目が覚めたら、知らない世界にいた。
異世界トリップものは、生まれ変わりではなく今の自分のまま飛ばされるからこそ、現代の感覚や得意なことがそのまま武器になるのが魅力です。
元の世界に帰るか、ここに残るか――揺れる気持ちが恋を切なくします。
パン作りやお弁当で居場所を作るほのぼのとした物語から、身代わりや聖女の役目を背負わされるドラマチックな物語まで揃っています。
こんな人におすすめ
- 転生ではなく、今の自分のまま異世界へ行く物語が好きな方
- 現代の知識や特技で、異世界に居場所を作っていくヒロインを応援したい方
- 帰るか残るか、選択を迫られる切ない恋を読みたい方
異世界の暮らしから始まる恋
異世界トリップしたので美味しいパン作りに没頭してたら皇帝陛下に溺愛されました (熊野まゆ)
ポイント 異世界にない菓子パンで、助けてくれた魔道士に恩返し
勤め先のパン屋をクビになった直後、異世界にトリップしてしまったユウナ。彼女を助けたのは、無表情な天才魔道士サイラスだった。そのまま家に置いてもらったユウナは、この世界にはないメロンパンなどの菓子パンを作って恩返しをする。共同生活を通して惹かれ合う二人。ところがサイラスが、現皇帝のたった一人の息子で跡継ぎだと知って――!?
基本情報
| 著者 | 熊野まゆ |
|---|---|
| 発売日 | 2021/04/30 |
| ページ数 | 287ページ |
| 評価 | 4.0 |
| スコア | 80 |
口コミ
- 作中のパンの描写がおいしそうで、読んでいるとパンが食べたくなるという声が多くありました。どんな状況でもパン作りを愛し、パンの力で困難を乗り越えるヒロインが楽しいです。
- 権力争いも描かれますが、ドロドロした展開はなく、誰も死なないハッピーエンドなので安心して読めると評判です。前半の町での暮らしが特に好評でした。
- 都合よく話が進み、読み手に訴えるものが少ないという声がありました。
- 視点の切り替わりが唐突で、読みにくいところがあるという意見もあります。
銀の騎士は異世界メイドがお気に入り (上原緒弥)
ポイント 王城のメイドとして帰る方法を探すなか、本好きの青年と出会う
突然、異世界にトリップしてしまった香穂。王城でメイドとして働きながら元の世界に帰る方法を探していたある日、休日の本屋で出会った青年と、好きな本を勧め合う仲になる。その正体は、騎士団長のカイルだった。異世界人の自分が彼と結ばれるなどあり得ないと想いを封印しようとするが、なぜかカイルに迫られてしまい……。
基本情報
| 著者 | 上原緒弥 |
|---|---|
| 発売日 | 2021/04/01 |
| ページ数 | 366ページ |
| 評価 | 4.0 |
| スコア | 80 |
口コミ
- 異世界でも元の世界に帰ろうと頑張る、謙虚で健気なヒロインに好感が持てるという声がありました。
- 番であるヒロインを深く愛しながらも自制する、紳士的な獣人の騎士団長が素敵だと評判です。嫌な展開が少なく、安心して読めます。
- 大きな山場がなく、登場人物の描写が弱いという声がありました。
- 獣人の設定があまり生かされていないという意見もあります。
私のベッドは騎士団長 疲れたOLに筋肉の癒しを (このはなさくや)
ポイント 眠るたびに異世界へ。噛み合わない会話が楽しいラブコメ
連日の激務に疲れきったOLの亜里沙。ある夜ふと目を覚ますと、見知らぬたくましい男性の体の上にいました。これはがんばる自分へのご褒美の夢に違いないと、大好きな筋肉を存分に堪能する亜里沙。ところがそこは異世界で、相手は強面の騎士団長だったのです。眠るたびに彼のもとへ現れては消える亜里沙に、騎士団長はある勘違いをしてしまい……。文庫書き下ろしの番外編も収めた、異世界トリップ・ラブコメディです。
基本情報
| 著者 | このはなさくや |
|---|---|
| 発売日 | 2021/06/01 |
| ページ数 | 344ページ |
| 評価 | 4.0 |
| スコア | 80 |
口コミ
- 社畜の亜里沙が仕事の愚痴をこぼすと、騎士団長が奴隷として働かされていると誤解して悪人の摘発に乗り出すなど、噛み合わない会話のすれ違いが面白いと好評です。コメディ色が強く気軽に読めるという声がありました。
- 強面で実直な騎士団長が、現れては消えるヒロインを誠実に気づかう姿が魅力的だという感想が多くありました。騎士団長側の視点も読めるのがよかったという意見もあります。
- 筋肉好きのヒロインのはじけたテンションが楽しく、たくましい男性が好きな人にはたまらないと評判です。
- 序盤に異世界と日本の行き来が何度も繰り返されて単調に感じた、異世界らしさが薄い、事件の顛末やヒロインが行き来できる理由があいまいだという意見がありました。
- ヒロインの口の悪さや開けっぴろげな言い回しに引いてしまった、好みが分かれるという声もあります。
庶民のお弁当屋さんは、オオカミ隊長に拾われました。 愛妻弁当はいかがですか? (ろいず)
ポイント 一緒に召喚された勇者に置き去りにされ、狼の獣人に救われる
