大洋図書のBLノベルズレーベルです。
シリーズで読み継がれている作品が多く、幼なじみや溺愛もの、ファンタジーまで、じっくり読める作品がそろっています。
並び順は、読者の評価とレビュー件数から算出したスコアの順です。
評価の高さだけでなく、どれだけ多くの方に読まれているかもあわせて見ています。
各作品には、読書メーターや電子書籍ストアに寄せられた感想をもとにした「良い点・気になる点」を載せているので、購入前の目安にしてください。
ほかのレーベルとの違いはレーベル案内にまとめています。
初めてなら、この5冊|口コミの多い順
SHYノベルズの32冊のうち、読者評価が5点中4.0以上で口コミの多い5冊です。
下の一覧は評価スコアの順なので、まず多くの人が読んだものから入りたい人はこちらから。
| 作品 | 作家 | レーベル・刊行年 | 読者評価 | 口コミの要約 |
|---|---|---|---|---|
| 片思いアライアンス | 月村奎 | SHYノベルズ・2014年 | 4.3(111件) | 早々に両思いだと読者には分かっているのに、こじれにこじれていく展開がもどかしくも楽しいという声が多くありました。悪役も出… |
| 松前先生と美貌の作家(ぼく) | 遠野春日 | SHYノベルズ・2010年 | 4.4(85件) | 高慢で素直になれない若様が、最悪の出会いから恋を知って少しずつ成長していく姿が愛おしいという声が多くありました。ツンばか… |
| 花嫁執事 | 岩本薫 | SHYノベルズ・2011年 | 4.0(71件) | 幼なじみの再会、主従関係、白無垢の花嫁と、萌え要素が盛りだくさんで、王道の展開を安心して楽しめるという声が多くありました… |
| Tonight,The Night | 一穂ミチ | SHYノベルズ・2015年 | 4.6(67件) | 佑がとにかくまっすぐで誠実、出会ったころから一貫して真知を大切にする姿が素敵だという声が多くありました。母親に叩かれて悔… |
| S級執事の花嫁レッスン | 岩本薫 | SHYノベルズ・2013年 | 4.2(62件) | 最後まで敬語を崩さない完璧な執事が、主人への忠誠と恋心の間で揺れる姿が切ないと好評です。執事視点の場面もあり、その葛藤が… |
SHYノベルズに多い題材
当サイトの題材の分類で、冊数の多い順です。
1冊が複数の題材に入るので、合計は冊数より多くなります。
| 題材 | 冊数 | 割合 |
|---|---|---|
| 幼なじみ | 3冊 | 9% |
| 溺愛 | 3冊 | 9% |
| 学園 | 3冊 | 9% |
| 王族・貴族 | 2冊 | 6% |
| オフィスラブ | 2冊 | 6% |
| 再会 | 2冊 | 6% |
SHYノベルズをよく書いている作家
新しい作品と購入先
32冊のうち、2024年以降に出た作品は0冊です。
それぞれの書籍ページに、Kindle・コミックシーモア・ebookjapan などの購入先をまとめています。
よくある質問:SHYノベルズ
どの作品から読めばよいですか?
上の「初めてなら、この5冊」から、口コミの要約が好みに近いものを選んでください。
シリーズものは1巻からです。
一覧の順番は何で決まっていますか?
読者レビューから出した評価スコアの順です。
口コミの件数が少ない作品は順位が動きやすいので、件数も見てください。
先に結論。読者評価で選ぶ上位3冊
-
1位
Tonight,The Night
佑がとにかくまっすぐで誠実、出会ったころから一貫して真知を大切にする姿が素敵だという声が多くあ…DMMブックス 初回購入90%OFFクーポン -
2位
ヘブンノウズ
幽霊が見える人々と過去や現在の事件が絡む、ミステリーとオカルトを合わせた物語が面白いと評判です…DMMブックス 初回購入90%OFFクーポン -
3位
隣人は恋人のはじまり
噛み合わない二人の会話が漫才のようで、思わず吹き出してしまうという声が多くありました。強引に距…DMMブックス 初回購入90%OFFクーポン
1位 Tonight,The Night (一穂ミチ)
ある夏の日、暑さで動けなくなった真知を助けてくれたのは、実家の和菓子屋の得意先のひとり息子・佑だった。報われない恋を抱えたままの真知と、まだ恋を知らない佑。その日から佑は何かと真知を慕い、まっすぐで潔い心を向けてくる。そしてある日、佑は「真知が好き。どうしたらいいの」と打ち明けて……。長い年月をかけて育っていく二人の想いを描く、心やさしいピュアラブストーリーです。
基本情報
| 著者 | 一穂ミチ |
|---|---|
| 発売日 | 2015/11/01 |
| ページ数 | 272ページ |
| 評価 | 4.6 |
| スコア | 87 |
口コミ
- 佑がとにかくまっすぐで誠実、出会ったころから一貫して真知を大切にする姿が素敵だという声が多くありました。母親に叩かれて悔しさに泣く場面など、佑の誇り高さが印象に残ったという感想もあります。
- 前半は出会いの時期をじっくり描き、後半は章ごとに年月を進めて短編のように流れていく構成が心地よく、長ったらしくならないと好評です。
- 作者らしいふくよかな言葉選びと、きらめくような情景描写が評判です。イラストも話にぴったりだと好評です。
- 佑の母親のふるまいや、それを放っておく父親の態度にもやもやしたという声がありました。
- 大きな事件は起こらず穏やかに進むぶん、二人のその先も読みたかったという意見もあります。
2位 ヘブンノウズ (英田サキ)
半年前に母を事件で亡くし、そのショックで言葉を失った年の離れた弟ミツルと二人で暮らす旭。後悔ばかりの毎日を送る彼の前に、ネットに載せていた絵を気に入ったというベストセラー作家が現れ、挿絵を描いてほしいと持ちかけます。恋人はつくらないと公言する作家と、個性の強い屋敷の住人たちに最初は反発していた旭でしたが……。幽霊とミステリーが絡み合う、全4巻シリーズの第1巻です。
基本情報
| 著者 | 英田サキ |
|---|---|
