はなのみやこさんは、ラルーナ文庫や幻冬舎ルチル文庫で、異国や宮廷を舞台にしたBLを書いている作家です。
口コミでは「嫌われて始まる展開がないので安心」「優しいお話」という声が目立ち、つらい展開が苦手な方にも手に取りやすい作家です。
口コミから見える作風
誠実な攻め
最初から最後まで紳士的で誠実な攻めが多く、受けが理不尽に傷つけられる展開は少なめです。
異国に嫁ぐお話でも安心して読めると評判です。
異国情緒あふれる舞台
トルコ風の帝国や、狼将軍の治める国など、舞台となる世界の空気感も読みどころです。
気になる点として
口コミでは「ご都合主義」「恋愛が後半まで少ない」という声もあります。
ドラマの起伏よりも、優しい雰囲気を楽しむ作品が多いようです。
おすすめの作品
猫かぶり悪役令息と、一途な王子 (はなのみやこ)
ポイント 優しい人柄を演じる主人公の、心の中のツッコミが面白い
有能だが歯に衣着せぬ物言いで煙たがられていた財務省のキャリア官僚・蓮川亮は、ある日職場の階段から突き落とされ、目覚めると人気BLアニメの世界で財務大臣の子息エミールに転生していた。やがて王太子との婚約をめぐって断罪される運命を知ったエミールは、徹底的に猫をかぶって回避に成功。ところが今度は、急死した父の汚名をそそぐため、第二王子の依頼で公金横領事件の真相を暴くことになり……。
基本情報
| 著者 | はなのみやこ |
|---|---|
| 発売日 | 2026/02/20 |
| ページ数 | 279ページ |
| 評価 | 4.5 |
| スコア | 89 |
口コミ
- 本来は辛辣な性格を隠し、優しい人柄を演じる主人公の、心の中のツッコミと表の顔とのギャップが面白いと評判です。
- 官僚の知識を生かして公金横領の流れを追っていく、お仕事ミステリーとしての読み応えがあります。受けの心の声を攻めが言葉にしてくれる、相性のいいバディ感も魅力です。
- 二十年越しの重い片想いを抱えた第二王子が、不器用ながら一途で健気です。
- 恋愛の要素は後半まで少なく、結ばれるまでがやや唐突だという声がありました。中盤から解決までが駆け足で、もっと丁寧に読みたかったという意見もあります。
- 子どもが犠牲になる犯罪が題材として扱われているので、苦手な人は注意が必要です。登場人物の名前の誤りが気になったという声もありました。
お飾りの花嫁は狼将軍に溺愛される (はなのみやこ)
ポイント 最初から誠実な溺愛スパダリ。つらい思いをしたくない人に
外交官だった父を亡くし、叔父一家に屋敷も財産も奪われて、使用人のように扱われていた柴犬獣人の薫人。そんな彼に、亡き父の友人が縁談を持ち込む。相手は、幼い頃に訪れた国プロレシアで英雄と呼ばれる狼獣人の将軍ランバートだった。国と国との懸け橋になるための政略結婚だと自分に言い聞かせ、覚悟を決めて嫁いだ薫人を、ランバートは驚くほど丁重に、優しく迎えてくれて――。けれどランバートにはある秘密があり、薫人を本当の意味での伴侶にはしないままで……。明治の日本を思わせる国から西の大国へ嫁いだ、健気な花嫁の溺愛ロマンス。
基本情報
| 著者 | はなのみやこ |
|---|---|
| 発売日 | 2024/03/19 |
| ページ数 | 255ページ |
| 評価 | 4.2 |
| スコア | 82 |
口コミ
- 攻めは最初から最後まで誠実で紳士的な溺愛スパダリ。嫌われて始まる展開がないので、異国に嫁ぐお話でつらい思いをしたくない人でも安心して読めます。
- 自己評価は低くても、自分を選んだ攻めのために教養と知恵で懸命に頑張る受けが健気です。偏見から笑いものにしようとした客たちを剣舞で圧倒する場面は爽快でした。
