遠野春日さんは、キャラ文庫や幻冬舎ルチル文庫、SHYノベルズなどで作品を発表しているBL作家です。
口コミでは、事件の謎を追うサスペンスの読み応えと、素直になれない大人同士のもどかしい恋が評判です。
口コミから見える作風
サスペンスとお仕事もの
両親を奪った事件の犯人を追う物語や、SPや公安の捜査官が任務にあたる物語など、事件や仕事の描写に重きを置いた作品が多く見られます。
甘さとハラハラの塩梅がいいという声がありました。
素直になれない二人
無口で本心を見せない攻めと、意地っ張りな受けの組み合わせがよく登場します。
最後にようやく本音が明かされる場面が最高だった、という感想が目立ちます。
作品どうしのつながり
過去作の人物が別の作品に顔を出したり、脇役を主人公にしたスピンオフがあったりと、作品の世界がつながっています。
ファンにはうれしいと評判です。
おすすめの作品
松前先生と美貌の作家(ぼく) (遠野春日)
ポイント わがままな若様と挿絵画家。戦後の上流階級の空気が魅力
渋谷・松濤の屋敷で家族に甘やかされて育った元華族の若様・春之。人がうらやむ美貌を持ちながら、負けず嫌いでわがままな彼には、覆面作家として小説を書いているという秘密があった。いつか憧れの挿絵画家・松前千種に自作の絵を描いてもらうのが夢だったのに、紳士倶楽部で出会った見知らぬ男に、よりによってその松前の悪口を言ってしまう。ところが相手こそ松前本人で……。戦後まもない時代を舞台に、作家と挿絵画家の恋を描くBL小説です。
基本情報
| 著者 | 遠野春日 |
|---|---|
| 発売日 | 2010/03/01 |
| ページ数 | 239ページ |
| 評価 | 4.4 |
| スコア | 85 |
口コミ
- 高慢で素直になれない若様が、最悪の出会いから恋を知って少しずつ成長していく姿が愛おしいという声が多くありました。ツンばかりで最後の最後にデレるところがたまらないと評判です。
- 戦後の上流階級を背景にした品のある会話や空気感が好評です。そっくりな美貌の兄とのやり取りも楽しく、兄の話も読みたいという声が目立ちます。
- 挿絵は木下けい子さんが担当し、その漫画作品に出てくる人物がゲスト出演するのがうれしいという声がありました。
- 主人公の態度に序盤はいら立った、すれ違いの解決があっさりしている、攻めの人物像がつかみにくく惹かれる理由がわからないという意見がありました。
- 表紙の絵柄が作中の美貌の若様のイメージと合わないと感じた人もいます。
疵と蜜 (遠野春日)
ポイント 過去の事件の真相を追うサスペンスと、不器用な大人の恋
幼い頃、強盗に両親を奪われた過去を持つ里村は、いまや派遣会社を率いる若き社長。その会社を支えているのは、里村自身を担保に無利子で資金を貸す金融会社の社長・長谷との取り引きだった。割り切った関係を続けて半年、長谷に連れられて政治家のパーティーに出た里村は、両親を殺した犯人と同じ傷を手に持つ男と出会ってしまう……。過去の事件の真相を追うサスペンスと、素直になれない大人同士の恋を描くBLです。
基本情報
| 著者 | 遠野春日 |
|---|---|
| 発売日 | 2015/03/01 |
| ページ数 | 241ページ |
| 評価 | 4.2 |
| スコア | 82 |
口コミ
- 過去の事件の犯人を追うサスペンスがしっかり書かれていて、犯人と対峙する終盤はハラハラしたという声が多くありました。官能的な場面が多いのに物語に飽きないと評判です。
- 横柄に見える長谷が実は里村にべた惚れで、不器用さが分かるほど可愛く見えてくると好評です。長谷の友人の刑事・野上や里村の部下・青柳など脇役も魅力的で、二人の続編も喜ばれています。
- 笠井あゆみさんのイラストが美麗で、スーツ姿も艶っぽいと絶賛されています。
- 冒頭から官能的な場面が多く、主役以外との関係も描かれるので苦手な人は注意という声がありました。
- 長谷がなぜ里村に惚れたのかが分かりにくい、もう少し甘さが欲しかったという意見もあります。
夜間飛行 (遠野春日)
ポイント 姿を消したSPを追って異国へ。過去作の人物も登場する記念作
警視庁でトップを争う優秀なSPが、突然辞職して姿を消した!? 恋人だった脇坂からの一方的な別れに納得できない深瀬。そんな深瀬を置いて、脇坂はなぜか秘密裏に中東へと旅立つ。後を追ってたどり着いた異国で、深瀬は失った恋の真実を目撃する――。極秘任務の舞台は、砂漠の王国シャティーラ。「砂楼の花嫁」「疵と蜜」など、作者の歴代作品のキャラクターたちも登場する記念作です。
基本情報
| 著者 | 遠野春日 |
|---|---|
| 発売日 | 2021/05/01 |
| ページ数 | 249ページ |
| 評価 | 4.2 |
| スコア | 82 |
口コミ
- 口下手で無愛想な攻めと、攻めが大好きで追いかける健気な受けの組み合わせがたまらないという声が多くありました。
- 事件を解決するお仕事BLとしても面白く、過去作のカップルが登場するのもファンにはうれしいと評判です。
- 攻めが本心を隠しているので、受けの気持ちに引きずられて読んでいてしんどいという声がありました。
- 続編に続く終わり方です。関連作を読んでいるとより楽しめます。
はじめての一冊は
迷ったら、ツンデレの若様が愛おしいと評判の『松前先生と美貌の作家(ぼく)』から。
事件ものが好きなら『疵と蜜』がおすすめです。
そのほかの掲載作品
読者の評価とレビュー件数をもとにしたスコアの順に並べています。
キャラ文庫のほかの作品はキャラ文庫とは?にまとめています。
