BL小説に興味はあるけれど、どれから読めばいいかわからない――そんな方に向けて、当サイトに寄せられた口コミをもとに、はじめてでも読みやすい作品を選びました。
物語が面白いことを重視して選んでいるので、漫画から小説に入る方にもおすすめです。
こんな人におすすめ
- BL漫画は読むけれど、小説ははじめての方
- 恋愛だけでなく、物語としての面白さも楽しみたい方
- つらい展開や過激な場面は控えめな作品から入りたい方
物語の面白さで選ぶなら
無能な皇子と呼ばれてますが中身は敵国の宰相です (夜光花)
ポイント 知略で宮廷を生き抜く入れ替わりファンタジー。BLに関係なく面白いと評判
怠惰でわがまま、甘い物好きで白くぶよぶよに太った「豚皇子」――。突然の落雷で、馬鹿にしていたその男と体が入れ替わってしまった!? 若き有能な宰相リドリーは、敵国の皇宮で呆然とする。元に戻る手段もなく、国交断絶中の祖国にも帰れない。まずは命を守るため、腕の立つ騎士団長シュルツを護衛に任命するけれど!? 無能な皇子が一夜にして聡明な戦略家に変貌する、入れ替わりファンタジーの開幕。
基本情報
| 著者 | 夜光花 |
|---|---|
| 発売日 | 2022/11/01 |
| ページ数 | 335ページ |
| 評価 | 4.7 |
| スコア | 93 |
口コミ
- 知略で次々と状況を切り開いていく、頭脳明晰で強気な主人公が爽快だという声がとても多くありました。入れ替わる前の自分の策略に、入れ替わった後の自分が苦しめられる流れが面白いと評判です。
- 陰謀や推理の要素も多く、BLの枠を超えて楽しめる物語です。ひたむきな騎士団長との関係もこれからが楽しみだという感想がありました。
- 恋愛要素はまだほんのりで、官能的な場面も控えめです。
- 1冊では完結せず、途中で終わるので続きが気になるという声が多くありました。
気難しい王子に捧げる寓話 (小中大豆)
ポイント 嫌われ王子が生き方を変える、宮廷ファンタジーの傑作
「薔薇の聖痕」を持つ王子は、伝説の英雄王の生まれ変わり――。国中の期待を背負って甘やかされ、すっかり我儘で怠惰な暴君に育ったエセル。王宮で孤立する彼の唯一の味方は、かつての小姓で若き子爵のオズワルドだけ。宰相の地位を狙う野心家の彼は、政務の合間に日参しては甘い言葉をささやいてくれる。そんな睦言にしか耳を貸さないエセルの前に、ある日、預言者のような謎めいた老人が現れて!?
基本情報
| 著者 | 小中大豆 |
|---|---|
| 発売日 | 2022/02/01 |
| ページ数 | 445ページ |
| 評価 | 4.8 |
| スコア | 94 |
口コミ
- 嫌われ王子が悲惨な未来を知り、生き方を変えようと努力する姿に好感が持てるという声が多くありました。攻めも受けも定型の善人ではなく、心の移り変わりが丁寧に描かれています。
- 宮廷の権力争いや国の立て直しの物語としても読み応えがあり、伏線がきちんと回収されます。BLとしては稀な最高傑作だという声もありました。
- 恋愛の場面は少なめで、BL的な萌えを期待すると薄く感じるという声がありました。前半は王子の境遇が辛く、軽く読める話ではありません。
今度は死んでも死なせません! (海野幸)
ポイント 元恋人の死を覆すタイムリープ。一気読み必至
大学時代の元恋人・湯峰が、死後三日経って遺体で発見された!? 一方的にふられた相手の訃報に、愕然とする弁護士の貴文。いつも人に囲まれていたあいつが孤独死なんて……。湯峰が死なずに済むなら、自分の人生はリセットされても構わない――。強く願った瞬間、時間は四年前に巻き戻っていた。努力した日々を捨てて手に入れた、一度きりのチャンス。元恋人の死を覆すための、起死回生のタイムリープ!
