お飾りの花嫁は狼将軍に溺愛される
外交官だった父を亡くし、叔父一家に屋敷も財産も奪われて、使用人のように扱われていた柴犬獣人の薫人。そんな彼に、亡き父の友人が縁談を持ち込む。相手は、幼い頃に訪れた国プロレシアで英雄と呼ばれる狼獣人の将軍ランバートだった。国と国との懸け橋になるための政略結婚だと自分に言い聞かせ、覚悟を決めて嫁いだ薫人を、ランバートは驚くほど丁重に、優しく迎えてくれて――。けれどランバートにはある秘密があり、薫人を本当の意味での伴侶にはしないままで……。明治の日本を思わせる国から西の大国へ嫁いだ、健気な花嫁の溺愛ロマンス。
基本情報
| 著者 | はなのみやこ |
|---|---|
| 発売日 | 2024/03/19 |
| ページ数 | 255ページ |
| 評価 | 4.2 |
| スコア | 82 |
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口コミ
良い点
- 攻めは最初から最後まで誠実で紳士的な溺愛スパダリ。嫌われて始まる展開がないので、異国に嫁ぐお話でつらい思いをしたくない人でも安心して読めます。
- 自己評価は低くても、自分を選んだ攻めのために教養と知恵で懸命に頑張る受けが健気です。偏見から笑いものにしようとした客たちを剣舞で圧倒する場面は爽快でした。
- 二人がそれぞれ抱えていた秘密が後半で明かされ、伏線もきちんと回収されます。政略と恋の両方を一冊で楽しめる読み応えがあります。
悪い点
- 異国出身の受けへの差別的な描写があり、読んでいてつらかったという声がありました。受けの財産を奪った叔父一家が報いを受けないのも心残りです。
- 獣人要素は耳と尻尾くらいのライトなもので、もふもふを期待すると物足りません。挿絵で獣の耳と人の耳が両方描かれていることに違和感を覚えた人も多いようです。