| 発売日 | 2012/03/01 |
| ページ数 | 262ページ |
| 評価 | 4.7 |
| スコア | 87 |
口コミ
- 幽霊が見える人々と過去や現在の事件が絡む、ミステリーとオカルトを合わせた物語が面白いと評判です。洋館を舞台にした少し不思議な空気と、何度も泣かされたという胸に迫る展開が好評です。
- 真面目で不器用な旭が、作家や屋敷の住人たちとの関わりの中で少しずつ考え方を変えていく成長の物語として楽しめたという声が多くありました。口のきけない弟ミツルの可愛らしさや、執事や占い好きの住人など脇役の魅力も人気です。
- 恋の進み方はゆっくりですが、4巻を通して読むと伏線がきれいに回収され、満足感の大きい結末になると評判です。ストーリーを重視する人や、この作家を初めて読む人にも勧めやすいという意見もあります。
- 第1巻の時点では恋愛の要素がかなり控えめで、もどかしいという声がありました。登場人物が多い、事件の真相が途中で読めてしまうという意見もあります。
- 最終巻だけ電子書籍で出ていなかったため困ったという感想もありました。
3位 隣人は恋人のはじまり (月村奎)
潔癖で偏屈、偏食で意地っ張りな経理部の会計主任・堂島蛍。静けさと清潔さを何より愛し、恋愛や結婚など面倒なものは人生から締め出してきた。今の暮らしに満足しているはずなのに、なぜか心はざわつくばかり。ある晩、酔った勢いで恋人代行の便利屋に電話をかけてしまった蛍の前に現れたのは、清潔な香りをまとったハンサムな男で……。勘違いから始まる隣人同士のラブコメディです。
基本情報
| 著者 | 月村奎 |
|---|---|
| 発売日 | 2015/07/01 |
| ページ数 | 232ページ |
| 評価 | 4.5 |
| スコア | 86 |
口コミ
- 噛み合わない二人の会話が漫才のようで、思わず吹き出してしまうという声が多くありました。強引に距離を詰めてくる歯科医の小野と、意地を張っては自爆する蛍のやりとりが好評です。
- 生い立ちのせいでひねくれてしまった蛍が、素のままを受け入れてくれる小野に少しずつ甘えることを覚えていく姿がいじらしいと評判です。後半の切なさにぐっときたという感想もあります。
- 「眠り王子にキスを」とつながる作品で、同僚として宮村が登場し、巻末には前作の二人の後日談も入っています。前作を知らなくても楽しめ、木下けい子さんのイラストもよく合っていると好評です。
- 蛍の偏屈さや口の悪さ、小野の人を食ったような言い方にいらっとして、入り込めなかったという意見もあります。
- 出会いは面白いがその後はありがちな流れで、前作ほどの期待には届かなかったという声もありました。
4位 明日が世界の終わりでも 榎田尤利作品集 (榎田尤利)
恋人の御厨玲治は、望が知るなかで一番美しく、一番賢く、一番謎めいた男。何でも与えてくれる玲だが、望が心から欲しいたったひとつのものだけは決して与えてくれない……。愛する人の幸せを祈る想いを描いた表題作に、音大生の恋を描く「largo」、書き下ろし「witness」を収めた榎田尤利さんの作品集です。
基本情報
| 著者 | 榎田尤利 |
|---|---|
| 発売日 | 2013/04/01 |
| ページ数 | 360ページ |
| 評価 | 4.5 |
| スコア | 86 |
口コミ
- ピアノ科の学生たちの恋を描く「largo」は、音楽が聞こえてくるような鮮やかな文章で、テンポのよい掛け合いも楽しいと好評です。
- 表題作は痛く重い物語ながら、別のカップルの視点からその後が描かれ、書き下ろしで長い年月を経た二人の姿まで見届けられる構成が見事だという声が多くありました。
- 心の機微を丁寧に描き、読み終えると映画を見たような余韻が残る、衝撃の一冊だという感想もあります。
- 相手を試すような裏切りがどの話にも絡み、胸が苦しくなる重さなので、好みが分かれるという意見がありました。
- 電子版には挿絵がないのが残念だという声もあります。
5位 松前先生と美貌の作家(ぼく) (遠野春日)
渋谷・松濤の屋敷で家族に甘やかされて育った元華族の若様・春之。人がうらやむ美貌を持ちながら、負けず嫌いでわがままな彼には、覆面作家として小説を書いているという秘密があった。いつか憧れの挿絵画家・松前千種に自作の絵を描いてもらうのが夢だったのに、紳士倶楽部で出会った見知らぬ男に、よりによってその松前の悪口を言ってしまう。ところが相手こそ松前本人で……。戦後まもない時代を舞台に、作家と挿絵画家の恋を描くBL小説です。
基本情報
| 著者 | 遠野春日 |
|---|---|
| 発売日 | 2010/03/01 |
| ページ数 | 239ページ |
| 評価 | 4.4 |
| スコア | 85 |
口コミ
- 高慢で素直になれない若様が、最悪の出会いから恋を知って少しずつ成長していく姿が愛おしいという声が多くありました。ツンばかりで最後の最後にデレるところがたまらないと評判です。
- 戦後の上流階級を背景にした品のある会話や空気感が好評です。そっくりな美貌の兄とのやり取りも楽しく、兄の話も読みたいという声が目立ちます。
- 挿絵は木下けい子さんが担当し、その漫画作品に出てくる人物がゲスト出演するのがうれしいという声がありました。
- 主人公の態度に序盤はいら立った、すれ違いの解決があっさりしている、攻めの人物像がつかみにくく惹かれる理由がわからないという意見がありました。
- 表紙の絵柄が作中の美貌の若様のイメージと合わないと感じた人もいます。
6位 世界の果てで待っていて 嘘とナイフ (高遠琉加)
渋谷区神泉で調査探偵事務所を営む元刑事の黒澤統一郎は、夏の夜、かつての同僚で渋谷署の刑事・櫂谷雪人に呼び出される。補導された若者が、黒澤の名刺を持っていたというのだ。それが新たな事件の幕開けだった。妹・澪子の死の真相を独りで追い続ける黒澤の中に、自分の知らない影を見つけて動揺する雪人。そんな彼に、「公安の鴉」と呼ばれた鷹取から黒澤の行動確認が命じられて……。「世界の果てで待っていて」シリーズ第2巻です。
