風車の恋歌
商人の娘・芹は、城で若君の乳母を務める母に呼ばれ、思いがけない役目を言い渡される。仕える相手は若君・知澄。ある誤解から冷たくあたる彼と、事情を知らぬまま耐え続ける芹は、すれ違いを重ねていく。やがて知澄も自分の激しい想いが恋だと気づき始めるが、その矢先に二人は引き離されて……。戦国の世を舞台に、母と娘の確執も絡めて描く和風の恋物語です。
基本情報
| 著者 | 藤波ちなこ |
|---|---|
| 発売日 | 2017/07/01 |
| ページ数 | 334ページ |
| 評価 | 4.4 |
| スコア | 85 |
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口コミ
良い点
- 重苦しい展開が終盤近くまで続くものの、登場人物それぞれの心情が丁寧に描かれ、完成度と文章力は申し分ないという声が多くありました。何度も読み返しているという読者もいます。
- 娘を顧みない母との向き合い方や、親の情を絡めた筋立てに読み応えがあると評判です。老医が鍵を握る終盤の場面や、後半に明かされるヒーロー側の視点も好評です。
- ソーニャ文庫には珍しい和風の舞台が新鮮で、涼やかで美しいCielさんのイラストも好評です。
悪い点
- 序盤は若君がつらくあたる理由が明かされず、ヒロインが気の毒な場面が長く続くため、読むのがつらかった、ヒーローを好きになれないという声が多くありました。
- 二人が心を通わせる場面にもう少し厚みがほしかった、タイトルの風車の扱いがあっさりしている、作者の過去作に似ているという意見もあります。
