御堂なな子のBL小説おすすめ|大正の恋物語から裏社会の重厚な長編まで

御堂なな子さんは、幻冬舎ルチル文庫で作品を発表しているBL作家です。

時代もの、裏社会もの、お仕事ものと舞台はさまざまで、口コミでは「どんな境遇でもまっすぐな主人公に泣かされた」「過去が少しずつ明かされる構成が上手い」という声が多く見られます。

もくじ

口コミから見える作風

少しずつ明かされる過去

相手がなぜ主人公をそばに置くのか、なぜ非情な人間になったのか、といった事情が物語の進行とともに明かされていきます。

時代背景とよくなじんだ構成が評判です。

舞台の幅広さ

大正の高利貸しの屋敷、潜入捜査の先の裏社会、ワインと日本酒をめぐるお仕事ものなど、作品ごとに雰囲気が大きく変わります。

こんなハードな話も書けるのかと驚いたという感想もありました。

おすすめの作品

戀のいろは (御堂なな子)

ポイント 大正を舞台に、鬼と恐れられる高利貸しの過去がひもとかれていく物語

大正の世。奉公先の借金のかたとして、鬼と恐れられる高利貸し・冬吾のもとへ差し出されたほたる。つらい境遇を生きてきたにもかかわらず、まっすぐな心を失わないほたるは、懸命に働くうちに冷たいと噂される冬吾の心まで少しずつ溶かしていく。やがて冬吾が非情な高利貸しになった過去も明らかになって……。激動の時代を背景にした、健気でせつない恋物語です。

基本情報

著者御堂なな子
発売日2014/05/01
ページ数284ページ
評価 4.0
スコア80
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口コミ

良い点
  • どんな目に遭ってもひねくれず、まっすぐなほたるの健気さに何度も泣かされたという声が多くありました。
  • 冬吾がほたるを手元に置く理由や、非情な高利貸しになった過去が少しずつ明かされていく構成が上手く、時代背景ともよく合っていると好評です。
  • ひらがなばかりだったほたるのセリフに、だんだん漢字が増えていく演出が嬉しいという意見もあります。
悪い点
  • 鬼と呼ばれる設定の冬吾が、ほたるの一言であっさり態度を変えるのに違和感があったという声がありました。
  • 題名で「戀」の字を使うなら本文でもそろえてほしかったという意見もあります。

蝶は夜に囚われる (御堂なな子)

ポイント 刑事と裏社会を舞台にした、ドラマのように一気に読める長編

刑事の狩野が十二年ものあいだ探し続けてきたのは、かつてほんのひと夏だけ共に過ごした、腕に蝶の入れ墨を持つ青伊だった。潜入捜査の先でようやく再会を果たしたものの、青伊はひどく傷つき、追い詰められた境遇にあった。狩野は命懸けで彼を守ろうとするが、守ろうとするほど事態は悪い方へと転がっていき……。裏社会を舞台に、長い年月を越えて求め合う二人を描く重厚な物語です。

基本情報

著者御堂なな子
発売日2014/10/01
ページ数383ページ
評価 4.5
スコア82
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口コミ

良い点
  • 過酷な運命の中でも互いを想い続ける二人の気持ちがまっすぐで、読みごたえがあるという声が多くありました。ドラマを観ているようで一気に読んだという感想もあります。
  • 四百ページ近い長編で、作者にこんなハードな作品も書けるのかと驚いたと評判です。後味は悪くなく、ハッピーエンドにほっとしたという声もあります。
悪い点
  • 青伊があまりにつらい目に遭い続けるため、素直に恋を楽しめなかったという意見がありました。

あまやかな指先 (御堂なな子)

ポイント フランスのシャトーで出会う二人。ワインや酒造りの描写も楽しい

日本酒の蔵元の跡取り・春哉は、会社の研修で訪れたフランスでシャトーのオーナー・葛城と出会う。ワイン嫌いを隠さない春哉に、葛城は穏やかに仕事への情熱を語り、さまざまなことを教えてくれた。次第に惹かれ合う二人だったが、春哉には帰国の日が迫っていて……。「いとしい背中」と世界がつながる、ワインと日本酒をめぐる恋物語です。

基本情報

著者御堂なな子
発売日2015/12/01
ページ数223ページ
評価 4.2
スコア80
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口コミ

良い点
  • ブドウ栽培やシャトー、酒造りといったお仕事の描写やワインの蘊蓄が楽しく、登場人物の仕事への熱意も良かったという声が多くありました。
  • 紳士的な葛城と素直な春哉のやり取りが上品で心地よいと好評です。麻々原絵里依のイラストや、「いとしい背中」の二人の登場を喜ぶ感想もあります。
悪い点
  • 自分の気持ちに鈍く、帰国後に思い悩んでばかりの春哉にもどかしさを感じたという意見が多くありました。
  • 葛城が春哉に惹かれた理由がわかりにくい、恋愛面があっさり終わったという声もあります。

はじめての一冊は

はじめてなら、口コミの多い『戀のいろは』から。

読みごたえのある長編を求めるなら『蝶は夜に囚われる』がおすすめです。

そのほかの掲載作品

読者の評価とレビュー件数をもとにしたスコアの順に並べています。

同じレーベルの人気作はルチル文庫のおすすめにまとめています。

この記事を書いた人

九条 紫苑BL・TL小説コンシェルジュ

良い点・気になる点は、読んだ方の感想をもとにまとめています。感想がまだ少ない作品は、無理に埋めずそのままにしています。

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