基本情報
| 著者 | 高遠琉加 |
|---|---|
| 発売日 | 2010/10/01 |
| ページ数 | 229ページ |
| 評価 | 4.7 |
| スコア | 84 |
口コミ
- 容疑者をかばう探偵と追う刑事という相反する立場に置かれた二人の、張り詰めたやりとりが痛々しくも魅力的だという声が多くありました。恋愛要素が少ないからこそ、ただ一度のキスや本音のひと言が重く響くと評判です。
- 伏線の張り方がうまく、BLというよりミステリーやサスペンスとして読み応えがあると好評です。渋谷の街の空気や雨音まで感じられる文章も評判です。
- 今巻から挿絵が茶屋町勝呂さんに替わり、物語の雰囲気をよく彩っているという意見もあります。
- 妹の事件の謎も二人の関係も解決しないまま終わり、長年続きが出ていない未完の作品であることを残念がる声が非常に多くありました。
7位 音無き世界 (杉原理生)
フリーの映画ライターとして働く水原英之は、かつてひと月だけ一緒に暮らした笹塚遼と、十年ぶりに偶然再会する。映画を撮るようになった遼は、昔の面影を残しながらも目を引く青年に変わっていた。けれど遼は、ある経験から誰も好きにならないと心に決めている。それでも英之に惹かれていく遼と、彼に抱いてはいけない想いを募らせる英之は……。静かに育っていく恋を描く物語です。
基本情報
| 著者 | 杉原理生 |
|---|---|
| 発売日 | 2010/02/01 |
| ページ数 | 231ページ |
| 評価 | 4.5 |
| スコア | 84 |
口コミ
- 前半は英之、後半は遼の視点で描く二部構成で、父との関係に苦しんできた遼が少しずつ変わっていく姿が胸に迫るという声が多くありました。
- 8ミリフィルムを見ているような静かで透明感のある文章と、包み込むように優しい英之が好評です。宝井理人のイラストも雰囲気にぴったりだと評判です。
- 展開が淡々としていて盛り上がりに欠ける、丁寧というより回りくどく感じたという意見がありました。
- 遼の気持ちや行動の理由がつかみにくく、感情移入しにくかったという声もあります。
8位 そして世界は色づいた (橘りたか)
ひとりの夜を過ごさずにすむ深夜のコンビニバイトは、佐藤あきらにとって楽園のような時間だ。ある晩、あきらは脇腹から血を流してうずくまる常連客を見つける。いつもコートに黒いサングラス、どう見ても堅気には見えないその男は、自分の傷を自分で縫ってしまうような危うい人物だった。放っておけずに連れ帰ったあきらは、そのまま男に強引に関係を迫られてしまい……。殺し屋と平凡な青年の、住む世界の違う二人の恋を描く物語です。
基本情報
| 著者 | 橘りたか |
|---|---|
| 発売日 | 2011/03/01 |
| ページ数 | 206ページ |
| 評価 | 4.5 |
| スコア | 84 |
口コミ
- 軽妙な一人称の語り口でテンポよく進み、重い設定でも暗くなりすぎず一気に読めたという声が多くありました。色をモチーフにした章立てなど構成の凝り方も評判で、読み終えてタイトルに納得したという感想があります。
- 人に慣れない男が少しずつあきらに心を開き、人間らしくなっていく過程にときめいたという声が目立ちます。危険な目にあっても揺らがないあきらのまっとうな感覚や、オカマの雇い主クルミをはじめとする脇役たちの個性も好評です。
- 殺し屋と一般人という設定自体はありがちで、展開に新鮮味がないという意見がありました。受け視点のため男の心情がつかみにくい、挿絵の男がイメージと違ったという声もあります。
9位 好きになるはずがない (椎崎夕)
会社員の高平笙は、職場では野暮ったい髪型に眼鏡、地味な服装で目立たないように過ごしている。けれど夜の街では「セイ」と名乗り、見た目はいいのに恋が長続きしない男として知られていた。ある晩、友人に連れられて入ったバーで出会ったのは、同じ会社の別の課にいる人嫌いで有名な守川。正体を隠したまま彼と飲み仲間になった笙だったが……。二つの顔を持つ青年と、紳士的な年上の男の恋を描くリーマンラブです。
基本情報
| 著者 | 椎崎夕 |
|---|---|
| 発売日 | 2014/02/01 |
| ページ数 | 247ページ |
| 評価 | 4.6 |
| スコア | 84 |
口コミ
- 亡くした恋人に似た笙を、守川が身代わりではなく一人の人として見ている点や、ゆっくり丁寧に進む展開が心地よいという声が多くありました。
- 紳士的で大人の余裕を見せていた守川が、後半になるほど計算高く粘り強い一面をのぞかせるギャップが好評です。遊び人に見えて実は真面目な笙にも好感が持てると評判です。
- 守川の元恋人の妹や友人の村瀬など、周りの人物の振る舞いに苛立ってしまったという意見がありました。
- 二人が惹かれ合うきっかけとなる場面がもっと欲しかった、遠回りな展開がもどかしいという声もあります。
10位 片思いアライアンス (月村奎)
名家の生まれで、誰もが見とれる美貌の大学生・広瀬悠馬。けれど付き合った相手からは決まって「中身は期待はずれ」とふられてきた。そんな彼がバイト先のカフェで恋をしたのは、大人の余裕をまとう店長・久保寺。片思いのままなら傷つかずにすむ――そう決めていたのに、当の久保寺から想いを告げられてしまい……。好きなのに素直になれない二人のすれ違いを描く、じれったい両片思いのラブストーリーです。
基本情報
| 著者 | 月村奎 |
|---|---|
| 発売日 | 2014/07/01 |
| ページ数 | 217ページ |
| 評価 | 4.3 |
| スコア | 84 |
口コミ
- 早々に両思いだと読者には分かっているのに、こじれにこじれていく展開がもどかしくも楽しいという声が多くありました。悪役も出てこないので、疲れたときに安心して読めると評判です。
- 振り回されながらも大人の包容力で見守り続ける久保寺が好評です。結ばれてからの甘さや、巻末の久保寺視点の短編で分かる彼のべた惚れぶりも楽しかったという感想が目立ちました。