基本情報
| 著者 | 海野幸 |
|---|---|
| 発売日 | 2023/02/01 |
| ページ数 | 301ページ |
| 評価 | 4.7 |
| スコア | 91 |
口コミ
- 読み始めたら止まらず一気読みしたという声がとても多くありました。巻き戻っても全てがうまくいくわけではなく、空回りしながら奮闘する受けが健気です。
- 社会人経験を生かして、なりふり構わず元恋人の周りに食い込んでいく受けの変わりぶりが面白いと評判です。攻めを救うだけでなく、受け自身も救われていく結末が良かったという感想もあります。
- 受けがネガティブな自己完結を繰り返す前半に飽きた、度を越したお人好しの攻めが魅力的に見えないという声がありました。
甘くて幸せな気分になりたいなら
勇者になりたかった側妃、本物の勇者に下賜される (滝沢晴)
ポイント 一途で泣き虫な勇者と、格好いい受け。脇キャラも可愛い
幼い頃、魔族に親を殺された子との出会いをきっかけに、魔王を倒す勇者を夢見てきたリヒト。だが見目のいいオメガだったため、没落寸前の実家から国王の側妃として売られてしまう。勇者気質は抜けず、暴君の夜伽を断固拒否しては王宮からの脱走を試みて失敗し、折檻を受ける日々。そんなとき、魔王を討伐した伝説の勇者ヴィクトールが、恩賞としてリヒトの下賜を望んだ。王宮の厄介者の自分を、なぜ……? もの好きな伝説の勇者は、実は「さわやか執着系初恋絶対叶えるマン」だった!
基本情報
| 著者 | 滝沢晴 |
|---|---|
| 発売日 | 2025/10/17 |
| ページ数 | 255ページ |
| 評価 | 4.7 |
| スコア | 92 |
口コミ
- 受け以外はどうでもいい一途で泣き虫な勇者と、どんな状況でも正義を見失わない格好いいオメガの組み合わせが最高だという声がとても多くありました。
- ズーズー弁のケサランパサランや「ほんじつ、ことばうりきれ」の札を使う魔王など、脇キャラが可愛く面白いと評判です。悪役の国王と聖女にはしっかりざまぁがあります。
- 勇者の正体が登場の瞬間にわかってしまい、もう少し焦らしてほしかったという声がありました。
- 同じ展開の繰り返しや、脇キャラのにぎやかさが合わなかったという意見もあります。
狼殿下と身代わりの黒猫恋妻 (貫井ひつじ)
ポイント 声を失った黒猫獣人と、狼の王弟のデロデロに甘い溺愛
公爵領で働く黒猫獣人のシェインは、ある出来事が原因で声を失っていたが、使用人仲間と平和に暮らしていた。ところが、猫獣人の国の末王子の身代わりとして、狼獣人の国の王弟ランフォードに嫁がされることに。鋭い嗅覚で感情まで嗅ぎ分けるランフォードには、シェインの怯えと悲しみが手に取るようにわかり、噂と違う様子に疑問を抱く。「君が家に帰れるように尽力する」と約束した彼は、偽りのない純粋なシェインに惹かれていき…?
基本情報
| 著者 | 貫井ひつじ |
|---|---|
| 発売日 | 2021/09/01 |
| ページ数 | 222ページ |
| 評価 | 4.6 |
| スコア | 90 |
口コミ
- 匂いで感情を読み取る攻めと、声を出せない受けという設定がとても良く、デロデロに甘い溺愛に癒されるという声が多くありました。
- 家族のように大切にしてくれた人たちとの場面に泣けたという感想もあります。人気シリーズの1作目です。
- 展開が急ぎ足で、不憫な設定のわりにサクッと解決するという声がありました。
- 受けの周りの人物の描き方がやや雑だという意見もあります。
お飾りの花嫁は狼将軍に溺愛される (はなのみやこ)
ポイント 最初から誠実な溺愛スパダリ。つらい展開が苦手な人に
外交官だった父を亡くし、叔父一家に屋敷も財産も奪われて、使用人のように扱われていた柴犬獣人の薫人。そんな彼に、亡き父の友人が縁談を持ち込む。相手は、幼い頃に訪れた国プロレシアで英雄と呼ばれる狼獣人の将軍ランバートだった。国と国との懸け橋になるための政略結婚だと自分に言い聞かせ、覚悟を決めて嫁いだ薫人を、ランバートは驚くほど丁重に、優しく迎えてくれて――。けれどランバートにはある秘密があり、薫人を本当の意味での伴侶にはしないままで……。明治の日本を思わせる国から西の大国へ嫁いだ、健気な花嫁の溺愛ロマンス。
