柚月美慧さんは、ラルーナ文庫で作品を発表しているBL作家です。
口コミでは、文章が読みやすく、オメガバースやセンチネルバースを初めて読む人にもわかりやすいところや、いい人が多い登場人物が評判です。
口コミから見える作風
はじめてでも入りやすい特殊設定
オメガバースやセンチネルバースの説明がていねいで、初めての人でもすんなり世界に入れるという声が多く見られます。
アルファとオメガを独自の呼び名で表す中華風の世界観など、設定の工夫もあります。
異国やファンタジーの舞台
砂漠の小国、竜や精霊の住む王国、異世界の王国など、絵本のような雰囲気のある舞台が好評です。
テンポのよい展開
事件や恋がテンポよく進み、すらすら読めると評判です。
一方で、終盤が駆け足に感じたという声もあります。
おすすめの作品
偽りのオメガと愛の天使 (柚月美慧)
ポイント 偽りから始まる愛を描く、砂漠の国のオメガバース
砂漠の小国ザラで菓子職人として働くオメガの青年ラナンは、息子のリクと二人で暮らしています。けれどリクの本当の母親は、奔放な双子の妹カリナ。彼女は赤ん坊と、父親の証である指輪をラナンに預けて姿を消したのでした。ある日、ランディーナ王国の第一王子アーシュが、事故で亡くなった第二王子の忘れ形見を探しにザラを訪れます。王族特有の容姿を持つリクを奪われまいと、ラナンは自分が母親だと偽り、ともにランディーナへ渡りますが……。偽りから始まる愛を描くオメガバースです。
基本情報
| 著者 | 柚月美慧 |
|---|---|
| 発売日 | 2020/03/01 |
| ページ数 | 254ページ |
| 評価 | 4.2 |
| スコア | 83 |
口コミ
- 登場人物にいい人が多く、つらい目に遭い続けることのない読みやすいオメガバースだという声がありました。血のつながらない子を懸命に育てるラナンの健気さが好評です。
- 聡明なリクが可愛い、イラストが美麗で砂漠の国の雰囲気も楽しめたと評判です。
- 後半が駆け足で、妹カリナの登場から結末までの扱いが急すぎる、キャラクターがぶれているという声が多くありました。
- アルファ・オメガの性差を強調する言い回しが気になった、アーシュがラナンに惹かれた理由が伝わりにくいという意見もあります。
特殊能力ラヴァーズ ガイドはセンチネルの番 (柚月美慧)
ポイント 俺様センチネルとツンデレなガイドの、事件捜査と恋
地元の役所に就職したばかりの侑李に下ったのは、センチネル・ガイド調査保護庁への異動命令だった。ずっと普通の人間だと思っていた自分が、実は後から能力に目覚めたガイドだったのだ。しかも「運命の番」だというセンチネルの上條とコンビを組まされることに。五感に優れたセンチネルを癒すのがガイドの役目だが、完璧なイケメンで傲慢な上條に、侑李はさっそく振り回されて……。事件捜査と恋が絡み合う、センチネルバースのバディものです。
基本情報
| 著者 | 柚月美慧 |
|---|---|
| 発売日 | 2020/10/20 |
| ページ数 | 255ページ |
| 評価 | 4.2 |
| スコア | 83 |
口コミ
- 俺様な上條とツンデレな侑李の掛け合いがコメディタッチで楽しく、潜入捜査などの事件パートと恋のパートがテンポよく進むと好評です。
- 上條の生い立ちを知ると、侑李を求める理由に切なくなるという声がありました。センチネルバースを初めて読む人にもわかりやすく、ミドリノエバさんの挿絵も眼福だと評判です。
- 展開が予想どおりで、事件の結末や犯人の描き方が浅くご都合主義に感じたという声がありました。
- 侑李が意固地で幼く見える、文体や設定が軽すぎるという意見もあります。
異世界で王子様と子育てロマンス!? (柚月美慧)
ポイント 空から降ってきた王子との、甘く優しい異世界の恋
ひとりで花屋を営むオメガの青年・凜奈は、ある日空から降ってきた異世界アストラーダ王国の王子アレクシスと、側近のカイルを拾う。『大事なもの』を探しに来たという王子の誠実な姿に恋をする凜奈だが、彼には国に許嫁がいた。やがて王子は母国の危機に呼び戻されてしまう。それから五年、息子の詩音とともに凜奈は突然異世界へ召喚されて……。子育てと恋を描くオメガバースの異世界ロマンスです。
基本情報
| 著者 | 柚月美慧 |
|---|---|
| 発売日 | 2021/05/20 |
| ページ数 | 254ページ |
| 評価 | 3.5 |
| スコア | 72 |
口コミ
- 空から王子様が降ってくる始まりから、甘く優しい展開に引き込まれたという声が多くありました。いつも一生懸命な凜奈に共感でき、最後の詩音の日記まで愛にあふれたお話だと好評です。
- 上條ロロのイラストが、凜奈と詩音の可愛さとアレクシスの王子らしい格好良さを引き立てていると評判です。演説対決などの見せ場や、家族にまつわるエピソードが心温まるという意見もあります。
- 展開がトントン拍子でご都合主義が過ぎる、要素を詰め込みすぎて浅く感じたという声が多くありました。
- 主人公や息子の言動が幼く見え、設定やキャラクターが定まっていない印象だという意見もあります。
はじめての一冊は
オメガバースが好きなら『偽りのオメガと愛の天使』、掛け合いを楽しみたいなら『特殊能力ラヴァーズ ガイドはセンチネルの番』がおすすめです。
そのほかの掲載作品
読者の評価とレビュー件数をもとにしたスコアの順に並べています。
オメガバースの作品はオメガバースのおすすめにもまとめています。
