水月青さんは、ソーニャ文庫で作品を発表しているTL作家です。
口コミでは、明るいラブコメとして始まりながら、ヒーローの策士ぶりや執着がふと見えてくる構成と、前向きなヒロインのおかげで重くなりすぎない読みやすさが評判です。
口コミから見える作風
ラブコメの奥の仄暗さ
底抜けに前向きな王子や空回りする貴公子が、物語の終盤で策士の顔や仄暗い執着を見せるのが持ち味です。
その落差にぞくぞくした、という声が多く見られます。
レーベルの中では穏やか
歪んだ愛が売りのレーベルにしては、純愛として安心して読める作品が多いと評判です。
そのぶん、重さを期待すると物足りないという意見もあります。
脇役と謎解きの楽しさ
腹黒な王子や騎士団の仲間など、脇役の存在感がよく、記憶喪失や盗難事件などの謎が物語を引っぱる作品もあります。
おすすめの作品
君と初めて恋をする (水月青)
ポイント 完璧なのに恋を知らない残念貴族と、わけありの令嬢のすれ違い
容姿端麗、文武両道の“完璧人間”と評判の伯爵令息クラウス。だが彼には、女性経験が一度もないという誰にも言えない秘密があった。ある朝、泥酔から目覚めると、隣には男爵令嬢アイルの姿が。何があったのか思い出せない彼に、彼女は涼しい顔で「下手でした」と告げ、自分が練習相手になると言い出す……。恋を知らない純情貴族と、わけありの小悪魔令嬢のすれ違いを描くラブコメディです。
基本情報
| 著者 | 水月青 |
|---|---|
| 発売日 | 2013/08/01 |
| ページ数 | 298ページ |
| 評価 | 4.0 |
| スコア | 80 |
口コミ
- 格好をつけながらも空回りする、残念で愛すべきヒーローが好評です。前半はコメディ、後半はヒーローが執着を見せてほの暗くなる展開が読み応えあると評判です。
- 兄のために生きろと母親に言い聞かされて育ったアイルの空虚さが切なく、最後は泣けたという声もありました。脇役が魅力的だという意見もあります。
- 前半が平坦で退屈だった、ソーニャ文庫らしい重さを期待すると物足りないという意見が多くありました。
- 文章や心理描写が説明的で、物語に入り込めなかったという声もあります。
呪いの王女の幸せな結婚 (水月青)
ポイント 幸運の王子と呪いの王女。お伽話から謎解きへ進む構成が好評
身の回りで不幸が続くことから「呪いの王女」と呼ばれ、すっかり自信をなくしたリューディア。そんな彼女の嫁ぎ先は、生まれたときから幸運に恵まれた大国の「幸運の王子」アンブロシウスでした。「僕は絶対に不幸にならない」と言い切る彼の明るさと優しさに、少しずつ心をほどいていくリューディア。ところがある日、王子が落馬して怪我を負い、自分の呪いのせいだと身を引こうとした彼女に、王子は思いがけない顔を見せて……。正反対の二人の政略結婚を描くロマンスです。
基本情報
| 著者 | 水月青 |
|---|---|
| 発売日 | 2018/07/01 |
| ページ数 | 284ページ |
| 評価 | 4.0 |
| スコア | 80 |
口コミ
- 底抜けに前向きな王子が、実は策士で仄暗い一面を隠しているところが魅力的だという声が多くありました。天真爛漫さと冷徹さの落差にぞくぞくしたという感想もあります。
- お伽話のような始まりから、「呪い」の正体をめぐる謎解きで締めくくる構成が面白いと評判です。従者のバートや護衛騎士イグナートなど、脇の男性キャラクターも好評でした。
- アオイ冬子さんの挿絵がイメージにぴったりで良かったという声がありました。
- レーベルらしい歪んだ執着は控えめで、全体にのんびりとした印象だったという意見があります。
- ヒロインが物語の中心の出来事から蚊帳の外に置かれ、何も知らないまま終わるのが物足りなかったという声もありました。
旦那様は溺愛依存症 (水月青)
ポイント 明るいラブコメの最後に、ヒーローの仄暗さが見えてくる
子爵令嬢のティアは、美貌の侯爵リクハルトから突然求婚される。初めて会ったその場でいきなり口づけされ、思わず平手打ちしたところ、なぜか熱烈に気に入られてしまったのだ。彼の策略にまんまとはまって結婚することになったティアは、まっすぐな情熱を向けられるうちに少しずつ心を許していく。けれど、夫からの贈り物は日ごとに高価になるばかり。彼はなぜ、贈り物でしか妻をつなぎとめられないと思い込んでいるのか……。明るさの奥に仄暗さを秘めたラブコメディです。
基本情報
| 著者 | 水月青 |
|---|---|
| 発売日 | 2015/08/01 |
| ページ数 | 314ページ |
| 評価 | 3.9 |
| スコア | 79 |
口コミ
- 一見明るいラブコメなのに、最後の数ページでヒーローの策士ぶりと仄暗さが見えてくるのがいいという声が多くありました。
- まっすぐで快活なヒロインのおかげで重くなりすぎず、会話のテンポも良くて読みやすいと好評です。ヒロインを守る騎士のような愛馬も印象的だと評判です。
- ヒロインの妹の描き方が極端で、その妹を甘やかすヒロインにもいら立ったという意見が多くありました。
- レーベルの作品にしては歪みや執着があっさりしていて物足りないという声もあります。
はじめての一冊は
はじめてなら『君と初めて恋をする』から。
気に入ったらスピンオフの『妄執の恋』へ進むのもおすすめです。
そのほかの掲載作品
読者の評価とレビュー件数をもとにしたスコアの順に並べています。
レーベルの重さの目安はソーニャ文庫の重さで選ぶを参考にしてください。
