酷いくらいに
料理人見習いの広見は、兄の恋人だった秋をひそかに想い続けている。事故で家族と足の自由を失いながらも、車椅子で翻訳の仕事をしながら静かに暮らす秋。何をしても敵わない兄への引け目を抱えつつ、愛犬コーデリアとともに秋のそばに通う広見だったが、兄が秋に復縁を迫ったことで、二人の関係が動きはじめて……。攻め視点の本編と、受け視点の書き下ろしで描く切ない恋の物語です。
基本情報
| 著者 | 高遠琉加 |
|---|---|
| 発売日 | 2011/01/01 |
| ページ数 | 287ページ |
| 評価 | 4.0 |
| スコア | 80 |
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口コミ
良い点
- 心理描写が丁寧で文章が美しく、儚く見える秋が胸の内に強い感情を抱えていることが伝わる場面に胸を打たれたという声が多くありました。
- 本編と書き下ろしで視点が入れ替わり、時系列を行き来する構成で互いの思い違いが見えてくるのが面白いと評判です。作者の別作品のレストランのシェフたちが顔を出すのを喜ぶ感想も目立ちました。
- 繊細なイラストが作品の雰囲気にぴったりだという声もありました。
悪い点
- 後半の、心を病んだ女の子をめぐるエピソードは要らなかったという声がありました。
- 兄・犬・フランス行きなどの要素が入り混じってまとまりに欠ける、兄が悪者にされすぎて気の毒という意見もあります。