基本情報
| 著者 | はなのみやこ |
|---|---|
| 発売日 | 2024/03/19 |
| ページ数 | 255ページ |
| 評価 | 4.2 |
| スコア | 82 |
口コミ
- 攻めは最初から最後まで誠実で紳士的な溺愛スパダリ。嫌われて始まる展開がないので、異国に嫁ぐお話でつらい思いをしたくない人でも安心して読めます。
- 自己評価は低くても、自分を選んだ攻めのために教養と知恵で懸命に頑張る受けが健気です。偏見から笑いものにしようとした客たちを剣舞で圧倒する場面は爽快でした。
- 二人がそれぞれ抱えていた秘密が後半で明かされ、伏線もきちんと回収されます。政略と恋の両方を一冊で楽しめる読み応えがあります。
- 異国出身の受けへの差別的な描写があり、読んでいてつらかったという声がありました。受けの財産を奪った叔父一家が報いを受けないのも心残りです。
- 獣人要素は耳と尻尾くらいのライトなもので、もふもふを期待すると物足りません。挿絵で獣の耳と人の耳が両方描かれていることに違和感を覚えた人も多いようです。
笑って読みたいなら
魔術師は野獣な貴公子に溺れる (小中大豆)
ポイント 呪いで巨大な柴犬になった貴公子。モフモフが可愛いコメディ
恋人もいない陰キャなフリーランスの魔術師ネロ。ときどき顔を見せる貴族の三男ミケーレは、学生時代からの友人で、ネロの長年の片想いの相手だ。名うての遊び人なのが玉に瑕だけれど、どうせ自分なんてと親友のポジションに甘んじていたある日、ミケーレが遊び相手の令嬢から呪いをかけられたと告げる。誰もが目を背ける醜悪な獣、破壊をつかさどる「シヴァ犬」になる呪い――。それは、ネロが受けた仕事だった!
基本情報
| 著者 | 小中大豆 |
|---|---|
| 発売日 | 2021/01/19 |
| ページ数 | 223ページ |
| 評価 | 4.4 |
| スコア | 87 |
口コミ
- 犬が存在しない世界で、恐ろしい怪物とされる「シヴァ犬」が実は巨大な柴犬という設定に笑った、モフモフが可愛いという声がとても多くありました。
- 遊び人だけれど憎めない貴公子が、本当の恋に気づいて改心していく姿と、罪悪感を抱えながら奔走する健気な受けが良かったと評判です。
- 攻めの節操のなさが苦手だという声がありました。
- 恋愛の場面は短めで、もっと読みたかったという意見もあります。
皇太子は宮廷道士を寵愛する 愛されたがり子パンダの秘密 (滝沢晴)
ポイント 関西弁の子パンダが大人気の中華風ファンタジー
王睿(ルイ)は、仙術は苦手だが調薬に長けた道士。宮廷に仕えていた頃、人の細胞の成長を逆行させて死に至らしめる薬の開発を命じられたが、正義感から断って追放され、今は田舎でひっそり暮らしている。宮廷時代、いつもふらりとやってきて構ってくれた武官の颯伸(サーシェン)を懐かしく思っていたところ、突然、都から皇太子がルイを迎えに来た。その皇太子こそがサーシェンだった。宮廷に戻ったルイは、人の言葉をしゃべる子パンダと引き合わされ、皇太子の愛人のふりをしながら子パンダの謎を解くことになり……。
基本情報
| 著者 | 滝沢晴 |
|---|---|
| 発売日 | 2023/02/17 |
| ページ数 | 254ページ |
| 評価 | 4.6 |
| スコア | 90 |
口コミ
- 関西弁をしゃべる子パンダのスーがとにかく可愛いと、ほとんどの感想で絶賛されていました。挿絵の子パンダも癒されます。
- 鈍感な受けに気持ちが伝わらず空回りする、溺愛皇太子の独占欲が面白いと評判です。宮廷の陰謀を解決する展開も爽快です。
- 展開が予想どおりで、劇的ななれそめや驚きは少ないという声がありました。
- 受けと攻めのキャラクターにひねりがない、誤字脱字が気になるという意見もあります。
選ぶときのコツ
BL小説は、レーベルや作家によって甘さや過激さの度合いが大きく違います。
当サイトの書籍ページには、口コミをもとにした「良い点・気になる点」を載せているので、暴力的な場面や濃厚な場面があるかどうかの目安にしてください。
「攻め」「受け」などの言葉は用語集で解説しています。
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