孤独な富豪の愛する花嫁
およそ150年ものあいだ、当主が「妻」を迎えることのなかった大富豪エンゲイト家。義母に命じられてその当主クリストファーに嫁いだセルマは、家族というものに憧れ、夫と心を通わせようと努力する。けれど彼は不愉快そうに眉をひそめるばかり。そのくせ夜になると熱のこもったまなざしを向けてくるのに、ある理由から決して一線を越えようとはしなくて……。先祖の決めたしきたりに縛られた孤独な富豪と、健気な花嫁の、結婚から始まる恋物語です。
基本情報
| 著者 | 奥透湖 |
|---|---|
| 発売日 | 2017/09/01 |
| ページ数 | 318ページ |
| 評価 | 4.0 |
| スコア | 80 |
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口コミ
良い点
- 愛し方を知らない不器用なヒーローが、少しずつ心を開いていく過程が丁寧に描かれていると評判です。終盤にクリストファーがセルマを迎えに行く場面や、我が子に名前をつけるエピローグが良かったという声が多くありました。
- 継母たちに虐げられてきたのに前向きに努力するセルマが健気で、応援したくなるという感想が目立ちます。頼もしい代理人の存在や、言葉選びでほの暗さをにじませる文章を褒める声もあります。
悪い点
- ヒーローの態度が行ったり来たりしてもどかしく、使用人の尻に敷かれていて情けないという意見があります。
- 後半のトラブルで急に新しい人物が出てくる唐突さや、甘い場面の少なさが物足りない、歪んだ愛を期待すると肩透かしだという声もありました。
