市村奈央のBL小説おすすめ|静かに心に染みる、思いやりの恋

市村奈央さんは、幻冬舎ルチル文庫を中心に作品を発表しているBL作家です。

口コミでは、大きな事件がなくても登場人物の気持ちが丁寧に伝わってくる、読み終えて胸に残るという声が多く見られます。

もくじ

口コミから見える作風

二人の目線をたどる構成

過去と現在、あるいは二人の視点を交互に描く作品があり、相手を思うあまりの遠慮やすれ違いまでよく伝わると好評です。

しみじみ系からミステリアスな話まで

穏やかな日常を描く話のほか、記憶を失った主人公が少しずつ違和感を募らせていくサスペンス風の作品もあり、先が気になって一気に読んだという声がありました。

ふんわりした読み心地

全体に優しい空気の作品が多く、熱い恋愛模様を求める人には物足りないかもしれない、という意見もあります。

癒やされたいときに向いた作家です。

おすすめの作品

きみがほしい、きみがほしい (市村奈央)

ポイント 過去と現在を二人の目線で交互にたどる、家族になっていく物語

一つ年下の恋人・広嗣と、小さな町でカフェを営む秋緒。常連客に囲まれた穏やかな毎日だが、二人には家族の反対を押し切って故郷を離れた過去があった。忘れたふりをしてきたその過去が、ある日静かに二人のもとへ追いついてきて……。出会いから今までを二人の目線で交互にたどりながら、本当の家族になっていく姿を描いたしみじみとした物語です。

基本情報

著者市村奈央
発売日2016/06/01
ページ数252ページ
評価 4.2
スコア81
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口コミ

良い点
  • 派手な事件はなく淡々と進むのに、二人の気持ちが切なくて心に染みたという声が多くありました。読み終えてタイトルが胸に響いた、久しぶりに泣いたという感想も目立ちます。
  • 過去と現在、二人の目線が交互に語られる構成で、互いを思いやるあまりの遠慮までよく伝わると好評です。広嗣の両親の複雑な気持ちも現実味があり、少しずつ歩み寄る結末が良かったと評判です。
  • 常連客に愛されるカフェの温かさや、パンやおにぎりのおいしそうな描写に癒やされるという意見がありました。
悪い点
  • 全体にふんわりしているので、熱い恋愛模様を読みたい人には物足りないかもしれないという声がありました。

朝霧邸の薔薇の姫君 (市村奈央)

ポイント 記憶をなくした主人公と薔薇の屋敷。三人の愛憎を描くミステリー風

朝霧日々生には、半年より前の記憶がない。名前も、朝霧家がどういう家なのかも、すべてを教えてくれたのは執事の息子だという音無慶一だった。そして二人が「秘密の恋人」であることも――。王子様のような慶一に導かれるまま身を委ねる日々生。けれど朝霧家の当主である兄・蒼生もまた、いつも痛みをこらえるような表情で日々生を見つめ、強く抱きしめてきて……。失われた記憶と薔薇の香りに包まれた屋敷を舞台に、三人の愛憎を描くミステリアスな物語です。

基本情報

著者市村奈央
発売日2017/12/01
ページ数254ページ
評価 4.0
スコア80
DMMブックス 初回購入90%OFFクーポン

口コミ

良い点
  • 記憶を失った主人公が周囲への違和感を少しずつ募らせていく展開がサスペンスのようで、真相が知りたくて一気に読んだという声が多くありました。
  • 日々生と慶一の視点を切り替える構成で、三人それぞれの残酷さと哀しさが最後にうまく昇華されると評判です。
悪い点
  • ラストがあっさりまとまりすぎて拍子抜けした、兄が執着した理由やその後がよく分からないので兄の視点も読みたかったという声が多くありました。
  • 近親の関係を含むので苦手な人は注意したほうがよい、記憶が戻ってからの主人公の性格の変化に驚いたという意見もあります。

おやすみのキスはしないで (市村奈央)

ポイント 天真爛漫で寂しがりな魔物との、笑えて可愛いラブコメディ

姉の営む「添い寝屋」でアルバイトをする大学生の諒介。人への関心が薄い彼が担当することになったのは、自分は人の精気を糧にする魔物だと打ち明ける、美しく色っぽい年上の人・わかばだった。八つ年上とは思えないほど天真爛漫なのに、どこか寂しさを抱えたわかば。つかみどころのない彼に、諒介はいつしか惹かれていき……。不眠症の人外と添い寝屋の大学生の恋を描く、ポップなラブコメディです。

基本情報

著者市村奈央
発売日2016/01/01
ページ数254ページ
評価 4.8
スコア82
DMMブックス 初回購入90%OFFクーポン

口コミ

良い点
  • 無邪気でよく笑うのに寂しがりな受けのわかばが、ひたすら可愛いと評判です。冷めていた諒介が彼に夢中になっていく年下攻めの姿が好評です。
  • 文章や台詞、感情表現にリアリティがあって引き込まれたという声がありました。信頼を取り戻すため一晩じっと我慢する場面など、笑える場面も多いという意見もあります。
悪い点
  • 二人とも大事なことを口にしないのですれ違いが多いという声がありました。設定の割にとても純粋な話なので、刺激を期待すると肩すかしという意見もあります。

はじめての一冊は

泣ける話を読みたいなら『きみがほしい、きみがほしい』、明るく可愛い話なら『おやすみのキスはしないで』がおすすめです。

そのほかの掲載作品

読者の評価とレビュー件数をもとにしたスコアの順に並べています。

記憶をなくしたところから始まる作品は記憶喪失から始まる恋の特集にもまとめています。

この記事を書いた人

九条 紫苑BL・TL小説コンシェルジュ

良い点・気になる点は、読んだ方の感想をもとにまとめています。感想がまだ少ない作品は、無理に埋めずそのままにしています。

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