谷崎泉のBL小説おすすめ|骨太の刑事ものから食卓の物語まで

谷崎泉さんは、リンクスロマンスやキャラ文庫、シャレード文庫、ガッシュ文庫で作品を発表しているBL作家です。

口コミでは、作り込まれた設定と、甘い言葉を交わさないのに互いを手放さない二人の関係が評判です。

もくじ

口コミから見える作風

作り込まれた物語の骨組み

現在の事件と過去編を交互に描き、最後に一本の筋へまとめていく構成が得意です。

伏線の回収に引き込まれて一気に読んだ、という声が多く見られます。

言葉にしない想い

本音を口にしない者同士の距離感や、ふとした世話焼きの場面ににじむ深い想いが魅力です。

そのぶん説明が少なく、読者の解釈に任される部分もあります。

暮らしと仕事の手ざわり

旅行会社のクレーム担当や、売れないお笑い芸人など、仕事や日々の暮らしがしっかり描かれます。

料理の場面がおいしそうだという感想もよく見られます。

おすすめの作品

ファーストエッグ 1 (谷崎泉)

ポイント 現在と過去が並行して進む刑事もの。シリーズの入り口

捜査になると驚くほど鋭い勘を発揮する、警視庁捜査一課の刑事・佐竹。普段はやる気のない彼には、元暴力団幹部で今は高級料亭の主人である高御堂と、五年にわたって身体だけの関係を続けているという秘密があった。そんな佐竹のいる一風変わった五係に、元SATの生真面目な黒岩が配属されてきて……。現在の事件と二人の出会いを描く過去編が並行して進む、刑事ものの「ファーストエッグ」シリーズ第1巻です。

基本情報

著者谷崎泉
発売日2014/01/01
ページ数257ページ
評価 4.2
スコア81
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口コミ

良い点
  • 作り込まれた刑事ものとして読み応えがあり、元SATの黒岩の目を通して佐竹の能力の片鱗が見えてくる展開に引き込まれたという声が多くありました。
  • 甘さはないのに、互いに依存しているような佐竹と高御堂の謎めいた関係が魅力的だという意見があります。書き下ろしの出会い編が特に面白かったと評判です。
  • 料理や茶道をたしなむ高御堂の大人の魅力や、個性的な五係の刑事たちも好評です。
悪い点
  • 移動や風景の描写が冗長で、なかなか話が進まないという声がありました。
  • 恋愛よりも事件が中心で甘さ控えめなので、恋の物語を期待すると物足りないという意見もあります。

諸行無常というけれど (谷崎泉)

ポイント 海外のクーデターに巻き込まれる、トラブル続きのラブコメディ

旅行会社でクレーム処理を担当する朽木は、同窓会で再会した元同級生のエリート外交官・一之瀬に、酒の席での恥ずかしい癖を動画に撮られてしまいます。それをネタに振り回される日々が始まったかと思えば、今度は海外の内戦に巻き込まれた客を迎えに行くことになり、思わぬトラブルの渦中へ……。窓際同士の二人がクーデターの混乱をくぐり抜けるなかで、少しずつ関係を変えていきます。トラブル続きのラブコメディです。

基本情報

著者谷崎泉
発売日2012/07/01
ページ数267ページ
評価 4.2
スコア81
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口コミ

良い点
  • 紛争地帯からの脱出という特殊な状況への流れが自然で、話がどこへ転がるのかわからないワクワク感があったという声が多くありました。
  • 設定やキャラクターがしっかりしていて、流されやすい朽木と強引な一之瀬の掛け合いが楽しいと評判です。キスの場面が多いのが良かったという感想もあります。
悪い点
  • 何度も名前が出てくる同級生の東が登場しないまま終わるなど、話も恋愛も中途半端だという意見が多くありました。
  • 二人がはっきり両想いになる前に終わり、続編ありきの終わり方に感じたという声もあります。

魔法使いの食卓 (谷崎泉)

ポイント 料理の描写と家族の暮らしが温かい、シリーズ第1巻

とある田舎町で、働きながら二人の弟を育てている穂波家の長男・瞳。両親を亡くしてからは、仕事と家事に追われる毎日だった。そんな家の前に倒れていたのは、六年前「すぐに戻る」と言い残して姿を消した隣家の仁。無邪気に喜ぶ弟たちをよそに、瞳は素直に彼を迎えられない。さらに仁を追って謎の外国人まで押しかけてきて……。三兄弟の暮らしと食卓を温かく描く「魔法使い」シリーズの第1巻です。

基本情報

著者谷崎泉
発売日2011/12/01
ページ数271ページ
評価 4.4
スコア82
DMMブックス 初回購入90%OFFクーポン

口コミ

良い点
  • 瞳が手際よく作る食事の描写がおいしそうで、家族の暮らしがほっこりと温かく描かれているという声が多くありました。瞳の職場の人たちとの関係も温かみがあると評判です。
  • 瞳や弟たちにだけ優しく、追ってきたポールにはそっけない仁の一途さが好評です。気を張り続けてきた瞳が仁のそばで心をほどいていく流れに癒されたという感想もあります。
  • 陸裕千景子さんのイラストに惹かれて手に取ったという声もありました。
悪い点
  • 仁が何者で、なぜ六年も戻らなかったのかがほとんど明かされないまま終わり、投げっぱなしに感じたという声が多くありました。続き物だと知らずに読んで肩透かしだったという意見も目立ちます。
  • 料理の場面ばかりで話の起伏が少なく、だらだらと進む印象だったという声もあります。

はじめての一冊は

じっくり謎を追いたいなら『ファーストエッグ 1』から。

全巻を読むと伏線がつながると評判です。

軽く読みたいなら『諸行無常というけれど』がおすすめです。

そのほかの掲載作品

読者の評価とレビュー件数をもとにしたスコアの順に並べています。

警察ものが好きな方は刑事・弁護士もののBLもどうぞ。

この記事を書いた人

九条 紫苑BL・TL小説コンシェルジュ

良い点・気になる点は、読んだ方の感想をもとにまとめています。感想がまだ少ない作品は、無理に埋めずそのままにしています。

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