- 外見と中身のギャップに悩む悠馬の不器用さが、嫌味なく可愛らしく描かれているという意見があります。月村さんらしい読みやすい文章とテンポの良さも評判です。
- 悠馬の思い込みが強すぎて、状況を悪化させたまま時間が過ぎていく展開に共感しにくかったという声がありました。
- 美形ゆえの悩みが贅沢に感じられた、最後の一言でがっかりしたという意見もあります。
11位 好きになりなさい (椎崎夕)
母の庇護者だった宮原が世を去った夏、史哉は宮原の秘書だった有木にひとつの取り引きを持ちかける。病気がちな母に手を出さないでほしい、その代わりに自分が何でも引き受ける、と。長い付き合いなのに、無表情な有木が何を考えているのかは少しもわからない。取り引きを受け入れた有木の真意をつかめないまま月日は流れ、約束の時が近づいて……。資産家一族の思惑を背景にした、敬語の世話役と母思いの青年の物語です。
基本情報
| 著者 | 椎崎夕 |
|---|---|
| 発売日 | 2013/11/01 |
| ページ数 | 246ページ |
| 評価 | 4.4 |
| スコア | 84 |
口コミ
- 無表情で何も語らない有木が、行動では一貫して史哉を守り続ける姿が素敵だと評判です。普段は丁寧な敬語の彼が、巻末の書き下ろしで見せる素の口調がたまらないという声が多くありました。
- 一族のごたごたを乗り越え、最後にはすっきりする展開が爽快だという意見があります。母を守ろうと奮闘する史哉の健気さも好評です。
- 紫陽花のエピソードの台詞が印象的だという感想や、イラストが作品の雰囲気によく合っているという声がありました。
- 親戚や周辺の人物が多く、家の事情が込み入っていてまどろっこしいという意見がありました。
- 主人公の考え方についていけない、終盤の文章に引っかかりや矛盾があって集中できなかったという声もあります。
12位 恋愛以上 (椎崎夕)
「十年前、何があった?」――かつての親友・遠山にそう問われ、河埜隆は言葉を失いました。十年前、河埜が何も告げずに遠山の前から姿を消したのは、眠っている彼に思わず口づけしたことを気づかれたと思ったからです。思いがけない再会をきっかけに、二人はもう一度友人として付き合いはじめますが、終わったはずの想いは再び育ちはじめていて……。友人という居場所さえ失うことを恐れる男の、十年越しの再会愛です。
基本情報
| 著者 | 椎崎夕 |
|---|---|
| 発売日 | 2012/06/01 |
| ページ数 | 245ページ |
| 評価 | 4.4 |
| スコア | 82 |
口コミ
- 相手の将来を思って身を引こうとする河埜の葛藤が切なく、一気に読んでしまったという声がありました。悪役が出てこない日常の物語としてリアルだと評判です。
- 最後までぶれずに河埜を想い、逃げても追いかける遠山の一途さと甘さが好評です。周りの友人や先輩の瀬川など、脇役が良い働きをしているという意見もあります。
- 河埜が自分だけで結論を出して逃げ続け、遠山を振り回す姿にいら立ったという意見が多くありました。
- 兄の恋愛に反発するブラコンの弟が鬱陶しい、遠山の視点も読みたかったという声もあります。
13位 S級執事の花嫁レッスン (岩本薫)
中東の国サルマーンの王族に日本語を教えるつもりで渡った大学生は、自分が教師ではなく花嫁として呼ばれたと知り愕然とします。帰国しようとするものの、傾きかけた実家を救うためだと宮殿の執事に説得され、婚礼までの間、その執事から花嫁としての作法を厳しく仕込まれることに。負けず嫌いの青年と、表情を崩さない有能な執事の間に、いつしか許されない想いが芽生えて……。アラブの宮殿を舞台にした執事ものです。
基本情報
| 著者 | 岩本薫 |
|---|---|
| 発売日 | 2013/05/01 |
| ページ数 | 289ページ |
| 評価 | 4.2 |
| スコア | 82 |
口コミ
- 最後まで敬語を崩さない完璧な執事が、主人への忠誠と恋心の間で揺れる姿が切ないと好評です。執事視点の場面もあり、その葛藤がていねいに描かれていると評判です。
- 反発から始まった二人が少しずつ惹かれ合い、婚礼直前に執事が花嫁を攫いに行く展開がロマンチックだったという声が多くありました。志水ゆきさんのイラストも魅力だと好評です。
- 殿下があっさり身を引くラストが都合よすぎる、肩透かしだったという意見が目立ちました。
- 受けの口調が名家の出らしくない、夜のレッスンの場面がしつこく甘さが少ないと感じた読者もいます。
14位 優しいSの育て方 (榎田尤利)
立派な体格に繊細な心を持つ大学生・栄田惣は、生まれて初めての恋に落ちた。ひと目惚れの相手は、「殿下」の愛称で学生に慕われる文学部准教授・宮隆由紀。声を聞くだけで、姿を見るだけで胸がいっぱいになるほど夢中になる栄田だったが、穏やかで上品な宮にはある秘密があって……。心優しい年下の青年と一筋縄ではいかない准教授の、ちょっと変わった純愛を描くラブコメディです。
基本情報
| 著者 | 榎田尤利 |
|---|---|
| 発売日 | 2011/12/01 |
| ページ数 | 254ページ |
| 評価 | 4.2 |
| スコア | 82 |
口コミ
- SMを題材にしながらも描写はソフトで、作者のあとがきの通りラブコメとして楽しめたという声が多くありました。苦手な人でも読みやすいと評判です。
- 血が苦手で気弱な栄田が、宮のために一生懸命奮闘する一途さが好評です。冒頭の宮の講義の場面や、二人の相談役になる助教・王さんの存在も魅力だという意見があります。
- 章ごとに視点が交互に替わる構成や伏線の回収が小気味よく、いちばん大切なのは信頼だというテーマに説得力があったと評判です。
- 電子版には草間さかえさんの挿絵が入っておらず、表紙だけなのが残念だったという声が多くありました。
- 宮の秘密が知られるきっかけがやや不自然、宮の元恋人・鶴見へのしっぺ返しが物足りないという意見もあります。
15位 悪魔憑きの男 (沙野風結子)
