初恋をやりなおすにあたって
何でも屋の大須賀が請け負ったのは、対局前になると食事もとらず、盤と棋譜に向かうばかりで廃人同然になる棋士の世話でした。そこで再会したのは、若くして七段となった期待の星・灰谷雪。幼い頃に詰将棋を教わるほど仲の良かった幼なじみです。ところが雪は、大須賀を前にしてもなぜか無反応で……。十三年の時を経て、名人を目指し魂を削る雪が隠してきた想いとは。もう一度始める初恋を描く、切ない再会ラブです。
基本情報
| 著者 | 尾上与一 |
|---|---|
| 発売日 | 2019/08/01 |
| ページ数 | 311ページ |
| 評価 | 4.5 |
| スコア | 87 |
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口コミ
良い点
- 将棋を知らなくても対局の場面に臨場感があり、手に汗握って一気に読んだという声が多くありました。有田焼にまつわる思い出や、「後退王子」のくだりの可笑しさも好評です。
- 体が弱いのに全てを懸けて将棋を指し、幼なじみを想い続けてきた雪のひたむきさに泣いたと評判です。棋士ならではの告白の場面や、木下けい子さんの繊細な挿絵を推す声もありました。
悪い点
- 将棋の説明が多く、主語のわかりにくい文章や気持ちの移り変わりについていけなかったという意見があります。
- 話がもう少しコンパクトでもよかった、挿絵がキャラクターのイメージと違ったという声もありました。
