松雪奈々さんは、シャレード文庫、幻冬舎ルチル文庫、ルビー文庫、リンクスロマンスなどで作品を発表しているBL作家です。
口コミでは、テンポのよい文章と、とぼけた設定から生まれる笑いが評判で、「笑いながら読んだ」という声がよく見られます。
口コミから見える作風
突き抜けた設定のラブコメ
オヤジ顔の小さな妖精に取り憑かれる、トイレの神様を名乗る男に取り憑かれる、妖怪たちが人間にうどんにされると思い込んでいるなど、とぼけた設定が持ち味です。
台詞回しのおかしさに笑ったという声が多くありました。
笑いの中の切なさ
好きな相手を不幸にしないために告白を断り続ける、十年越しの両片想いがすれ違うなど、コメディの中に切ない場面がはさまれています。
笑いと切なさのバランスがよいと評判です。
一途な攻めとツッコミどころのある受け
強気なのに押しに弱い受けや、男前な外見で中身は乙女な受けを、余裕たっぷりの攻めや寡黙で一途な攻めが受け止める組み合わせが好評です。
おすすめの作品
いけ好かない男 (松雪奈々)
ポイント 弟のための復讐が恋に変わる、会社員同士のラブコメ
可愛くてたまらない弟が、同じ会社に勤める男・仁科に手ひどく振られて帰ってきた。弟を溺愛する蓮は黙っていられず、自慢の美貌で仁科を夢中にさせてから、こっぴどく振ってやろうと近づいていく。ところが相手は一枚も二枚も上手で、蓮の企みはすっかりお見通し。逆にからかわれ、思わぬ口づけまで奪われてしまい……。ブラコンの兄が仕掛けた復讐が恋に変わっていく、会社員同士のラブコメディです。
基本情報
| 著者 | 松雪奈々 |
|---|---|
| 発売日 | 2011/12/01 |
| ページ数 | 254ページ |
| 評価 | 4.4 |
| スコア | 82 |
口コミ
- 弟かわいさにばればれの芝居を続けてしまう蓮が可愛いという声が多くありました。強気なのに押しに弱い、ずれた行動にツッコミを入れながら楽しく読めたと評判です。
- 敬語で余裕たっぷりに蓮を翻弄する仁科が好評です。実は最初から蓮を気にかけていたことが伝わってくる描き方が良いという意見もありました。
- 天使のようでいて実は腹黒な弟の存在がいい味を出している、松雪奈々さんの軽い文体でさくさく読めるという感想も目立ちます。
- 展開がお約束どおりで、あらすじからすべて予想できてしまうという声がありました。
- 仁科がいつ蓮に惹かれたのか分からないままだった、上からの態度が鼻についたという意見もあります。
妖狐とワケあり駆け落ち中!? (松雪奈々)
ポイント 妖狐の幼なじみと妖怪の村を渡り歩く、にぎやかな逃避行
片田舎で暮らす小説家の遥人には、綺麗で優秀な妖狐の幼なじみ・藜がいます。その藜から、意に沿わない結婚を破談にするため恋人のふりをしてほしいと頼まれた遥人。ところが妖狐の長である藜の父に猛反対され、成り行きで二人は駆け落ちすることに!? 追っ手をまこうと烏天狗の村や妖兎の村を渡り歩くものの、なぜか行く先々で遥人ばかりが妖怪たちに狙われて大混乱……。妖狐と人間の、にぎやかな逃避行を描くケモ耳ファンタジーです。
基本情報
| 著者 | 松雪奈々 |
|---|---|
| 発売日 | 2017/04/01 |
| ページ数 | 217ページ |
| 評価 | 3.9 |
| スコア | 79 |
口コミ
- 狐や狸の妖怪たちが、人間にきつねうどんやたぬきうどんにされると思い込んでいるなど、とぼけた設定が面白いという声がありました。使役の小丸と中丸がかわいく、イラストも好評です。
- 平凡な人間の遥人が妖怪の世界ではモテモテになる、突き抜けた設定を楽しめたという感想があります。
- 同じ作者の別シリーズと設定や展開が似すぎていて、二番煎じに感じたという声が多くありました。