長く教会に閉じ込められてきた天使憑きの聖良は、悪魔憑きたちにとらわれの身となっていました。満月の夜、悪魔憑きを束ねる俳優の叶枝は、朝まで誰にも屈せずにいられたら解放してやると告げます。逃れようのない「ゲーム」に引き込まれ、誇りを削られていく聖良。けれど、敵として向き合ううちに、叶枝が抱える過去と天使憑き・悪魔憑きが生まれた秘密が明らかになっていき……。『天使憑きの男』と対をなす、ダークな特殊設定ファンタジーです。
基本情報
| 著者 | 沙野風結子 |
|---|---|
| 発売日 | 2011/04/01 |
| ページ数 | 244ページ |
| 評価 | 4.5 |
| スコア | 82 |
口コミ
- 前作では謎だった天使憑きと悪魔憑きの成り立ちや、両者が憎み合う理由が明かされ、二冊そろって物語が完成すると評判です。スピンオフ元より面白かったという声もありました。
- 敵対していた二人が少しずつ心を通わせていく過程と、最後の聖良と叶枝のやり取りに胸を打たれたという声が多くありました。作り込まれた世界観と官能的な場面の多さも好評です。
- 教会が行ってきた儀式や悪魔憑きたちの生い立ちがあまりに陰惨で、読んでいて気が滅入ったという声がありました。
- 設定の比重が大きく、叶枝がいつ聖良を好きになったのか拾いきれなかった、前作から読まないと分かりにくいという意見もあります。
16位 ハンサムは嫌い。 榎田尤利作品集 (榎田尤利)
ハンサムな男ほど大嫌いなゲイのトップスタイリスト・由比若葉。新しい仕事場の美容室で出会ったのは、見た目のよさが最大の取り柄で、しかもゲイ嫌いの男・真壁英生だった。第一印象は最悪の二人ですが、顔を合わせるうちに、人知れず相手への好意が芽生えはじめ……。財閥の後継者争いに炭焼き職人が巻き込まれていく「無作法な紳士」と、書き下ろしの短編「秘書と苺」も収めた、榎田尤利さんの初期作品集です。
基本情報
| 著者 | 榎田尤利 |
|---|---|
| 発売日 | 2012/10/01 |
| ページ数 | 385ページ |
| 評価 | 4.2 |
| スコア | 82 |
口コミ
- どちらの話もコメディの要素が強く、二人の掛け合いが楽しいと評判です。ドラァグクイーンの珠子姐さんの言葉が格好いいという声もありました。
- 「無作法な紳士」の炭焼き職人・克郎の男らしさと包容力が魅力的で、シンデレラストーリーとして楽しめたという声が多くありました。
- 社長と秘書の関係を描いた短い書き下ろしのインパクトが強く、二人の話をもっと読みたいという意見もあります。
- 初期作品らしく展開が単調、登場人物が内輪でつながりすぎ、意地の悪い脇役が多くて疲れたという声がありました。
- 書き下ろしがわずかで再録がほとんどだった、小椋ムクさんの挿絵が好みに合わなかったという意見もあります。
17位 世界の果てで待っていて 天使の傷痕 (高遠琉加)
元刑事の黒澤統一郎が渋谷区神泉に構える調査探偵事務所には、さまざまな事情を抱えた人が訪れる。ある雨の日、可憐な面差しの奏がやって来て、三年前に姿を消した双子の兄・律を探してほしいと頼む。一度は断った黒澤だが、かつての同僚で現役刑事の櫂谷雪人も別の事件で律を追っていたことから、二人は手を組むことに。静と動、理性と本能――対照的な二人は、ある一夜の記憶を忘れたふりをしたまま……。加筆された新装版で、シリーズ第1巻です。
基本情報
| 著者 | 高遠琉加 |
|---|---|
| 発売日 | 2010/10/01 |
| ページ数 | 239ページ |
| 評価 | 4.4 |
| スコア | 81 |
口コミ
- 現在の事件と過去の事件が行き来しながら絡み合い、近いのにどこか遠い二人の関係から目が離せないという声が多くありました。心理描写が絶妙で、暗くなりすぎずテンポもいいと評判です。
- 探偵と刑事という職業ものとしての完成度が高く、情景や空気まで伝わる文章に引き込まれたと好評です。新装版には巻末にショートストーリーも加わっています。
- 旧版の雪舟薫さんから茶屋町勝呂さんにイラストが替わった新装版で、続編と同時に出たので上下そろえて読むのがおすすめだという意見もあります。
- 恋愛の要素はほとんどなく、数少ない場面もつらく痛々しいので、甘さを求める人には向かないという声がありました。
- 序章の印象が強く、この一冊だけでは盛り上がりに欠ける、細切れに読むと話を見失いやすいという意見もあります。
18位 天使憑きの男 (沙野風結子)
臨床心理士の水谷幸成には、人の背中に翅が見える。そして満月が近づくたび、人間の心臓を貪りたいという衝動に苛まれていた。その秘密を知るのは、幼なじみで神父の高橋慎ただ一人。ある日、幸成は不思議な方法で慎の心臓を味わってしまい、それ以来すべての人間が餌にしか見えなくなっていく。追い詰められた幸成を救うため、慎は戒律に背く秘密の儀式を施すが……。神父と「天使憑き」の異質な愛を描くシリーズ第1作です。
基本情報
| 著者 | 沙野風結子 |
|---|---|
| 発売日 | 2010/11/01 |
| ページ数 | 237ページ |
| 評価 | 4.3 |
| スコア | 81 |
口コミ
- 天使憑き・悪魔憑き・翅あり・翅なしという独特の設定が新鮮で、複雑な風呂敷をきちんと畳んで着地させる力量はさすがだという声が多くありました。
- 無表情なのに幸成への執着を隠さない慎の深い愛が好評です。実は互いに依存し合っている二人の関係や、背徳的で官能的な儀式の場面がたまらないという感想もあります。
- 説明が少ないまま独特の世界に放り込まれるので、物語に入り込むまで時間がかかったという意見がありました。
- シリーズの導入としてはもう少しインパクトや毒が欲しかった、スピンオフに期待したいという声もあります。
19位 絶体×絶命 (岩本薫)
裕福な家の子どもたちが通う一貫校で、何不自由なく育ち退屈しきっていた藤王雅也。仲間との賭けに乗った彼が狙いを定めたのは、奨学生で地味な眼鏡のクラスメイト・朝岡忍だった。目的を果たしたとたん冷たくなった雅也に戸惑い、やがて賭けの真相を知った忍は、ある人物の力を借りて自分を変えようと動き出す。そのとき雅也は初めて、自分の本当の気持ちに気づき……。傲慢な主人公の後悔と変化を描く物語です。