お弁当屋さんを営むヒナは、常連客の暁とともに異世界へ召喚されてしまいます。勇者として歓迎された暁とは対照的に、冷遇されるヒナ。魔王を倒せば元の世界に帰れると信じて待ち続けた一年後、告げられたのは、暁が一人で帰ってしまったという知らせでした。置き去りにされ、奴隷にまで落とされたヒナを救ったのは、狼の獣人グーエン。彼はヒナを自らの「番」と呼び、ある提案をしてきて……。文庫書き下ろし番外編も収録しています。
基本情報
| 著者 | ろいず |
|---|---|
| 発売日 | 2023/10/01 |
| ページ数 | 363ページ |
| 評価 | 4.5 |
| スコア | 80 |
口コミ
- 獣人のヒーローが一途なところが良かったという声がありました。
- タイトルのわりに狼らしさが薄く、獣人である必要を感じなかったという意見が多くありました。ヒロインが無力で流されるばかり、言葉づかいが幼く感じられて読むのがつらかったという声もあります。
召喚と役目、帰るか残るか
異世界で身代わり姫になり覇王に奪われました +新婚ハネムーンを満喫中 (柚原テイル)
ポイント 身代わりの物語に、帰るか残るかの選択と新婚旅行編を加えた完全版
異世界に飛ばされたセリナがたどり着いたのは、自分とそっくりな王女のもと。そのまま身代わりにされ、覇王と恐れられる敵国の皇子ギルベルトに囚われてしまう。傲慢で冷酷に見えた皇子だが、何があっても彼女を守ろうとして……。やがて元の世界に戻る機会が訪れ、帰るか残るかの選択を迫られる。コミカライズもされた人気作に、書き下ろしの新婚旅行編を加えた完全版です。
基本情報
| 著者 | 柚原テイル |
|---|---|
| 発売日 | 2018/10/01 |
| ページ数 | 489ページ |
| 評価 | 3.6 |
| スコア | 75 |
口コミ
- 最初は嫌な相手だった皇子が、実は懐が深く、どんどん魅力的になっていく変化が好評です。
- 作り込まれた設定と王道で堅実なストーリー運びが面白く、二冊分のボリュームで読み応えがあると評判です。書き下ろしでは皇子の両親も登場するという声がありました。
- 前半の厳しい皇子と後半の甘い姿の落差が大きすぎる、重い導入のわりにヒロインの受け止め方が軽いという意見が多くありました。
- 書き下ろし部分の挿し絵の絵柄が大きく変わっている、既視感のある展開だという声もあります。
竜騎士殿下の聖女さま (秋桜ヒロロ)
ポイント 聖女ではなく、ひとりの人として愛されたいと願う召喚の物語
天涯孤独のまま異世界へ召喚された新菜は、「魔力の器」を持つ聖女だった。彼女を必要としていたのは、器が壊れて魔法を使えなくなってしまった竜騎士の王子。けれど新菜が望んでいたのは、聖女としてではなく、一人の人間として必要とされ、愛されることで……。自立心の強いヒロインと、初めての恋に落ちる男前の王子を描く異世界ファンタジー・ロマンスです。
基本情報
| 著者 | 秋桜ヒロロ |
|---|---|
| 発売日 | 2018/10/30 |
| ページ数 | 384ページ |
| 評価 | 3.8 |
| スコア | 79 |
口コミ
- 聖女としてではなく新菜として愛されたいと願うヒロインが切なくて泣けた、という声が多くありました。
- やられたらやり返す精神のヒロインが、意地悪な令嬢を返り討ちにする場面が良かったと好評です。聖女の力が意外と泥臭いのも面白いという感想がありました。
- ツッコミどころが多い、可もなく不可もなくという意見があります。
双子の王子と異世界求婚譚 (悠月彩香)
ポイント 目の前に現れた双子の王子に、呪いを解く協力を求められる
突然目の前に現れた双子の王子によって、異世界へ連れて行かれてしまった紫音。力を封じる呪いをかけられた王子たちは、その呪いを解くために紫音の協力が必要だと言います。けれどその方法は、なんとも思いがけないものでした。夢だと思い込もうとする紫音でしたが、次々と事件に巻き込まれ、王子たちの力を取り戻さなければならない状況に……。文庫書き下ろし番外編も収録した、異世界トリップ・ロマンスです。
基本情報
| 著者 | 悠月彩香 |
|---|---|
| 発売日 | 2022/08/01 |
| ページ数 | 383ページ |
| 評価 | 5.0 |
| スコア | 80 |
口コミ
- 展開が早くサクッと読めて、美形の双子に大切にされるハッピーエンドがうらやましいという声がありました。スマホが活躍するのもおもしろいと評判です。
- イラストがきれいだったという感想があります。悪役の魔女のその後を描く番外編がもっと読みたいという声もありました。
- 双子がいつヒロインに惹かれたのかわかりにくい、ヒロインが流されるばかりで物足りないという意見がありました。何を楽しみに読めばいいかわからなかったという声もあります。
選ぶときのコツ
口コミでは、パン作りやすれ違いの会話など、ヒロインの現代らしさが物語に生きている作品ほど評判がよい傾向があります。
一方で展開の早さや山場の少なさを挙げる声もあるので、じっくり読みたい方は帰るか残るかの葛藤が描かれる作品から選ぶのがおすすめです。
