天才画家になりそこなった友へ
画家になる夢をあきらめ、デザイナーとして働いて十年。鬱屈した思いを抱えながら、誰にも見せない絵を趣味で描いている直樹。そんなとき、美大の同窓会で、かつての友人・麻人と再会する。ニューヨークで活躍する天才画家は、十年も音信不通だったくせに「おまえの絵は特別なんだ」と、なぜか二人展に誘ってきて……。くすぶり続けた画家への未練が、再び情熱に火を灯す。才能に焦がれ、求め合う二人の再生の物語。
基本情報
| 著者 | 七緒夕日 |
|---|---|
| 発売日 | 2024/11/01 |
| ページ数 | 327ページ |
| 評価 | 4.4 |
| スコア | 83 |
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口コミ
良い点
- 才能への嫉妬や羨望、あきらめきれない夢への葛藤が細やかに描かれ、主人公に感情移入できたという声が多くありました。作中の絵が目に浮かぶような描写も見事です。
- 最後まで明かされない麻人の本心と、終盤の驚きの展開に引き込まれます。友であり、ライバルであり、恋人でもある二人の関係が胸を打ちます。
悪い点
- 30代の主人公にしては言動が大学生の頃と変わらず、幼く感じたという声がありました。攻めの思考についていけなかったという意見もあります。