基本情報
| 著者 | 岩本薫 |
|---|---|
| 発売日 | 2010/10/01 |
| ページ数 | 250ページ |
| 評価 | 4.2 |
| スコア | 81 |
口コミ
- ひどい振る舞いをしていた攻めが、変わっていく受けに振り回されて嫉妬し、必死になっていく展開が痛快だと評判です。最後は甘い二人になり、読後感がよいという声が多くありました。
- 受けの忍がいじらしいのに女々しくなく、まっすぐで可愛いと好評です。二人の気持ちが少しずつ動いていく様子が細かく描かれているという意見もあります。
- 賭けから始まる筋立てが定番で、後半の展開が都合よすぎるという声が多くありました。
- 途中から登場する美術教師の役割がわかりにくい、脇役たちのその後が描かれていないという意見もあります。
20位 おさななじみから (椎崎夕)
居場所のなさから逃れるように、祐弘は大好きな大叔母が暮らす海沿いの町を久しぶりに訪れる。かつては毎年夏を過ごした町だったが、幼なじみの晃平との間にある出来事があって以来、足が遠のいていた。駅に迎えに来ていたのは、その晃平。何事もなかったように過ごす二人だったが、年上の青年・笙野が現れたことで、均衡が崩れはじめて……。尾道を思わせる町を舞台にした、幼なじみの恋の物語です。
基本情報
| 著者 | 椎崎夕 |
|---|---|
| 発売日 | 2014/12/01 |
| ページ数 | 246ページ |
| 評価 | 4.2 |
| スコア | 81 |
口コミ
- 広島弁の会話や坂道の多い海辺の町の描写がのどかで、旅情を誘うと評判です。方言が好きな人にすすめたいという声が多くありました。
- 拒まれてもめげずに外堀から埋めていく晃平の無自覚な独占欲が楽しいという意見があります。もどかしい恋心の書き方が上手いという声もありました。
- 小椋ムクさんの表紙イラストの雰囲気が良く、それに惹かれて手に取ったという声もありました。
- 展開が読み通りで意外性に欠ける、脇役たちとの関係が投げっぱなしのまま終わるという意見があります。
- 祐弘のかたくなな態度が苦手、誰の台詞か分かりにくく文章が読みにくいという声もありました。
21位 ブラザーコンプレックス (椎崎夕)
三人兄弟の次男・尚志には、自慢の兄と弟がいる。人気小説家として活躍する兄の俊和と、ぶっきらぼうだけれど優しい弟の裕介だ。何でも話せる兄のことなら全部知っているつもりでいた尚志だったが、ある朝、兄に男の恋人がいることを知ってしまい……。初めて芽生えた独占欲に戸惑う主人公を描く、兄弟ものの物語です。
基本情報
| 著者 | 椎崎夕 |
|---|---|
| 発売日 | 2012/12/01 |
| ページ数 | 206ページ |
| 評価 | 4.2 |
| スコア | 80 |
口コミ
- 兄を慕う気持ちと恋心の境目がわからず混乱する尚志の姿が楽しく、行動力のある主人公なので気持ちよく読めたという声がありました。
- 穂波ゆきねさんのイラストが作品の雰囲気に合っていると評判です。友人の結城をはじめ脇役も魅力的で、末っ子の素直さが光っているという感想もあります。
- 展開や伏線が読めてしまう、兄弟ものとして目新しさがないという意見が多くありました。
- 兄の自己完結ぶりや、二人の間に割って入る兄の先輩のうさん臭さにいらいらしたという声もあります。
22位 世界の半分 (かわい有美子)
皇子エルヴァン率いる大国に攻め込まれ、滅びようとしていた小国。父王から祖国再興を託された王子カイは、亡き姉姫の姿に身をやつして城を脱け出します。しかし追っ手に捕らえられ、エルヴァンの奴隷として「世界の半分がある」と謳われる都へ。男であることを隠したまま彼のハーレムで夜を過ごすことになったカイは……。千夜一夜物語を思わせる、異国情緒あふれるファンタジーです。
基本情報
| 著者 | かわい有美子 |
|---|---|
| 発売日 | 2015/12/01 |
| ページ数 | 253ページ |
| 評価 | 4.1 |
| スコア | 80 |
口コミ
- 夜ごとの静かな語らいを通して、ともに不遇な二人が少しずつ心を通わせていく様子が美しく切ないと好評です。地の文がしっかりしていて格調高いという声が多くありました。
- 葛西リカコさんの表紙と挿絵が物語の雰囲気にぴったりで、とても麗しいと評判です。
- エルヴァンの置かれた危うい立場が解決しないまま終わり、二人の将来が心配になったという意見が多くありました。
- 細かく作り込んだ設定や登場人物を回収しきれず、後半が駆け足で尻切れに感じたという読者もいます。
23位 花嫁執事 (岩本薫)
英国の執事学校で学んだ悠里は、幼いころ父とともに暮らした九条家の執事となるため、十八年ぶりに日本へ戻ってきた。ところが屋敷で待っていたのは、かつて使用人の子ども同士として兄弟のように育った幼なじみ・海棠隆之。優しかった彼は傲慢な実業家に変わり、屋敷を手に入れたうえで、悠里に病床の前当主に認めてもらうための「花嫁」になれと命じて……。執事と花嫁、二つの要素を詰め込んだ再会ラブストーリーです。
基本情報
| 著者 | 岩本薫 |
|---|---|
| 発売日 | 2011/10/01 |
| ページ数 | 274ページ |
| 評価 | 4.0 |
| スコア | 80 |
口コミ
- 幼なじみの再会、主従関係、白無垢の花嫁と、萌え要素が盛りだくさんで、王道の展開を安心して楽しめるという声が多くありました。岩本薫さんの読みやすい文章で一気に読めたと評判です。
- 傲慢に見えて実は不器用な優しさを持つ海棠と、生真面目で心を込めて前当主の世話をする悠里の組み合わせが好評です。
- 終盤に明かされる前当主の手紙で、海棠自身も知らなかった真相がわかり、ほろりとさせられたという意見があります。佐々成美さんの美麗なイラストも評判です。
