日々の厳しい練習に耐え、己の肉体と精神の限界に挑むアスリートたち。
競技に注ぐひたむきな情熱と、パートナーやライバルへの抑えきれない恋情が重なり合う瞬間は、胸を熱く揺さぶります。
このページでは、プールやリンクの上で繰り広げられるおすすめのスポーツ小説を紹介します。
スポーツ・アスリートものの読みどころ
- 鍛え抜かれたしなやかな肉体美と、競技中の研ぎ澄まされた集中力
- ライバル同士の切磋琢磨や、長年の絆が恋へと変わっていくもどかしさ
- 挫折やプレッシャーを共に乗り越えて深まる、唯一無二のパートナーシップ
おすすめの作品
親友だけどキスしてみようか (川琴ゆい華)
ポイント 長年の親友同士のアスリートが、ふとしたキスから関係を変えていく純情BL
けがで夢を断たれる選手を少しでも減らしたいと、理学療法士になった侑志。四年目にして社会人サッカーチームの専属に抜擢されますが、顔合わせに現れたマネージャーは、かつての親友・清光でした。想いが募るあまり勢いで気持ちを知られ、一方的に距離を置いてしまった初恋の相手です。気まずい侑志をよそに、清光は再会を素直に喜び、なぜか積極的に近づいてきて……。長い片想いの行方を描く再会ラブです。
基本情報
| 著者 | 川琴ゆい華 |
|---|---|
| 発売日 | 2020/07/01 |
| ページ数 | 301ページ |
| 評価 | 4.5 |
| スコア | 88 |
口コミ
- 長年一途に想い続ける侑志と、無自覚に独占欲をあらわにする鈍い清光の両片想いがじれったくも切ないと好評です。友情から恋へ移っていく過程が自然に描かれているという声がありました。
- 二人を見守る友人の拓海や、侑志に惹かれるレオといった脇役が魅力的で、スピンオフを読みたいという感想が多くありました。
- サッカーの知識がなくても分かりやすく、仕事に真摯に向き合う人たちの姿に感動したという声や、古澤エノさんのイラストが良いという評判もあります。
- くっつくまでが長く、清光が自分の気持ちに気づくのが遅すぎてもどかしいという意見がありました。
- 前半の過去パートが長すぎる、後半は清光より脇役のほうが魅力的に見えたという声もあります。
恋のプールが満ちるとき (名倉和希)
ポイント 水泳に青春を懸ける選手たちの、瑞々しくも情熱的な愛の軌跡
スイミングスクールで子どもたちに水泳を教える優希。選手としては名を残せなかったものの、いつかオリンピック選手を育てたいと指導に打ち込んでいます。そこへ、子どもの頃から憧れてきた地元出身のメダリスト・濱崎が指導者としてやってくることに。華やかで奔放な彼に気さくに声をかけられ、優希は緊張でうまく話せなくて……。水泳の現場を舞台に、憧れが恋に変わっていく甘いラブストーリーです。
基本情報
| 著者 | 名倉和希 |
|---|---|
| 発売日 | 2016/09/01 |
| ページ数 | 235ページ |
| 評価 | 4.2 |
| スコア | 83 |
口コミ
- 水泳が舞台のBLは新鮮で、選手ならではのエピソードが恋にしっかり絡んでいるという声がありました。夏らしい瑞々しい雰囲気も好評です。
- 遊び人だった濱崎が純情な優希に本気になり、後半の濱崎視点の話ではすっかりメロメロになるのが面白いと評判です。
- 市川ら周りの同僚も魅力的で、最後まで安心して楽しめる、軽く読める一冊だという感想も目立ちます。
- 早い段階で両思いになり、その後も順調に進むため、波が少なくあっさりしているという声がありました。
- 表紙から想像したシリアスな話ではなく、チャラい攻めを好きになれなかったという意見もあります。
こじらせ皇太子は女心がわからない 氷上の初恋 (藍井恵)
ポイント フィギュアスケートの氷上で交錯する、不器用な皇太子と令嬢の初恋ロマンス
帝国の皇太子とその弟から同時に求婚され、争いに巻き込まれるのを恐れた父の計らいで伯母の城へ身を寄せた公女マリーア。思いがけない自由を手にした彼女は、凍った湖でスケートの技を磨く日々を楽しんでいた。そこへ現れたのは、彼女の滑りに感激して弟子入りを願う青年士官ジーク。互いに身分を隠したまま、氷の上で少しずつ距離が縮まっていき……。すれ違いの初恋を描くロマンスです。
基本情報
| 著者 | 藍井恵 |
|---|---|
| 発売日 | 2020/02/25 |
| ページ数 | 286ページ |
| 評価 | 4.0 |
| スコア | 80 |
口コミ
