真式マキさんは、ラルーナ文庫やリンクスロマンスで作品を発表しているBL作家です。
異界や物語の世界、神さまとの出会いを描いたファンタジーが多く、口コミでは鮮やかな世界観と、まっすぐに想いを伝える攻めが評判です。
口コミから見える作風
世界観に浸れるファンタジー
香港を思わせる混沌とした異界の街や、自作の小説の中の王国など、舞台の描き込みが魅力です。
情景が目に浮かぶという声が多い一方、説明が多くて話が進みにくいと感じる人もいるようです。
一途でまっすぐな攻め
行方知れずの恋人を探し続けた男や、丁寧な言葉で想いを告げる騎士、感情を知らないまま愛を覚えていく神さまなど、ひたむきな攻めにときめいたという感想が目立ちます。
おすすめの作品
霧幻の異界の白虎と朱雀 (真式マキ)
ポイント 記憶を失った主人公が、霧に包まれた異界の街で過去をたどる
十年前、記憶を失った状態で路地裏に倒れていた東野京。今は会社員としてひっそり暮らしていたが、ある晩チンピラに絡まれて殴られ、目を覚ますと見知らぬ街にいた。そこは霧幻城と呼ばれる無法地帯。迎えに現れた美貌の男・白虎の麗静は、この街を治める四人の長のひとりだという。さらに京こそ長のひとりである二代目朱雀で、長く行方知れずだった自分の恋人・廉だと告げて……。記憶と恋をめぐる異界ファンタジーです。
基本情報
| 著者 | 真式マキ |
|---|---|
| 発売日 | 2021/11/20 |
| ページ数 | 267ページ |
| 評価 | 3.8 |
| スコア | 77 |
口コミ
- 十年間ひたすら恋人を探し続け、記憶のない京を一目で見抜いて導く麗静の一途さが好評です。
- 香港を思わせる混沌とした異界の情景が鮮やかで、世界観に浸れたという声が多くありました。
- 小山田あみさんの水彩画風の表紙と本文イラストが美しく、物語の雰囲気にも合っていると評判です。
- 説明や言い換えが多く、話がなかなか進まないと感じたという意見が多くありました。
- 中国語読みの人名や用語が覚えにくい、長たちの争いの決着があっさりしすぎという声もあります。
運命の騎士と約束の王子 (真式マキ)
ポイント 書いた本人が物語の中に入る、珍しい設定のファンタジー
新人小説家の有樹は、長年大切に書き続けてきた『ラガリア物語』を上下巻で出せることになった。ところが編集部の合併で上下巻の刊行ができなくなり、書き上げていた上巻部分だけで急いで物語を完結させることに。徹夜明けに眠りについた有樹は、夢の中で自分と同じ姿をした主人公の王子ユリアスと出会う。無理に終わらせたせいで揺らいだ物語を正しく完結させてほしいと頼まれ、王子として物語の中で目覚めると、そこには騎士アルヴィアがいて……。自作の小説の世界に入り込むファンタジーです。
基本情報
| 著者 | 真式マキ |
|---|---|
| 発売日 | 2021/07/01 |
| ページ数 | 252ページ |
| 評価 | 3.6 |
| スコア | 75 |
口コミ
- 丁寧な言葉でまっすぐに想いを告げてくる騎士アルヴィアが甘く、完璧な攻めだという声が多くありました。
- 書いた本人が物語の中に入るという設定が珍しく、物語の中に残るという結末も新鮮だったと好評です。表紙と挿絵が美しいという感想も目立ちます。
- 結末を知っている主人公の視点なので緊張感が薄く、淡々と進んで物足りないという意見が多くありました。
- 元の王子ユリアスがどうなったのか分からないまま終わる、一人称と三人称が混ざり説明も多くて読みにくいという声もあります。
愛を言祝ぐ神主と大神様の契り (真式マキ)
ポイント 理系の新人神主と白狼の神さまの、穏やかで切ない異種族の恋
神社の息子でありながら、神のような曖昧なものを信じず、数式で示せるものを愛してきた九条春日。父の命で、神職のいない山あいの町の神主となった彼は、境内で白い装束をまとった美しい青年と出会う。狛犬のように対で祀られた狼の片割れ、大神様のハクだと名乗る彼に導かれ、春日は清らかな異空間の社で逢瀬を重ねるように。感情を知らないハクに、春日はやがて愛を教えていくが……。白狼と理系の新人神主が紡ぐ、異種族の純愛譚です。
基本情報
| 著者 | 真式マキ |
|---|---|
| 発売日 | 2019/10/31 |
| ページ数 | 231ページ |
| 評価 | 4.1 |
| スコア | 80 |
口コミ
- 感情を知らなかったハクが春日と過ごすうちに寂しさや幸せを知っていく過程が穏やかで心地よく、まっすぐに愛を伝えるハクにときめいたという声が多くありました。
- 寿命の違いを神の力で変えるのではなく、最後までそばにいると誓う結末が素敵で切ないと好評です。
- 山の神と人間の共存というテーマや神社の清廉な空気感、もふもふの狼の姿も楽しめたという声があります。
- 人と自然の対立を描く事件に重点が置かれ、恋愛の印象が薄めだったという意見がありました。
- 神様に敬語を使わない神主が気になった、後半の神との対立が重苦しいという声もあります。
はじめての一冊は
世界観にどっぷり浸りたいなら『霧幻の異界の白虎と朱雀』、穏やかな恋を読みたいなら『愛を言祝ぐ神主と大神様の契り』がおすすめです。
そのほかの掲載作品
読者の評価とレビュー件数をもとにしたスコアの順に並べています。
リンクスロマンスの人気作はリンクスロマンスのおすすめにまとめています。
