んだ方の感想をもとにまとめています。感想がまだ少ない作品は、無理に埋めずそのままにしています。

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