見知らぬ街での出会いや、異国の暮らし。
海外を舞台にした恋愛小説は、恋のときめきと一緒に旅行気分も味わえるのが魅力です。
現代のニューヨークやイギリスから、タイムスリップで訪れる19世紀のロンドンや古代エジプトまで、行き先はさまざまです。
口コミでは、街並みや食事の描写が丁寧な作品が特に好評です。
こんな人におすすめ
- 旅行気分や異国の雰囲気を味わいたい方
- 旅先での運命的な出会いにときめく方
- 歴史の中の街並みや暮らしの描写が好きな方
現代の海外(TL)
この街角で、君に恋して (井上美珠)
ポイント ニューヨークで出会った天使のような男性と、東京でまさかの再会
仕事に疲れた薬剤師の李帆は、思い切って出かけたニューヨークで、天使のような美貌の男性エルダーに助けられる。突然口説かれて困惑したものの、東京に戻ってからまさかの再会――今度は本気で求婚されて……。「知れば知るほど愛してしまう」。「カニンガムホテル」シリーズの第3作。あの日、あの場所で出会った二人の、一途な恋。
基本情報
| 著者 | 井上美珠 |
|---|---|
| 発売日 | 2025/05/01 |
| ページ数 | 332ページ |
| 評価 | 4.2 |
| スコア | 81 |
口コミ
- ひとりで生きてきたヒロインを丸ごと受け止め、「君の何にでもなる」と必死に迫るヒーローの懐の深さが素敵だと評判です。強引ではなく、包み込むように愛するヒーローです。
- 嫌な人物や無理な展開がなく、安心して読める穏やかなラブストーリーです。シリーズの前作カップルも登場するので、ファンにはうれしい一冊です。
- 波風が立たずに話が進むぶん、物足りない、だらだらしていると感じた人もいました。ヒロインの両親との関係など、続きが気になる部分も残ります。
極上の一夜から始まるCEOの執着愛からは、逃げきれない (季邑えり)
ポイント 世界各地の街並みや食事が丁寧に描かれ、海外旅行気分になれる
元恋人に取材記事を盗まれ、傷心旅行でニューヨークを訪れたライターの玲奈。危ないところを、テツと名乗る美青年に助けられる。誠実な彼に心を許し、お酒の勢いもあって一夜を共にしてしまうが、翌朝深く反省し、連絡先も告げずに逃げ出した。ところが思わぬ場所で再会――彼の正体は大企業の若きCEOだった。住む世界が違うとまた逃げる玲奈を、彼はどこまでも追いかけてきて……。スパダリCEOとライターの、世界をまたにかけた恋の攻防戦。文庫だけの書き下ろし番外編も収録。
基本情報
| 著者 | 季邑えり |
|---|---|
| 発売日 | 2026/01/01 |
| ページ数 | 350ページ |
| 評価 | 5 |
| スコア | 80 |
口コミ
- 世界各地の街並みや食事が丁寧に描かれていて、海外旅行をしているような気分になれると評判です。ヒロインを追いかけて振り回されるスパダリなヒーローが楽しいです。
- 逃げてばかりに見えて、きちんと話し合って自分で決断していくヒロインに魅力を感じたという声もありました。
- ヒロインが拒み続けるので、読んでいていらいらしたという声がありました。悪役の秘書や元恋人が十分に報いを受けないのも物足りないという意見があります。
英国蜜恋旅行 冷徹貴公子の溺愛シンデレラ (東万里央)
ポイント 曾祖母の指輪を届けるイギリスの旅。戦争に引き裂かれた恋に泣ける
大好きだった曾祖母が遺した指輪を届けるため、イギリスを訪れた桜。そこで出会ったのは、伯爵家の嫡男ヴィクターだった。顔を合わせれば反発してばかりの二人だったが、指輪のいわれを調べるうちに、桜の曾祖母とヴィクターの祖父の間にあった、長い年月に埋もれた過去にたどり着いていく。そして二人自身も、いつしか互いに惹かれ合っていき――。「俺は君が好きなんだ。最初からそうだった」。美貌の貴公子との運命の恋。
基本情報
| 著者 | 東万里央 |
|---|---|
| 発売日 | 2021/06/25 |
| ページ数 | 288ページ |
| 評価 | 3.6 |