- 展開が予想の範囲内で、意外性がほしかった、執事としての仕事ぶりがあまり描かれないという声がありました。
- 男性が花嫁として通る設定など、無理のある筋運びが気になったという意見もあります。
24位 親友以上 (野坂花流)
大手銀行の審査部に勤める結城圭介は、上司の命令で新進フォトグラファーの写真展を手伝うことになる。応接室で待っていたのは、八年前、親友だったはずの自分にキスをした佐々山右京だった。「二度と顔を見たくない」と突き放したあの日以来、姿を消していた右京。気まずさを隠せない圭介をよそに、右京は何事もなかったように振る舞うが……。野坂花流のデビュー作となる再会ラブです。
基本情報
| 著者 | 野坂花流 |
|---|---|
| 発売日 | 2011/07/01 |
| ページ数 | 218ページ |
| 評価 | 4.0 |
| スコア | 80 |
口コミ
- 寡黙なのに受けのことになると気持ちがにじむ攻めなど、王道の再会ものの萌えどころをしっかり押さえているという声がありました。誤解とすれ違いが続く両片想いがもどかしくて楽しいと好評です。
- 部下の寝癖を直そうとする上司や義兄など脇役が良く、右京視点の短編「帰る場所」も良かったという感想があります。
- 二人とも言葉が足りずもどかしい、二人の仲を引っかき回すアシスタントのリクが不快だったという意見が多くありました。
- 設定も展開もありがちで印象に残りにくいという声もあります。
25位 ルーデンドルフ公と森の獣 (かわい有美子)
建築史を研究する藤森は、ドイツの貴族ユリアン・ルーデンドルフ公が所有する古い伯爵邸の学術調査に訪れた。深い森に囲まれた館には、寡黙な大男のユリアンと二匹の猫、無愛想な使用人たち。電波も届かない閉ざされた暮らしに初めは戸惑う藤森だったが、無骨な熊のようなユリアンの意外な素顔を知るにつれ、滞在が楽しくなっていく。そんなある朝、霧の森を駆ける神秘的な獣を見かけて……。童話のような趣のファンタジーです。
基本情報
| 著者 | かわい有美子 |
|---|---|
| 発売日 | 2013/12/01 |
| ページ数 | 239ページ |
| 評価 | 4.0 |
| スコア | 80 |
口コミ
- 内気で繊細なユリアンが、藤森に心を許すにつれて情熱的になっていく姿がかわいいという声が多くありました。手負いの獣が人になつくようだという感想もあります。
- おとぎ話のような静かでしっとりした雰囲気が心地よく、イラストも世界観に合っていると評判です。現代日本が舞台でも違和感がないという声もありました。
- 淡々と進みすぎて起伏が少ない、前半が長くて終盤が駆け足になったという意見が多くありました。
- 藤森が流されているように見えて、気持ちの変化が伝わりにくいという声もあります。
26位 僕の愛する執事へ (秀香穂里)
出版社の営業部で働く主人公が疲れて帰宅すると、狭いワンルームで燕尾服姿の美しい男が「お帰りなさいませ」と出迎えた。男が差し出したのは、存在も知らなかった遠縁の大富豪の遺言状。そこには、執事である彼を遺産として主人公に相続させると書かれていた。かいがいしく世話を焼き、ときに大胆に迫ってくる謎めいた執事に振り回される日々が始まって……。一途な執事とのラブストーリーです。
基本情報
| 著者 | 秀香穂里 |
|---|---|
| 発売日 | 2013/02/01 |
| ページ数 | 234ページ |
| 評価 | 3.9 |
| スコア | 79 |
口コミ
- 突飛な設定ながら主人公の心の声が楽しく、コメディから中盤以降のシリアスな展開まで飽きずに読めたという声が多くありました。高崎ぼすこさんのイラストも美しいと好評です。
- 昔から主人公だけを想い、尽くし続ける甘い執事が魅力で、官能的な場面の濃さにも満足したという意見があります。先輩と書店員の脇役二人のスピンオフを望む声もあります。
- 出会ってすぐに関係が進む展開や都合のよい設定、主人公の流されやすさについていけなかったという声がありました。
- 執事の話し方が合わなかったという意見もあります。
27位 愛情コンプレックス (椎崎夕)
家の中では兄と弟、外に出れば恋人同士。尚志が想いを通わせた相手は、血のつながらない兄で小説家の俊和だった。けれど自分にとっては初めての恋でも、兄には過去がある。いつもそばにいたいのは自分だけなのでは……。ある大きな選択をきっかけに、兄から突き放された尚志は、思い悩みながら自分なりの答えを探していく。『ブラザーコンプレックス』の続編で、「溺愛コンプレックス」も収録しています。
基本情報
| 著者 | 椎崎夕 |
|---|---|
| 発売日 | 2013/04/01 |
| ページ数 | 236ページ |
| 評価 | 3.9 |
| スコア | 79 |
口コミ
- 突き放されて悩みながらも、自分の力で答えを出していく尚志の成長物語として読みごたえがあったという声が多くありました。最後に兄の視点の話が入っているのがうれしいと評判です。
- 友人の原西や、恋敵になる長田などの脇役が魅力的だと好評です。周りの人との関わりのなかで主人公が気づきを得ていく描き方が良かったという意見もあります。
- 兄の言葉が足りなさすぎて別れ話になる展開に納得がいかない、突き放し方がひどいという声が多くありました。
- 甘い前作の余韻を壊す続編だった、恋愛の甘さより周りの事情の話が多く物足りないという意見もあります。
28位 好きにならなくてもいい (椎崎夕)
叔父が営むギャラリーで働く乾大和は、人付き合いが苦手で感情が顔に出ず、これまで誰かを好きになったことがありませんでした。そんな彼の前に田宮と名乗る男が現れ、実験のつもりで恋愛してみないかと持ちかけます。甘やかしたかと思えば意地悪く焦らす男に、大和は少しずつ溺れていきますが、ある日彼の秘密を知ってしまい……。恋を知らなかった青年が本気の恋に気づいていく物語です。
基本情報
| 著者 | 椎崎夕 |
|---|---|
| 発売日 | 2013/07/01 |