- お互いに身分を偽ったまま進む勘違いの構成がもどかしく、正体が明かされるまでを楽しめたという声が多くありました。
- 完璧な皇太子がヒロインを「師匠」と慕う姿が序盤とは別人のようで笑えると好評で、氷上で出会う場面がお気に入りだという感想もあります。
- 最後に陰謀へ立ち向かって大団円を迎える流れがすっきりしていると評判です。
- ヒロインの人物像がつかみにくく、皇帝である父の言動や弟への処遇が厳しすぎて楽しめなかったという意見もあります。
溺れる人魚 (いつき朔夜)
ポイント 水の中でしか息ができないような、切なく狂おしいスイマーたちの愛執劇
原因のわからない足の痛みで練習を休み、スイミングクラブでアルバイトをしている水泳選手の眞生。そのプールに現れたのは、派手な見た目に似合わず優雅な古式泳法で泳ぐ男・桂だった。腕のいい鍼灸師でもある桂は、眞生の足の痛みに親身になって向き合ってくれる。そんな彼に惹かれていく眞生だが、遊び人の桂にとって、それは手慣れた恋愛ゲームの始まりにすぎなくて……。タラシの鍼灸師と純情なスイマーの恋を描くお話です。
基本情報
| 著者 | いつき朔夜 |
|---|---|
| 発売日 | 2010/08/01 |
| ページ数 | 275ページ |
| 評価 | 4.2 |
| スコア | 82 |
口コミ
- まっすぐで純朴な眞生と、ときおり出る九州弁が可愛く、遊びのつもりが本気になって振り回される桂の姿が楽しいと好評です。
- 故障を抱えたアスリートの苦悩や、珍しい病名を突き止めて治療につなげる流れがきちんと描かれているという声がありました。
- 北上れんさんのイラストが美しく、小指で間接キスをする場面が素敵だったという意見もあります。
- 攻めの桂の不誠実さに腹が立ち、眞生が許すのが早すぎる、もっと痛い目にあってほしかったという声が多くありました。
- 後半に出てくる先輩の行動が話を動かすための強引なものに感じたという意見もあります。
Tastes differ 2 (七地寧)
ポイント ストイックなアスリートが向き合う、身体と心の相性と深い愛情
好きになった相手にはとことん尽くす、恋愛ごとには極めて執念深いスミス一族。その一員であるサイは、ずっと想い続けてきた槇尾を支えるため、渡米した先で彼にもう一度テニスの道を開きます。肘を壊して一度は諦めた夢に、戸惑いながらも再び挑み始める槇尾。プロ選手として歩む彼の傍らで、サイは支えることそのものに喜びを見いだしていきます。シリーズ第2巻です。
基本情報
| 著者 | 七地寧 |
|---|---|
| 発売日 | 2013/06/01 |
| ページ数 | 246ページ |
| 評価 | 4.3 |
| スコア | 81 |
口コミ
- プロテニス選手になった想い人を、料理から生活まで徹底的に支える献身ぶりが素敵だという声が多くありました。暑苦しいほどの愛情なのに不快感がないのは作者ならではと評判です。
- 試合の場面に胸を打たれた、テニスに詳しくなくても楽しく読めたという意見があります。前巻より主役の二人に焦点が当たっている点も好評です。
- かなり異色の作品で、萌えの要素は少なめだという声がありました。
氷上のアルゼンチン・タンゴ (華藤えれな)
ポイント 氷上のペアダンスに命を燃やす二人の、華麗で情熱的なタンゴ・ロマンス
名コーチの父を持ち、恵まれた環境で育ちながら伸び悩むフィギュアスケーターの紘夢。同じ家で育った年下の栄翔は、父に才能を見出され、四回転を軽々と跳ぶ天才に成長していた。こいつさえいなければ……と嫉妬を抱え、「憧れの選手です」と告げられても冷たく突き放してきた紘夢だったが、突然二人きりの海外合宿が決まり……。ライバル同士の二人が氷上で向き合う、フィギュアスケート小説です。
基本情報
| 著者 | 華藤えれな |
|---|---|
| 発売日 | 2016/04/01 |
| ページ数 | 363ページ |
| 評価 | 3.9 |
| スコア | 79 |
口コミ
- 作者自身にスケート経験があり、競技の世界の裏側や選手の葛藤が臨場感たっぷりに描かれていると好評です。恋だけでなく、きちんとスポ根しているという声が多くありました。
- ライバルでありながら支えあう二人の関係が良く、一途な栄翔に好感が持てたと評判です。二人で滑るタンゴをぜひ観てみたいという声もあります。
- 紘夢がいつも悩んでばかりで精神的にぶれ、共感しにくかったという意見が多くありました。
- 舞台の国が次々に変わって展開がとりとめない、練習風景が多くて飽きるという声もあります。