| スコア | 76 |
口コミ
- 曾祖母とヒーローの祖父の、戦争に引き裂かれた恋の物語が切なく、泣けたという声がとても多くありました。
- 大和撫子な見た目なのに売られた喧嘩は買う、行動的なヒロインが楽しいと評判です。二人のケンカップルぶりと、時を越えて二つの恋が重なる構成がロマンチックです。
- ヒロインがイギリスの社交界で認められていく過程や、ヒーローを妬む人物のその後が描かれず、物足りないという声がありました。
現代の海外(BL)
天才画家になりそこなった友へ (七緒夕日)
ポイント 夢をあきらめたデザイナーと、ニューヨーク帰りの画家の友人
画家になる夢をあきらめ、デザイナーとして働いて十年。鬱屈した思いを抱えながら、誰にも見せない絵を趣味で描いている直樹。そんなとき、美大の同窓会で、かつての友人・麻人と再会する。ニューヨークで活躍する天才画家は、十年も音信不通だったくせに「おまえの絵は特別なんだ」と、なぜか二人展に誘ってきて……。くすぶり続けた画家への未練が、再び情熱に火を灯す。才能に焦がれ、求め合う二人の再生の物語。
基本情報
| 著者 | 七緒夕日 |
|---|---|
| 発売日 | 2024/11/01 |
| ページ数 | 327ページ |
| 評価 | 4.4 |
| スコア | 83 |
口コミ
- 才能への嫉妬や羨望、あきらめきれない夢への葛藤が細やかに描かれ、主人公に感情移入できたという声が多くありました。作中の絵が目に浮かぶような描写も見事です。
- 最後まで明かされない麻人の本心と、終盤の驚きの展開に引き込まれます。友であり、ライバルであり、恋人でもある二人の関係が胸を打ちます。
- 30代の主人公にしては言動が大学生の頃と変わらず、幼く感じたという声がありました。攻めの思考についていけなかったという意見もあります。
たとえ業火に灼かれても (水壬楓子)
ポイント アメリカ帰りの監察医と、幼なじみの刑事
大学近くの公園で、幼なじみが刺殺体で発見された。遺体を解剖することになったのは、法医学者で監察医の左季。14年前に渡米し、一年間だけ日本に戻っていた。そして事件を担当する刑事は、やんちゃな面影を残す幼なじみの隆生だった。次々と昔の知り合いがつながっていくのは偶然なのか――。封印したはずの過去と恋が、時を超えて動き出す。
基本情報
| 著者 | 水壬楓子 |
|---|---|
| 発売日 | 2022/08/01 |
| ページ数 | 375ページ |
| 評価 | 4.5 |
| スコア | 85 |
口コミ
- 海外の犯罪ドラマのような本格サスペンスで、張り巡らされた伏線と予想を超える真相に、ページをめくる手が止まらなかったという声がとても多くありました。
- 何があっても揺らがない、隆生の左季への重い執着と愛情が胸に刺さると評判です。秘密を二人で背負っていく結末とタイトルの重なりに唸る読者もいました。
- 恋愛の場面は終盤に少しだけで、ほぼミステリー小説です。BLの甘さを期待すると物足りないかもしれません。
- 解剖や猟奇的な事件の描写があり、倫理的にすっきりしない結末でもあるので、重い話が苦手な方は注意が必要です。
葡萄畑で蜜月を (神香うらら)
ポイント 思い出の地ナパバレーへ移り住んだ青年と、葡萄畑の恋
母を亡くして天涯孤独になった寧緒は、ボストンを離れ、かつて家族旅行で訪れた思い出の地ナパバレーへ引っ越してきます。越して早々、ぬかるみにはまった車を助けてくれたのは、たくましいワイナリーのオーナー・カーターでした。それを縁に親しくなった二人ですが、カーターからの告白に、過去の傷を抱える寧緒は応えることができず……。葡萄畑の広がる田舎町を舞台にした、穏やかで甘い恋の物語です。
基本情報
| 著者 | 神香うらら |
|---|---|
| 発売日 | 2019/04/01 |
| ページ数 | 243ページ |
| 評価 | 4.3 |
| スコア | 84 |
口コミ
