村崎樹さんは、リンクスロマンスを中心に作品を発表しているBL作家です。
センチネルバースやオメガバース、繰り返す人生など、設定そのものに工夫のある作品が多く、口コミでは「設定が斬新」「伏線がきれいに回収される」という声が目立ちます。
口コミから見える作風
ひとひねりある設定
ベータが薬でオメガになる、二十五歳を前に死んでは生まれ直す、など、よく知られた設定にもう一段の工夫を加えた物語が特徴です。
心をほどいていく過程
過去の出来事から人を遠ざけてきた受けが、包容力のある攻めに少しずつ心をほどかれていく過程が丁寧に描かれます。
気になる点として
口コミでは「受けがあっさり攻めを受け入れる」「解決がチートすぎる」と感じる人もいます。
物語のテンポのよさと表裏一体の部分です。
おすすめの作品
人生七周目の予言者は王弟殿下の寵愛を回避したい (村崎樹)
ポイント 繰り返す人生の謎が解けていく、伏線の巧みな物語
未来を先読みする「予言者」として尊敬を集める美貌の薬師ルカ。実は彼は、二十五歳の誕生日を迎える前に命を落とし、同じ世界に生まれ直すという不思議な生を繰り返していた。そんな人生も七回目。街で赤毛の青年騎士を助けたルカは、それが王弟ウィルフレッドだと知って慌てて逃げ出す。彼は毎回、ルカの死の遠因となる存在だったのだ。ところがウィルフレッドは、予言者として力を貸してほしいと強引にルカを城に招き、やがて熱い想いを向けてきて……!?
基本情報
| 著者 | 村崎樹 |
|---|---|
| 発売日 | 2023/02/01 |
| ページ数 | 256ページ |
| 評価 | 4.4 |
| スコア | 86 |
口コミ
- 繰り返す人生の理由が少しずつ明かされ、伏線がパズルのように嵌まっていく構成が面白いと評判です。後半は涙の展開だという声もありました。
- 明るく振る舞いながら深い孤独を抱えたルカと、一途で誠実な王弟の組み合わせが好きになれるという感想が多くありました。
- 神様の登場など、解決がチートすぎるという声がありました。
- 文章に情緒や色気が足りず、感情移入できなかったという意見もあります。
愛さないって言ったの公爵様じゃないですか 変転オメガの予期せぬ契約結婚 (村崎樹)
ポイント 薬でオメガになったベータの受けが、薬師として活躍する
オメガ向けの薬の開発で成功した新興貴族ファルコナー家。その長男でベータのアシュレイは、アルファの次男、オメガの三男とともに家業に励んでいた。ある日、グランヴィル公爵家から、ファルコナー家のオメガを求める縁談が届く。けれど三男には、将来を誓った幼なじみがいた。そこでアシュレイは家督を次男に譲り、自家の開発した「オメガ変転薬」を使って、自分が嫁ぐことを決める。相手は冷酷ながら見目麗しいと評判の当主レナード。ところが初夜、アシュレイがベータであることが知られてしまい……。
基本情報
| 著者 | 村崎樹 |
|---|---|
| 発売日 | 2024/07/31 |
| ページ数 | 253ページ |
| 評価 | 4.5 |
| スコア | 86 |
口コミ
- ベータが薬でオメガになるという設定が斬新です。薬師として有能で、頭がよくしっかりした受けが活躍する姿が楽しいと評判でした。
- 冷酷と噂の公爵は、実は領民思いで誠実な人。誤解が解けてからは早々に溺愛が始まり、お互いが抱えていた心の傷を癒し合っていく過程にほっこりします。
- トラブルが起きても深刻になりすぎないので、ストレスなく読めます。
- 後半、明らかに罠だとわかる相手を信じて受けがさらわれる展開に、がっかりしたという声が複数ありました。
