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匣庭の恋人

匣庭の恋人

昭和の初め、外界から閉ざされた小さな島。十八年ごとに島を襲う病は、かつて恋人を殺された男の呪いだと言い伝えられています。織江はその呪いを鎮める生贄となるべく育てられてきましたが、儀式の直前、祭司の家の長男・君彦に連れ去られてしまいます。素行の悪さゆえに祭司の資格を失ったと噂される彼は、なぜ自分をさらったのか……。古い因習と千年前の伝承が絡み合う、ほの暗い和風ミステリー・ロマンスです。

基本情報

著者斉河燈
発売日2015/10/01
ページ数302ページ
評価 3.6
スコア76

口コミ

良い点
  • 横溝正史や京極夏彦を思わせる、因習の残る島の閉ざされた空気が魅力だという声が多くありました。最後まで張りつめた雰囲気が続き、記憶のあいまいな部分が少しずつ明らかになっていく構成に引き込まれたと評判です。
  • シリアス一辺倒で暗いものの、文章がうまく読ませる力があるという感想が目立ちました。ヒロインを一途に想うヒーローや、ヒロインの兄の存在も印象に残ったようです。
悪い点
  • 呪いや箱の正体など、重要な謎が回収されないまま終わってモヤモヤしたという意見が多くありました。
  • 多くの死者が出るのに事後の扱いがあっさりしすぎている、全体が暗すぎて好みではなかったという声もあります。

この記事を書いた人

九条 紫苑BL・TL小説コンシェルジュ

良い点・気になる点は、読んだ方の感想をもとにまとめています。感想がまだ少ない作品は、無理に埋めずそのままにしています。

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