| ページ数 | 248ページ |
| 評価 | 3.9 |
| スコア | 79 |
口コミ
- 恋愛に興味のなかった大和が、余裕たっぷりの男に甘やかされるうちに本気になっていく過程が楽しいと好評です。最初はドライな話かと思いきや、最後まで甘い展開だったという声が多くありました。
- ギャラリーでの仕事ぶりなど大和の日常が清潔感のある静かな文章で描かれ、上品で大人の恋愛が楽しめたと評判です。電話でしか登場しない叔父の存在感も印象的で、叔父を主役にしたスピンオフ『恋の花咲く』が気になったという意見もあります。
- イラストの表紙が美しく、作品の雰囲気をよく表していると評判です。
- 相手の男が偽名を使っていた理由がたいしたものではなく拍子抜けした、受けが流されやすいという声がありました。叔父と男の友人のトラブルが最後まで明かされず、もやもやしたという意見もあります。
29位 壁際のキス (椎崎夕)
信じていた人に裏切られて体調を崩し、叔父の別荘で療養している哲。ある日、庭先から怪我をした腕を突き出し「手当てしろ」と要求してくる不遜な青年が現れる。第一印象は最悪だったが、毎日のように押しかけてくる彼と過ごす時間は、いつしか哲の楽しみになっていた。けれど、彼が人気俳優だと知ったことから誤解が生まれ……。人嫌いの青年と傷ついた青年の、もどかしい恋を描くBLです。
基本情報
| 著者 | 椎崎夕 |
|---|---|
| 発売日 | 2010/03/01 |
| ページ数 | 254ページ |
| 評価 | 3.9 |
| スコア | 79 |
口コミ
- 強引でわがままなのに家事を器用にこなす年下の俳優と、不器用な哲のじれじれした関係が楽しいという声が多くありました。
- 誤解やすれ違いの末、相手を必死に探す終盤に胸を締めつけられた、何度も読み返しているという意見があります。
- 本編も短編も終わり方が唐突で、話がまとまりきらないと感じたという声が多くありました。
- イラストが人物のイメージに合わない、二人の話し方が古風で気になったという意見もあります。
30位 ひとでなし (椎崎夕)
ある不祥事の責任を負って左遷されていた長峰克史は、三年ぶりに本社へ呼び戻されたものの、因縁の相手が上司となってろくな仕事も回ってこない。不満を募らせる日々の中、ひとりの男との出会いが彼をさらに過酷な現実へと突き落とす。出向先の研究所の所長・里見は、長峰を「ペット」として飼い慣らそうとして……。歪んだ執着と男の矜持がぶつかり合う、ダークなリーマンものです。
基本情報
| 著者 | 椎崎夕 |
|---|---|
| 発売日 | 2010/10/01 |
| ページ数 | 243ページ |
| 評価 | 3.8 |
| スコア | 78 |
口コミ
- 里見の強引な執着の裏に、わかりにくいながらも確かな愛情が見え隠れするのがたまらないという声がありました。甘さはほとんどないのに、ときおり漂う甘い雰囲気が好きだという意見もあります。
- どれほど追い詰められても屈せず、最後まで男としての矜持を保つ長峰の強さが読みどころだと評判です。長峰自身の過去のひどい行いが自分に返ってくる、因果応報の物語としても読めると好評です。
- 同期の高田の常軌を逸した嫌がらせや、さっぱりした女性社員の今村など脇役も強烈で、最後まで飽きずに読めたという感想もあります。
- 脅しや軟禁などの強引な行為が続き、里見が長峰に執着する理由もわからず、不快だったという声が多くありました。
- 登場人物の誰にも共感できない、二人が恋人未満のまま終わってすっきりしないという意見もあります。
31位 君のいない夜 (和泉桂)
ある夜、天涯孤独の大学生・瑛人は、自宅の前に倒れていた青年を助ける。凛と名乗る彼は息をのむほどの美貌の持ち主だが、名前のほかは何も語らない。「本当に覚えていないのか」と繰り返し問われても、瑛人には初めて会った記憶しかなかった。それなのに、なぜか彼のそばにいると心が落ち着いて……。消された記憶と、何度でも巡り合う二人を描く、獣に姿を変える一族の恋の物語です。
基本情報
| 著者 | 和泉桂 |
|---|---|
| 発売日 | 2012/04/01 |
| ページ数 | 230ページ |
| 評価 | 3.7 |
| スコア | 78 |
口コミ
- 何度記憶を消されても瑛人を想い続ける凛の一途さが切なく、胸に迫ったという声が多くありました。
- 記憶の断片が少しずつつながり、最後に全体像が見えてくるジグソーパズルのような構成が面白いと評判です。黒豹に姿を変える凛のしなやかさも好評です。
- 最後だけ瑛人が凛を覚えていた理由が弱く、ご都合主義に感じたという声がありました。
- 似たような場面が何度も繰り返されるわりに、ラストがあっさりしすぎているという意見もあります。
32位 何も言えない僕と懐中時計と恋の魔法 (成瀬かの)
大手予備校の制作部で働く吉野千晴には、毎朝のひそかな楽しみがありました。商店街の外れにある時計屋の主人――大きな鴉を連れた、碧い目の美しい外国人を眺めることです。以前、窮地を救われて以来、彼に恋をしている千晴。見ているだけで幸せだったのに、ある日、彼にはすでに決まった相手がいると知り、さらに敵意もあらわに「気持ち悪い」と言い放たれて……。魔法の気配が漂う、ちょっと不思議な恋物語です。
基本情報
| 著者 | 成瀬かの |
|---|---|
| 発売日 | 2014/08/01 |
| ページ数 | 231ページ |
| 評価 | 3.7 |
| スコア | 78 |
口コミ
- 使い魔の鴉がすてきで、鴉好きにはたまらないという声が多くありました。
- 魔法使いの末裔が運命の人を探すという変わった設定が目を引くという意見があります。小椋ムクさんのイラストがきれいだという声もあります。
- 大叔父との関係やストーカーなど要素を詰め込みすぎて、肝心の恋の部分が隅に追いやられたという意見が多くありました。
- 内気な千晴が別人のように口調を変える場面についていけない、意外な方向へ話が進んで設定負けしているという声もあります。