- 溺愛が早く始まるぶん、波乱や山場が少なめです。ありがちなオメガバースだと感じた人もいました。
運命の比翼 片翼センチネルは一途なガイドの愛に囀る (村崎樹)
ポイント ガイドを遠ざけてきた理由が切ないセンチネルバース
小国フォグネス王国で、東陽の血を引く特A級センチネルのシノブは、精鋭部隊「不撓の両翼」で有名なガイド嫌い。唯一特定の番を持たず、ガイドからの浄化もほとんど受けようとしない。周囲の好意を拒み続け、腫れもの扱いされても態度を改めないシノブの前に、ある日、訓練生の年上の隊員イグナーツが現れる。放っておけない彼に、シノブは思わず心を許しかけるが……。センチネルバースの世界で描かれる、運命の比翼の物語。
基本情報
| 著者 | 村崎樹 |
|---|---|
| 発売日 | 2024/02/01 |
| ページ数 | 254ページ |
| 評価 | 4.5 |
| スコア | 85 |
口コミ
- 過去の出来事からガイドを遠ざけてきたシノブの本当の理由が切なく、包容力のあるイグナーツに少しずつ心をほどかれていく過程が魅力だと評判です。
- 霊獣や比翼の契約など、独特の設定が生きていて、センチネルバースの良さがわかったという声がありました。謎が解けていく展開は推理小説のようで、脇役もあたたかい人ばかりです。
- 受けがあっさり攻めを受け入れ、周りの態度も急に変わるなど、都合のいい展開に感じたという声がありました。
- 設定を盛り込みすぎて生かしきれていない、文章の細かい表現が気になるという意見もあります。
嫌われ吸血鬼は契約結婚で愛を知る (村崎樹)
ポイント 本の世界に閉じこもってきた受けが、少しずつ感情豊かになっていく
グランディバ王国の片田舎で司書を務めるシリルは、驚異的な能力と引き換えに味覚を失い、吸血鬼のような白い肌と赤い瞳、銀の髪へと姿が変わる病を抱えている。「フォーク」と呼ばれる彼らが味を感じられるのは、「ケーキ」と呼ばれる人間の体液だけ。周囲に恐れられてきたシリルは、それを求めることもなく、本に囲まれて静かに暮らしていた。そんな彼に、好色家と噂の第三王子エヴァンとの縁談が舞い込む。王立図書館に潜む内通者を探るため、婚約者として協力してほしいというのだが……。
基本情報
| 著者 | 村崎樹 |
|---|---|
| 発売日 | 2025/11/28 |
| ページ数 | 238ページ |
| 評価 | 4.2 |
| スコア | 80 |
口コミ
- 偏見のなかで本の世界に閉じこもってきた受けが、王子や職場の同僚と接するうちに少しずつ感情豊かになっていく過程が可愛らしいと評判です。
- 遊び人と噂されながら、実は国に尽くし、一途に受けを想い続けてきた王子がスパダリです。設定がしっかりしていて、ケーキバースが苦手だった人でも楽しめたという声がありました。挿絵も美しいです。
- 結末があっさりしていて、先が読めすぎるという声がありました。
- タイトルから吸血鬼ものだと思って読むと、ケーキバースの設定に戸惑うかもしれません。
はじめての一冊は
迷ったら『人生七周目の予言者は王弟殿下の寵愛を回避したい』からどうぞ。
口コミで「一気に読んだ」「後半は涙」という声が多い作品です。
そのほかの掲載作品
読者の評価とレビュー件数をもとにしたスコアの順に並べています。
- 年下domの溺愛コマンド
- ラスボス予定の聖騎士に求婚されています
- 別れさせ屋魔術師は勇者様と恋なんてしない
- 眠り屋羊は狼貴公子の閨で恋をする
- 獣神様とは番えない アルファの溺愛花嫁さま
- 再召喚勇者は年下騎士の執愛から逃げられない
設定ものの用語はTL・BL小説の用語集、やり直しものは死に戻り・タイムリープ特集もどうぞ。
