孤独なゴブリンは王子の愛から逃れたい
魔王が勇者に倒されてから三十年。魔物と人間のあいだに生まれたリュイは、いまだ魔物を嫌う人間からも魔物からも受け入れられず、森の奥深くでひっそりと暮らしていた。そこへ怪我をした騎士レオンが現れる。一時的に視力を失っていた彼は、リュイが半分魔物だと気づかない。命を狙われているというレオンをかくまうことにしたリュイ。毎朝あいさつを交わし、一緒に食卓を囲み、「また明日」と言えば同じ言葉が返ってくる――ただそれだけのことが、こんなにも幸せだなんて。正体を知られなければいいのに、と願うリュイだったが……。
基本情報
| 著者 | 櫛野ゆい |
|---|---|
| 発売日 | 2024/01/17 |
| ページ数 | 287ページ |
| 評価 | 4.4 |
| スコア | 84 |
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口コミ
良い点
- 目が見えないからこそ、外見ではなく心に惹かれていく二人の恋がロマンチックです。正体を明かせずに身を引こうとする受けのいじらしさに、胸が締めつけられます。
- 登場人物のほとんどが善人で、優しさが優しさを呼ぶ温かいお話です。悪役はわかりやすく懲らしめられ、読後感はすっきりしています。
- 攻めの姉である王女が頼もしく、ここぞという場面で力を貸してくれるのが素敵です。挿絵も美しいと評判でした。
悪い点
- 後半は展開が速く、都合よく進みすぎて感情移入しにくかったという声がありました。
- いい人ばかりなので、かえってキャラクターに思い入れを抱けなかったという意見もあります。二人の甘い場面はやや短めです。