- 人見知りで警戒心の強い寧緒が、誠実で優しいカーターに少しずつ心を開いていく様子が好評です。二人の視点が交互に語られ、お互いしか見ていない溺愛ぶりに安心して読めるという声が多くありました。
- ひき逃げを目撃した寧緒が狙われる事件がほどよい刺激になっていると評判です。みずかねりょうさんのイラストが芸術的で、体格差も素敵だという感想がありました。
- イラストレーターである寧緒の描く絵の描写が優しく、カリフォルニアの田舎暮らしの雰囲気にほのぼのできるという声もあります。
- アメリカの描写に現実味がなく、ワイナリーらしさも薄い、葛藤が少なく人物に深みがないという意見がありました。
- 危ないところで都合よく助けが入るなど展開が出来過ぎで、作者のいつもの型どおりだという声もあります。
蜜月契約 ラスベガスの恋人 (ナツ之えだまめ)
ポイント ラスベガスのカジノのピットマネージャーと、気まぐれに拾った男
ラスベガスのカジノでピットマネージャーを務める片桐は、フロアの片隅でうなだれる男に気まぐれで水を一本差し出した。その男は絶大な人気を誇るショー演出家アレクシス。そこから彼は奇跡のようにツキ始め、莫大な金を手にする。すると「幸運を招いた女神」だと、片桐を夜の相手に指名してきて……。華やかな街を舞台に、期限付きの関係から始まる大人の恋を描くBLです。
基本情報
| 著者 | ナツ之えだまめ |
|---|---|
| 発売日 | 2016/10/01 |
| ページ数 | 216ページ |
| 評価 | 4.3 |
| スコア | 84 |
口コミ
- 豪華なカジノホテルの描写に観光気分で読めた、夢の場所での期限付きの恋がどうなるのかドキドキしたという声が多くありました。
- 踊れなくなったアレクシスを再び舞台に立たせようと心を砕く「とら」の姿が愛に満ちていると好評です。山田シロさんの挿絵や、背中のモルフォ蝶のタトゥーが美しいという意見もあります。
- 官能的な場面があっさりしていて物足りなかったという声が多くありました。
- 国家公務員がカジノに出向するなど設定のリアリティが薄い、帰国後の身の処し方が素っ気ないという意見もあります。
時を越えて異国へ(BL)
百五十年ロマンス (遠野春日)
ポイント 19世紀ロンドンの街並みや暮らしにうっとりするタイムスリップもの
由緒ある旧家の当主で、若きベストセラー作家の楡崎。ある日、祖先のルーツをたどるテレビ番組への出演依頼が舞い込む。タレント扱いに苛立ちながら資料を読むうち、うたた寝から目覚めると、そこはクラシカルな列車の中。なんと19世紀のイギリスにタイムスリップしていた! 呆然とする楡崎の前に現れたのは、目を見張るほどの美貌の英国紳士ケネス。まるで待ち構えていたかのように歓待されて……。
基本情報
| 著者 | 遠野春日 |
|---|---|
| 発売日 | 2022/03/01 |
| ページ数 | 261ページ |
| 評価 | 3.6 |
| スコア | 77 |
口コミ
- 19世紀ロンドンの街並みや暮らしの描写に雰囲気があり、うっとりするほどロマンチックだという声が多くありました。祖先の秘密の恋をたどる謎解きもあり、ミステリーとしても読み応えがあります。
- 後半は、30年前の東京を舞台に高○時代の同級生の死の謎を追う続編です。恋人になる前と後、二人の関係の違いを楽しめると評判です。
- 謎解きと恋模様の兼ね合いが合わなかったという声がありました。
- 他人の悲恋が物語のきっかけになっているため、読後感が少し物悲しいという意見もあります。
刑事さんの転生先は伯爵さまのメイドでした (桜部さく)
ポイント 19世紀英国の伯爵家に、メイドとして転生した刑事
十九世紀の英国に転生してしまった、三十路の熱血刑事・諸井仁。見た目は二十歳ほどの青年ジーンとなった仁は、いわくありげな伯爵家にメイドとして雇われることに。美貌の伯爵オーガストと可愛い盛りの双子が暮らす広大な屋敷には、使用人がほとんどいない。聞けば、少し前に伯爵夫人が謎の死を遂げ、みな辞めてしまったという。夫人は吸血鬼に殺された?――仁の刑事魂に火がついて……。
