楠田雅紀さんは、キャラ文庫で作品を発表しているBL作家です。
謎や事件を軸にした物語が多く、口コミでは「後半で一気に真相が明かされる展開に夢中になった」「読み返したくなる」という声がよく見られます。
口コミから見える作風
ミステリーの読み応え
孤島のリゾートで起きる殺人や、投稿サイトの書き手と瓜二つのベストセラー作家の謎など、謎解きの比重が大きく、序盤の違和感が終盤で腑に落ちる仕掛けが好評です。
そのぶん恋愛の要素は少なめだという声が多くありました。
心を閉ざした人が変わっていく
心を閉ざしていた主人公に相手が光を灯していく流れや、感情をうまく持てなかった人物が一人の相手といるときだけ人間らしくなっていく姿に、心を打たれたという感想が見られます。
重さや結末は好みが分かれる
過去の痛ましい事件や、犯罪まがいの執着、すっきりしない結末もあり、読むのがつらかった、釈然としないという声もあります。
気になる人は作品ページの口コミを確かめてください。
おすすめの作品
海辺のリゾートで殺人を (楠田雅紀)
ポイント 無人島のリゾートツアーで起きた溺死事件。読み返したくなる仕掛け
無人島の豪華リゾートホテルで過ごす夢のバカンス。そんな体験ツアーの抽選に当たった会社員の瑞樹は、一人参加の心細さのなか、同行取材のフリーライター阿久津に声をかけられる。人懐っこい阿久津とは対照的に、ほかの参加者は元官僚や大手銀行の子息など横柄なセレブばかり。うんざりしながら島で過ごして二日目、ツアー客の一人がプールで溺死し、殺人の疑いが浮上して……。孤島を舞台にしたミステリー仕立てのボーイズラブです。
基本情報
| 著者 | 楠田雅紀 |
|---|---|
| 発売日 | 2020/05/01 |
| ページ数 | 325ページ |
| 評価 | 4.4 |
| スコア | 85 |
口コミ
- ミステリーの比重が大きく、後半から一気に真相が明かされる展開に夢中になったという声が多くありました。読み終えるともう一度最初から読み返したくなると評判です。
- 序盤に感じた主人公の態度への違和感が終盤で腑に落ちる仕掛けが好評です。支配人の花井を含め、登場人物がみなくっきりと描き分けられているという感想もあります。
- 心を閉ざしていた瑞樹に阿久津が光を灯していく流れが切なく、書き下ろしで阿久津の想いを知ってさらに良かったという声がありました。
- 恋愛の要素がかなり少なく、BLとしては物足りないという意見が多くありました。
- 犯人が早い段階で読めてしまう、罪が償われない結末にもやもやした、嫌な人物ばかりで読むのがつらかったという声もあります。
恋人は、一人のはずですが。 (楠田雅紀)
ポイント 才能ある書き手と瓜二つのベストセラー作家。謎解きと切なさの物語
文芸誌の編集者・森藤東護は、小説投稿サイトで類いまれな才能を持つ書き手・マサトを見つける。心温まる作風とは裏腹に、横柄な態度で書く気はないと言い放つ彼を、東護はなんとか口説き落とした。ところがその直後、大ベストセラー作家・柳瀬優から担当編集に指名される。訪ねてみると、その顔はマサトと瓜二つで……。謎解きの面白さと切なさが交差するラブストーリーです。
基本情報
| 著者 | 楠田雅紀 |
|---|---|
| 発売日 | 2018/07/01 |
| ページ数 | 247ページ |
| 評価 | 4.1 |
| スコア | 81 |
口コミ
- 前半は謎解きのように引き込まれ、後半は心の機微をじっくり味わえたという声が多くありました。タイトルから想像するより読み応えがあると評判です。
- 文章がしっかりしていて、ぶれない受けや健気なマサトが好評です。麻々原絵里依さんのイラストがイメージにぴったりだという意見もあります。
- 結末をハッピーエンドと受け取れず、もう一人の人物の立場を思うと釈然としないという声が多くありました。
- 早い段階で仕掛けが読めてしまった、終盤が尻すぼみだったという意見もあります。
恋するヒマもない警察学校24時!! (楠田雅紀)
ポイント 警察学校で十年ぶりに再会した幼なじみと、過去の事件の真相
柔剣道に逮捕術と、訓練漬けの日々が続く厳格な警察学校。憧れを胸に入学した朝陽は、そこで十年ぶりに幼なじみの尊と再会する。成績トップの総代となった尊は、なぜか朝陽にだけ辛辣。実は二人は十年前、同級生の失踪事件をきっかけに喧嘩別れしていて……。警察学校を舞台にした、再会の物語です。
基本情報
| 著者 | 楠田雅紀 |
|---|---|
| 発売日 | 2021/10/01 |
| ページ数 | 325ページ |
| 評価 | 4.4 |
| スコア | 84 |
口コミ
- 正反対の理由で警察官を目指した二人の対立と成長、仲間との絆、過去の事件の真相に迫る展開に読み応えがあるという声が多くありました。
- 他人に厳しい尊が、気持ちを自覚した途端に甘くなるギャップが好評です。麻々原絵里依さんの制服姿のイラストも評判です。
- 恋愛要素は少なめで、BLでなくても成立する話だと感じたという声がありました。
- 過去の事件が痛ましく、読んでいてつらかったという意見もあります。
俺の許可なく恋するな (楠田雅紀)
ポイント 異様な執着が怖くて縁を切った幼なじみと、法廷で再会する
「いじめっ子から守ってくれた貴方は、わたしのヒーローです!」――同窓会で再会した幼なじみの恒星から、熱い告白を受けた広夢。ところが連絡先を教えたとたん、恒星は近所に越してきて、見張るように電話をかけてくるようになる。その異様な執着が怖くなった広夢は一方的に縁を切るが、数年後、自分と同じ弁護士になった恒星と法廷で再会して……。ストーカーまがいの執着と、その奥にある純粋さを描く執着愛のサスペンスです。
基本情報
| 著者 | 楠田雅紀 |
|---|---|
| 発売日 | 2017/11/01 |
| ページ数 | 295ページ |
| 評価 | 4.4 |
| スコア | 82 |
口コミ
- 家庭環境から感情をうまく持てなかった恒星が、広夢といるときだけ人間らしくなっていく姿に心を打たれたという声が多くありました。やっていることは怖いのに、あまりの一途さに憎めないと評判です。
- 理詰めで追い詰めていく展開がサスペンスのようにハラハラさせられ、一気読みしたという意見がありました。冒頭と結末の恒星視点で、色のない世界が色づいていく対比も好評です。
- 最後に恒星を受け止める広夢の懐の深さが男前だという声もありました。
- 恒星の行動ははっきり犯罪で、軽い題名から想像した内容とかけ離れていて気味が悪かった、なぜ広夢が許せるのかわからないという意見が多くありました。
はじめての一冊は
はじめてなら、口コミの多い『海辺のリゾートで殺人を』からどうぞ。
恋愛は控えめですが、後半に真相が明かされる展開を一気に楽しめます。
そのほかの掲載作品
読者の評価とレビュー件数をもとにしたスコアの順に並べています。
謎解きと恋を一緒に楽しめる作品はミステリーBL特集、警察官や弁護士が登場する物語は警察官・弁護士・SP特集にもまとめています。
