六青みつみさんは、キャラ文庫を中心に、クロスノベルスやリンクスロマンス、幻冬舎ルチル文庫Lで作品を発表しているBL作家です。
口コミでは、つらい境遇の主人公が最後に救われていく物語運びと、緻密に作り込まれた世界観が評判です。
口コミから見える作風
不遇から救済へ
健気な主人公がとことん報われず、誤解やすれ違いに苦しんだ末に想いが通じる物語が多く、「痛いぶん、ラストの感動が大きい」という声がよく見られます。
読むのがつらい場面もあるので、心の準備をしてどうぞ。
作り込まれたファンタジー
輪廻転生や神獣、異界の神など、独自の用語と神話のような設定で組み立てられた世界が特徴です。
情景が目に浮かぶ文章が美しいという感想も多くあります。
おすすめの作品
輪廻の花 300年の片恋 (六青みつみ)
ポイント 前世から続くすれ違いを描く輪廻転生ファンタジー
侵略者から世界を守る巨大な壁『境界』。それを支えるのは、生まれつき「星」という力を宿す『星持ち』たちだった。星を持たないカインは、星を持って生まれた双子の弟スウェンに付き添い、星持ちを育てる学院で下働きとして暮らし始める。そこで出会ったのは、最強の星の力を持つ貴族の青年レイランド。なぜか強く惹かれ合う二人だが、そこには三百年前から続く因縁が隠されていて……。前世から続くすれ違いの恋を描く輪廻転生ファンタジーです。
基本情報
| 著者 | 六青みつみ |
|---|---|
| 発売日 | 2015/06/01 |
| ページ数 | 337ページ |
| 評価 | 4.5 |
| スコア | 88 |
口コミ
- 前世の悲劇から始まる構成が効いていて、冒頭から涙が止まらなかったという声が多くありました。報われないまま健気に生きるカインの姿に胸を締めつけられ、最後に想いが通じる場面で救われたと評判です。
- 生まれ変わりを取り違えるもどかしい展開が読ませると好評です。兄を慕い続ける弟スウェンのまっすぐな人柄や、両腕いっぱいの花を渡す場面が印象に残ったという意見もあります。
- 壁や地下神殿などの情景描写が美しく、おとぎ話のような世界観に浸れたという声があります。
- 耳慣れない用語が多く、世界観に入り込むまで時間がかかった、電子版に挿絵がないのが残念という声がありました。
- 前世の話が短く因縁の重さが伝わりにくい、世界の危機があっさり片づくという意見もあります。
鳴けない小鳥と贖いの王 彷徨編 (六青みつみ)
ポイント 人魚姫を思わせるすれ違いから始まる全3巻の第1巻
何者かに一族を滅ぼされ、癒しの力も声も失ったルル。鳥に姿を変えてただ一人逃げ延びた彼を救ったのは、命の恩人を探して旅をする青年クラウスだった。その恩人こそ自分だと気づいたものの、口のきけない小鳥の姿では伝えるすべがなく……。人魚姫を思わせるすれ違いから始まる、全3巻のファンタジーの第1巻です。
基本情報
| 著者 | 六青みつみ |
|---|---|
| 発売日 | 2021/03/01 |
| ページ数 | 253ページ |
| 評価 | 4.6 |
| スコア | 90 |
口コミ
- 声を出せず想いを伝えられないルルの健気さと、陰謀にはめられてすれ違っていく展開が切なく、一気に読んだという声が多くありました。人魚姫を思わせる筋立てが好評です。
- 六青みつみさんらしい、不遇の主人公から救済へ向かう物語運びに引き込まれたと評判です。癒しの力と寿命の関係などの設定や、美しい挿絵も好評です。
- 主人公がとことん報われない展開が続き、敵役の姫やクラウスの仕打ちに腹が立つ、読むのがつらいという声が多くありました。攻めが作中で女性と結婚するので、苦手な人は注意という意見もあります。
- とても気になるところで終わるため、全3巻をそろえてから読むのがおすすめという意見が多くあります。一部の設定がご都合的だという声もあります。
空の涙、獣の蜜 (六青みつみ)
ポイント 白虎と黒豹の神獣が美しい、神話的な世界のファンタジー
身寄りがなく、里でつらい思いばかりしてきたソラ。山の主への捧げものとして神来山に入った彼の前に現れたのは、白虎の珀焔と黒豹の黛嵐という二頭の神獣だった。冷たい物言いばかりの珀焔と、どこまでも優しい黛嵐。ともに暮らすうちに、ソラの心はなぜか珀焔のほうへ傾いていく。そんなある日、敵対する胡狼との戦いで珀焔が深い傷を負い……。神獣たちとの絆を描くファンタジーで、巻末には後日談も収められています。
基本情報
| 著者 | 六青みつみ |
|---|---|
| 発売日 | 2012/04/01 |
| ページ数 | 244ページ |
| 評価 | 4.0 |
| スコア | 80 |
口コミ
- 白虎と黒豹の神獣の美しさや、獣の姿で果物を運んでくる愛らしさなど、もふもふ好きにはたまらないと好評です。緑と花に包まれた神話的な世界観も評判です。
- 稲荷家房之介さんのカバーや口絵の白虎と黒豹が美しいという声が多くありました。不遇だった主人公が神獣たちに支えられ、心まで満たされていく流れに心を動かされた読者もいます。
- 表紙の穏やかな印象とは異なり、主人公が過酷な目に遭う痛々しい展開が長く続くため、読むのがつらかったという声が多くありました。
- 後日談の筋立てが本編と似ていて、取ってつけたように感じたという意見もあります。
はじめての一冊は
まずは口コミの多い『輪廻の花 300年の片恋』から。
長編にじっくり浸りたいなら『鳴けない小鳥と贖いの王 彷徨編』からどうぞ。
そのほかの掲載作品
読者の評価とレビュー件数をもとにしたスコアの順に並べています。
健気な受けが報われる物語は不憫受け特集にまとめています。
