触れて、感じて、恋になる
視覚に障害を持ちながら、一人で鍼灸院を営む二ノ瀬。ある日訪れた患者の日根野谷は、見えないことへの遠慮もなく、思ったことをずけずけと口にする男だった。その無遠慮さに戸惑いながらも、気を使わずにいられる彼との時間に、二ノ瀬は少しずつ心をほどいていく。けれど過去の傷から恋はしないと決めていた彼は、友情と恋のあいだで揺れて……。鍼灸師と会社員の、静かに育っていく恋を描いた物語です。
基本情報
| 著者 | 宗川倫子 |
|---|---|
| 発売日 | 2018/08/31 |
| ページ数 | 259ページ |
| 評価 | 4.4 |
| スコア | 82 |
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口コミ
良い点
- 目の見えない主人公の暮らしや心情が一人称で丁寧に描かれ、未知の世界を垣間見られたという声が多くありました。デビュー作とは思えない読みやすい文章だと好評です。
- 分からないことは率直に聞き、不安には自然にフォローする日根野谷の対等な接し方が良かったという声があります。二ノ瀬を支える幼なじみ夫婦や商店街の人々の温かさ、小椋ムクさんのイラストも評判です。
悪い点
- 恋人と別れ話がこじれていた攻めの元彼女の件で、二ノ瀬が理不尽に怖い目にあう展開に納得できなかったという意見が多くありました。
- 山場が元彼女とのいざこざに偏り、視覚障害という設定があまり生かされていないという声もあります。