- 宝珠探しが駆け足で強引に終わる、内容が薄く主人公たちの印象が残りにくいという意見もあります。
たぶん疫病神 (松雪奈々)
ポイント 神様に取り憑かれ、好きな先輩の告白を断るしかない切なさ
石油研究所で働く佐藤は、同じ部署の頼れる先輩・音無にひそかに想いを寄せている。ところがある朝、トイレの神様を名乗る男に取り憑かれ、身近な人ほど不幸に見舞われる体質になってしまった。同僚にまで災難が降りかかるのを見て、音無の身を案じる佐藤。そんな折、よりによって音無の方から思いがけない告白を受けて……。最大の不幸と幸福が一度にやってくる、ドタバタ・ラブコメディです。
基本情報
| 著者 | 松雪奈々 |
|---|---|
| 発売日 | 2013/11/01 |
| ページ数 | 279ページ |
| 評価 | 3.2 |
| スコア | 77 |
口コミ
- 好きな先輩から告白されたのに、相手を不幸にしないため断り続けるしかない佐藤の健気さが切ないという声が多くありました。スーツに眼鏡のトイレの神様がとぼけた味を出していて、笑いと切なさのバランスがよいと評判です。
- 既刊シリーズのスピンオフですが、未読でも問題なく楽しめるという意見が目立ちます。後半に描かれる厠神と竈神の関係が面白く、神様たちの話も読みたいという声もありました。
- 小椋ムクさんのイラストが好評で、表紙買いしたという感想もあります。音無目線の書き下ろしで彼の一途さが伝わってくるのもよかったそうです。
- 主役の二人よりトイレの神様の方が印象に残った、設定がかなり突飛だという意見もあります。
はじめての一冊は
迷ったら『いけ好かない男』からどうぞ。
続編の『うさんくさい男』もあり、二人のその後が楽しめます。
なんか、淫魔に憑かれちゃったんですけど (松雪奈々)
ポイント ひょんなことから淫魔に取り憑かれた主人公の、ユーモアと愛にあふれるドタバタBL
石油関連の研究室を率いる美和の枕元に、ある夜、身の丈十センチほどのオヤジ顔の「妖精」が現れた。男の精気を糧にするというその生き物に取り憑かれ、三日のうちに同性と結ばれなければ命が危ないと告げられてしまう。たわ言だと無視を決め込もうにも体の不調は明らかで、そのうえ部下の渡瀬にときめきを覚えてしまい……。一途な年下の部下とノンケの中年上司が繰り広げる、ドタバタのラブコメディ。シリーズ第1作です。
基本情報
| 著者 | 松雪奈々 |
|---|---|
| 発売日 | 2011/04/01 |
| ページ数 | 252ページ |
| 評価 | 4.5 |
| スコア | 85 |
口コミ
- 赤い腹巻きをしたオヤジ妖精の憎めないキャラクターと、勢いのある展開が楽しいラブコメだと評判です。タイトルからは想像できないほどピュアな話だったという声もあります。
- 部下に慕われる男らしい上司・美和と、寡黙で一途な年下の渡瀬の組み合わせが好評です。官能的な場面は多めながら下品にならず、ほどよいという意見がありました。
- 高城たくみさんのイラストが作品の世界観にぴったりはまっているという意見があります。
- 恋人以外の相手と関係を持つ場面や、人目のある場所での場面があるので、苦手な人は注意という声がありました。
- 妖精の身勝手さが鼻につく、主人公の気持ちが流されるままに変わっていくように見えたという意見もあります。
そのほかの掲載作品
読者の評価とレビュー件数をもとにしたスコアの順に並べています。
- なんか、淫魔に憑かれちゃったんですけど
- なんか、淫魔が見えちゃってるんですけど
- マジで恋する千年前
- 鬼瓦からこんにちは
- かわいくなくても
- うさんくさい男
- オヤジだらけのシェア生活
- 追憶の残り香
- 誘惑クルーズで狙われてます
- アレがない人の国
笑える恋の物語はラブコメ特集にもまとめています。
