藤森ちひろさんは、ガッシュ文庫やビーボーイノベルズ、クロスノベルスなどで作品を発表しているBL作家です。
口コミでは、言葉選びが雰囲気を盛り上げる読みやすい文章と、不器用ながら一途な攻めがよく挙げられています。
口コミから見える作風
囚われから始まる恋
敵国の皇帝に捕らえられる、弱みを握られて協力を迫られるなど、思いどおりにならない関係から物語が動き出す作品が目立ちます。
反発しながら少しずつ惹かれていく王道の流れが好きな人に合う、という声が多く見られます。
舞台と仕事の描きこみ
中華風の後宮、警視庁の監察官とSP、ロンドンやヴェネツィアの美術の世界など、舞台がしっかり作られています。
事件の筋立てや美術品にまつわる場面も楽しめると評判です。
おすすめの作品
後宮秘夜 覇帝と双花の寵妃 (藤森ちひろ)
ポイント 滅ぼされた国の皇子が敵国の後宮へ。中華風の身代わりもの
中原の華国の皇子・李雪霞は、見目麗しく控えめな青年だが、誰にも言えない秘密を抱えていた。男女両方の性を持つ体であること、そして次の女帝となるはずだった亡き姉の身代わりを務めていること。やがて華国は隣国・耀の大軍に攻め滅ぼされ、皇女として逃れた雪霞は、耀の皇帝・劉貴奨に捕らえられて後宮へ入れられる。男だと知られれば命はない――そう怯える雪霞に、皇帝から召しがかかり……。中華風の後宮を舞台にした作品です。
基本情報
| 著者 | 藤森ちひろ |
|---|---|
| 発売日 | 2017/12/01 |
| ページ数 | 286ページ |
| 評価 | 4.2 |
| スコア | 81 |
口コミ
- 敵国の皇帝に囚われ、憎しみから少しずつ惹かれていく王道の展開が好きな人にはたまらない、世界観も設定もツボだったという声が多くありました。
- 不器用で気持ちを言葉にできない皇帝の一目惚れと一途な溺愛が好評です。言葉選びが雰囲気を盛り上げ、読みやすい文章で誤字もないと評判です。
- 後宮での妃同士の争いや政争も描かれ読み応えがある、あとがきで明かされた御史大夫と宦官の裏設定が気になるという意見もあります。
- BLらしさをあまり感じず、女性向けの恋愛小説を読んでいるようだった、挿絵も女性にしか見えないという声がありました。
- 国を滅ぼした相手にあっさり心を許してしまう心の動きが弱い、同じ作者の別作品と似た場面があるという意見もあります。
秘匿捜査 蜜約の鎖 (藤森ちひろ)
ポイント 監察官とSPが政治家の不審な死を探る、大人の警察もの
警視庁の監察官・羽鳥は、同じ警視庁のSP・小田切に弱みを握られていました。ある若手政治家の不審な死をきっかけに、羽鳥は小田切の監察を命じられますが、怪しい動きはつかめず、逆に監察していることを本人に知られてしまいます。それを知った小田切は、羽鳥を脅して事件の真相を探る協力を迫ってきて……。複雑に絡み合う事件と、二人の危うい駆け引きを描く大人の警察ラブストーリーです。
基本情報
| 著者 | 藤森ちひろ |
|---|---|
| 発売日 | 2014/02/01 |
| ページ数 | 254ページ |
| 評価 | 4.7 |
| スコア | 82 |
口コミ
- 事件の筋立てがしっかりしていて、仕事の部分も楽しめるという声が多くありました。官能的な場面も含め、ストーリーとキャラクターの魅力がそろっていると評判です。
- 飄々としながら抜け目のない小田切の丁寧語と、恋に不慣れで少し天然な羽鳥の組み合わせが好評です。表紙のイラストがきれいだという意見もあります。
- 小田切がいつ、どうして羽鳥を好きになったのかがわかりにくいという声が多くありました。
- 恋人になったあとの甘い二人をもっと読みたかったという意見もあります。
愛、ふたたび (藤森ちひろ)
ポイント ヴェネツィアと美術の世界を舞台に、誤解を越えていく再会愛
美術館で学芸員として働く櫂は、かつてある事情から手ひどく別れを告げた恋人レンツィオと思いがけず再会する。いまや名門財閥の当主となった彼の、絵画にまつわる仕事を手伝うことになった櫂。昔と変わらない態度に安堵したのも束の間、レンツィオは裏切りへの怒りをあらわにし、強引な取り決めで櫂をそばに縛りつけて……。誤解とすれ違いを越えて想いを取り戻していく、ヴェネツィアを舞台にした再会愛のBL小説です。
基本情報
| 著者 | 藤森ちひろ |
|---|---|
| 発売日 | 2014/03/01 |
| ページ数 | 225ページ |
| 評価 | 3.9 |
| スコア | 79 |
口コミ
- 復讐をうたいながら中身は一途な純愛で、王道の再会ものとして安心して楽しめたという声が多くありました。十年たっても互いを忘れられなかった二人の想いの深さに胸を打たれたと評判です。
- ロンドンやヴェネツィアの舞台、オークションの場面など美術にまつわる描写が面白く、家族への打ち明けまで丁寧に描かれていたという意見もあります。
- 笠井あゆみのイラストが美しく、表紙に惹かれて手に取ったという感想が多くありました。
- 母親や当て馬、誤解の解け方まで全体にあっさりしていて、もう少しジリジリさせる展開がほしかったという声が多くありました。
- キャラクターの描き込みが薄く、復讐ものとしての緊張感は物足りないという意見もあります。
はじめての一冊は
王道の囚われものを味わうなら『後宮秘夜 覇帝と双花の寵妃』、事件ものが好きなら『秘匿捜査 蜜約の鎖』から読むのがおすすめです。
そのほかの掲載作品
読者の評価とレビュー件数をもとにしたスコアの順に並べています。
後宮を舞台にした作品は中華・後宮・宮廷もの特集、職業ものはお仕事BL特集にもまとめています。