基本情報
| 著者 | 桜部さく |
|---|---|
| 発売日 | 2024/06/20 |
| ページ数 | 265ページ |
| 評価 | 4.5 |
| スコア | 89 |
口コミ
- 刑事のスキルを生かして、地道な聞き込みで事件の真相に迫る主人公が頼もしいと評判です。ミステリー風味と転生ものを組み合わせた設定が新鮮です。
- 貴族として完璧な伯爵が、主人公と二人きりのときだけ見せるはしゃぎっぷりが可愛いという声がありました。双子の子どもたちも嫌みなく可愛く、ほっこりするハッピーエンドです。
- 中盤までは謎解きが中心でBLらしさは控えめで、恋愛の展開はやや唐突です。事件の解決があっさりしているという声もありました。
- 実在の19世紀英国が舞台なので、時代考証が気になる人もいるかもしれません。
王弟殿下とナイルの異邦人 (櫛野ゆい)
ポイント 三千年前の古代エジプトへ。史実もよく調べてあると評判
偶然訪れた博物館で、うっかり展示品の腕輪に触れてしまった――。その瞬間、カフェで働く北村隼人は、三千年前の古代エジプトにタイムスリップ! 巫女と間違われて召喚され、神官たちに囲まれて呆然とする隼人を救ったのは、女王の弟で腕の立つ武人・ジェセルだった。「おまえが未来から来たことは誰にも言うな」。安心したのもつかの間、年下なのに尊大な彼に、側室として後宮に閉じ込められて…!?
基本情報
| 著者 | 櫛野ゆい |
|---|---|
| 発売日 | 2021/12/01 |
| ページ数 | 388ページ |
| 評価 | 4.4 |
| スコア | 87 |
口コミ
- 古代エジプトへのタイムスリップというBLでは珍しい設定で、史実もよく調べてあると評判です。元ヤンでピザ職人の受けが、現地で作るピザやおやつがおいしそうだという声が多くありました。
- 最初は衝突ばかりだった二人が信頼し合い、惹かれていく過程が丁寧です。頼りがいのある女王や可愛い王女など、脇役も魅力的です。
- 受けの「元ヤン」が繰り返し強調されるのが興ざめだったという声がありました。
- 長編のわりに要素が少なく中だるみする、黒幕との対決があっけないという意見もあります。
宰相閣下の苦手なα (桜部さく)
ポイント オスマン帝国をモデルにした世界で、アルファとベータの恋
西洋と東洋を結ぶ大国アルスマン帝国は、食糧支援を条件に、北の小国メサティアと同盟を結ぶことになった。調印のため帝都へやってきたのは、メサティア一の屈強な戦士であるアルファの王子ベルカント。彼は孤高の軍師として知られるハイリに心を奪われ、懐に入り込もうとしてくる。けれどベータのハイリは、過去のある出来事から、アルファとは決して特別な関係にならないと心に決めていて……。オスマン帝国を思わせる世界を舞台にした、アルファとベータの恋。
基本情報
| 著者 | 桜部さく |
|---|---|
| 発売日 | 2025/04/20 |
| ページ数 | 263ページ |
| 評価 | 4.4 |
| スコア | 87 |
口コミ
- オメガバースでも珍しいアルファとベータのカップルで、運命ではなく心の結びつきで距離を縮めていく過程が丁寧に描かれています。気づかないうちに恋に落ちていく受けの心理描写がたまらないという声がありました。
- 何度つれなくされても前向きに求愛する大型犬のような攻めが可愛く、有能で美しい軍師の受けとのやりとりが微笑ましいです。後半のシリアスな場面も緊張感があります。
- オスマン帝国をモデルにした世界観に奥行きがあり、挿絵もとても素晴らしいと大好評です。
- 一目惚れの理由がわからず、恋愛部分の描写が薄いという厳しい声もありました。張られた伏線の回収があっさりしているという意見もあります。
- グイグイ迫るわんこ系の攻めが好きでないと、うっとうしく感じるかもしれません。
あわせて読みたい
時代を越える物語は死に戻り特集、和の世界の物語は和風・大正ロマン特集にもまとめています。
