荷鴣のTL小説おすすめ|復讐者の執着と作り込まれた暗い王国

荷鴣さんは、ソーニャ文庫で作品を発表しているTL作家です。

架空の王国を舞台にしたダークロマンスが中心で、口コミでは「世界の作り込みと伏線の回収が見事で、映画を観ているように一気に読めた」という評判が目立ちます。

もくじ

口コミから見える作風

作り込まれた世界と伏線

宗教国家や処刑が横行する国など、細部まで練られた舞台が特徴です。

過去が少しずつ明かされていく構成で、終盤に伏線がつながる快感があると評判です。

憎しみが愛に変わるヒーロー

復讐のために近づいた相手に執着していくヒーローや、どんな手段を使ってもヒロインを守り抜くヒーローが多く、その心の動きに無理がないという声が多く見られます。

重さは覚悟して

残酷な描写や暴力的な場面が多く、読む人を選ぶという声もよくあります。

重い物語が好きな人ほど深く刺さる作家です。

おすすめの作品

悪人の恋 (荷鴣)

ポイント 復讐の王子と死を望む女王。伏線とラストの台詞に泣いたと評判

家族を惨殺され、祖国を失った王子ルシアノ。復讐の鬼となって悪の限りを尽くし、ついに敵国の女王アラナのもとへたどり着く。ところが彼女は命乞いをするどころか、自らの死を望んでいた。苦しませるために手元に置いたはずが、共に過ごすうちに憎しみは執着へと変わっていく。それでもアラナは死を願い続けて……。凄惨な過去を抱えた二人を描く、ソーニャ文庫のダークロマンスです。

基本情報

著者荷鴣
発売日2020/03/01
ページ数334ページ
評価 4.6
スコア90

口コミ

良い点
  • なぜ女王は死を望むのか、過去が少しずつ明かされていく構成が見事で、伏線回収も秀逸だと好評です。映画を観ているような情景描写と濃密な心理描写に引き込まれ、一気読みしたという声が多くありました。
  • 復讐心が深い愛へと変わっていくルシアノの心の動きに無理がなく、死にたがりのアラナを説得する言葉やラストの台詞に号泣したと評判です。
  • 重い物語だからこそハッピーエンドの読後感が爽快だという意見もあります。『或る毒師の求婚』の登場人物が出てくる点も楽しみどころです。
悪い点
  • 残酷な描写や同意のない場面が繰り返し出てくるため、苦手な人は注意が必要だという声が多くありました。
  • 挿絵がいまひとつだった、幸せな後日談をもう少し読みたかったという意見もあります。

楽園の略奪者 (荷鴣)

ポイント 格調ある文章と作り込まれた世界、先の読めない逃亡劇

閉ざされた世界で、外のことを何も知らずに育てられたミース。ある日彼女は、冷たい目をした男ヨナシュに攫われます。人違いの誘拐でしたが、悪意を知らないミースにとって、それは未知に触れる冒険の旅の始まりでした。人懐こい人質を突き放せないまま逃亡を続けるヨナシュ。特殊な環境で生きてきた二人は、芽生えた想いの名も知らぬまま離れがたくなっていきますが、その旅はやがて国を揺るがす事態へ……。人嫌いの略奪者と謎を抱えた娘の、不器用な愛の行方を描く物語です。

基本情報

著者荷鴣
発売日2022/01/01
ページ数362ページ
評価 4.5
スコア88

口コミ

良い点
  • 細部まで作り込まれた世界と格調ある文章、整った構成に引き込まれ一気に読んだという声が多くありました。終盤まで先が読めず、結末に深い満足感があったと評判です。
  • ヒロインの母である女王や、その側近エフベルトなど脇を固める人物の過酷な物語が印象に残ったという感想が目立ちます。二人の物語と重なり合う構成が見事という意見もあります。
  • 童話のような雰囲気のイラストが、残酷で壮大な物語に合っているという声がありました。
悪い点
  • 暴力や残酷な過去が数多く描かれる重い内容で、読む人を選ぶという意見が多くあります。
  • 国どうしの関係が複雑で説明が少なく分かりにくい、ヒロインの好奇心旺盛な性格が合わなかったという声もあります。

復讐者は花嫁に跪く (荷鴣)

ポイント 親の代の因縁に揺れる伯爵の葛藤。読後感の良さも好評

身分を伏せて葡萄畑の復興に力を尽くす侯爵令嬢カティアは、隣国の伯爵ジルベールと出会い、たちまち惹かれ合う。ところが彼女がベルキア家の娘だと知ったとたん、彼は姿を消してしまった。やがて王太子に見初められ、家のために婚約したカティアの前に、ジルベールがふたたび現れる。ベルキア家を憎む彼は、策をめぐらせて彼女を自分の妻に迎えるが……。親の代の因縁に揺れる伯爵と仇の娘を描く、愛憎のロマンスです。

基本情報

著者荷鴣
発売日2018/06/01
ページ数334ページ
評価 4.4
スコア85

口コミ

良い点
  • 復讐と愛のあいだで揺れるヒーローの葛藤が読みどころで、親の代の因縁が少しずつ明かされていく構成や伏線の張り方が巧みだという声が多くありました。
  • ヒーロー側の心情も描かれていて引き込まれる、心理描写がうまく長さを感じず一気に読めたと好評です。最後はきちんと幸せに収まり、読後感が良いと評判です。
  • ヒロインの兄や王太子など脇役の人物像にも奥行きがあり、特に兄の抱えた思いが切ないという感想が目立ちました。
悪い点
  • ヒロインにつらく当たった使用人たちへの処分が甘く、もやもやが残ったという声がありました。
  • ヒロインが受け身すぎる、この作家やレーベルにしては歪みやダークさが控えめで物足りないという意見もあります。

はじめての一冊は

まずは代表作の『悪人の恋』から。

重さを少し抑えたいなら、最後に幸せに収まる『復讐者は花嫁に跪く』もおすすめです。

そのほかの掲載作品

読者の評価とレビュー件数をもとにしたスコアの順に並べています。

ソーニャ文庫の読み方はソーニャ文庫とは?にまとめています。

この記事を書いた人

九条 紫苑BL・TL小説コンシェルジュ

良い点・気になる点は、読んだ方の感想をもとにまとめています。感想がまだ少ない作品は、無理に埋めずそのままにしています。

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