初恋にさようなら
研修医の恵那は、十年ものあいだ親友の総一に片想いを続けてきた。けれど総一の結婚で、その恋は区切りもつかないまま終わりを迎える。そんな折に出会ったのが、総一とよく似た面差しを持つ弟の修司。まっすぐに想いをぶつけてくる彼に、恵那は親友の面影を重ねているだけなのか、それとも……。揺れる心と向き合いながら、長い初恋に別れを告げるまでを丁寧に描いた作品です。
基本情報
| 著者 | 戸田環紀 |
|---|---|
| 発売日 | 2016/08/01 |
| ページ数 | 259ページ |
| 評価 | 4.5 |
| スコア | 83 |
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口コミ
良い点
- 恋を自覚するまでの主人公の葛藤や揺れる気持ちが、繊細な心理描写でとても丁寧に表現されていると好評です。デビュー作とは思えない完成度だという声が多くありました。
- 腕時計の電池やチョコレート、テーピングなど、作中の小物が物語をうまく引き立てているという意見があります。空の色や雲の形まで描く美しい情景描写と言葉選びも評判です。
- 一途でまっすぐな修司の想いがまぶしく、すれ違いの末に二人が気持ちを通わせる場面が良かったという声がありました。修司の母親の器の大きさが印象に残ったという感想もあります。
悪い点
- 恵那の優柔不断さに読んでいてつらくなった、兄から弟へ気持ちが移っていく流れについていけなかったという声がありました。
- 序盤の文章は粗さが目立ったが、だんだん読みやすくなったという意見もあります。
