天国に手が届く
登山が趣味の会社員・佐和は、出向先で憧れの登山家・小田切と出会う。思い切って山に誘うものの、亡くなった有名登山家の叔父・叶の話を持ち出したことで冷たく断られてしまった。ある日、一人でクライミングに来た佐和は、偶然居合わせた小田切が原因の落石でけがをする。彼の罪悪感につけこむようにして、ようやく一緒に山へ登る約束を取りつけるが……。孤独な心に寄り添う、山岳を舞台にした恋の物語です。
基本情報
| 著者 | 夕映月子 |
|---|---|
| 発売日 | 2010/12/01 |
| ページ数 | 213ページ |
| 評価 | 4.5 |
| スコア | 87 |
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口コミ
良い点
- 作者のデビュー作とは思えない読みやすい文章と、山の厳しさや朝焼けの美しさが伝わる描写が見事だという声が多くありました。
- 命を預け合うザイル・パートナーとして少しずつ心を通わせていく二人の関係が尊いと評判です。題名の言葉が場面ごとに意味を変えて繰り返される構成も好評です。
悪い点
- 丁寧に積み上げた心の距離に比べて、終盤で関係が深まる流れが急ぎ足に感じたという意見がありました。
- 受け視点だけで攻めの心の動きが見えない、結ばれてからの甘い場面が少ないという声もあります。
