喰らい殺す神の嫁
火を操る須佐の一族の生き残り、焔姫。人身御供を求める山の犬神・銀を討つため、彼女は自ら生贄となって山へ向かう。銀の髪を持つ美しい男の姿をした犬神は、焔の渾身の攻撃をものともせず、彼女を人の行き来できない神域の住み処へ連れ帰ってしまう。反撃の機会をうかがう焔だったが、銀を慕う小さな精霊たちとの交流を通して、彼の情の深さと孤独に気づきはじめ……。神と人の葛藤を描く、重厚な和風ファンタジー・ロマンスです。
基本情報
| 著者 | 村樫一心 |
|---|---|
| 発売日 | 2016/02/01 |
| ページ数 | 286ページ |
| 評価 | 4.3 |
| スコア | 84 |
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口コミ
良い点
- 神殺しや自然と人の対立を描いた世界観が作り込まれていて、TLの枠に収まらない読み応えのある物語だという声が多くありました。『もののけ姫』や荻原規子さんの勾玉シリーズを思い出したという感想も目立ちます。
- 中盤で語られる焔の壮絶な過去と銀の過去が絡み合い、二人が惹かれ合うことに説得力があると好評です。官能的な場面も心情の変化を表していて不自然さがないと評判です。
- オロク様をはじめとする精霊たちが可愛く、銀と焔の愉快なやりとりが重いお話の中で心を和ませてくれるという声がありました。挿絵が素敵だという感想もあります。
悪い点
- 言葉づかいや文体が時代がかっていて硬く、とっつきにくいと感じる人もいるかもしれないという意見があります。
- 緊迫した終盤から急にほのぼのしたエピローグに移って戸惑った、ヒキ婆にお咎めがなく納得できないという声もありました。