- 二人がそれぞれ抱えていた秘密が後半で明かされ、伏線もきちんと回収されます。政略と恋の両方を一冊で楽しめる読み応えがあります。
- 異国出身の受けへの差別的な描写があり、読んでいてつらかったという声がありました。受けの財産を奪った叔父一家が報いを受けないのも心残りです。
- 獣人要素は耳と尻尾くらいのライトなもので、もふもふを期待すると物足りません。挿絵で獣の耳と人の耳が両方描かれていることに違和感を覚えた人も多いようです。
転生騎士に捧げる王の愛と懺悔 (はなのみやこ)
ポイント 前世で自分を裏切った王と、転生した騎士。本当の最期が明かされる場面に胸がいっぱいに
士官候補生としてドイツに留学中の櫂斗には、前世の記憶がある。ウェスタリア王国の騎士エリアスとして王太子リーンハルトの信頼を得ていたが、権力争いに巻き込まれて内通者の濡れ衣を着せられ、敵国の捕虜となって命を落としたのだ。ある日、訓練中に濃い霧に包まれた櫂斗は、気づくとウェスタリア王国にいた。国王となったリーンハルトはエリアスの死を深く悔いていたが、櫂斗はそれを受け入れることができず……。
基本情報
| 著者 | はなのみやこ |
|---|---|
| 発売日 | 2024/10/20 |
| ページ数 | 299ページ |
| 評価 | 4.3 |
| スコア | 85 |
口コミ
- 王への怒りから始まった気持ちが、相手の悔いる心に触れて少しずつ変わっていく過程が丁寧です。前世の本当の最期が明かされる場面には胸がいっぱいになったという声がありました。
- 文章が読みやすく、主人公、前世の騎士、王、それぞれの心境がすっと入ってきます。前世と今世は別人として描かれ、「今の自分を見てほしい」という葛藤が切ないです。
- 前世の自分を裏切った王に好感を持てないまま、主人公が彼を好きになってしまうので、納得できなかったという声が多くありました。自分の後悔のために召喚したという動機にもやもやした人もいます。
- 途中で出てきた要素が深く掘り下げられず、単調に感じたという意見もあります。
異世界の皇帝は神の愛し子に永久(とわ)の愛を誓う (はなのみやこ)
ポイント トルコ風の異国を舞台に、長い時間をかけて育まれる愛
ある晩、まぶしい光を放つ川に呑み込まれ、目覚めると異世界の帝国アナトリアにいた優良。保護してくれたのは、年上の第二皇子エルトゥールだった。優良は、数百年に一度現れて国に豊穣と安寧をもたらし、皇帝の妃となる「神の愛し子」だと告げられるが、特別な力など何もない。役立たずの愛し子とささやかれる優良を、エルトゥールは「俺が妃にする」と守ってくれた。やがて月日が流れ…。
基本情報
| 著者 | はなのみやこ |
|---|---|
| 発売日 | 2021/01/01 |
| ページ数 | 283ページ |
| 評価 | 4.3 |
| スコア | 85 |
口コミ
- トルコ風の異国情緒あふれる世界で、長い時間をかけて二人の愛が育まれていく様子がドラマティックだという声がありました。
- 健気で頑張り屋の受けと、受けの気持ちを大切にする攻めの関係に癒されると評判です。悪人がほとんど出てこないので、読後感も良いです。
- 展開がご都合主義で、人物の描き方が浅いという厳しい声がありました。
- 受けの言動が年齢のわりに大人びすぎている、力の目覚めが遅いという意見もあります。
はじめての一冊は
安心して甘さを楽しみたいなら『お飾りの花嫁は狼将軍に溺愛される』、コメディを楽しみたいなら『猫かぶり悪役令息と、一途な王子』がおすすめです。
そのほかの掲載作品
読者の評価とレビュー件数をもとにしたスコアの順に並べています。
王族や宮廷が登場する作品は王族・貴族が登場するBL小説にもまとめています。
