てのひらにひとつ
経営学部に通う和音は、学費のために塾講師のアルバイトをしています。そこへ入ってきたのは、医学部を目指して受験に挑む社会人の日下部でした。進みたかった道も、同性を好きになる自分の気持ちも、ずっと諦めて生きてきた和音。誕生日の夜、胸の内を打ち明けた彼の話を、日下部はただ静かに聞いてくれて……。不器用な二人がゆっくり距離を縮めていく、優しい年の差ロマンスです。
基本情報
| 著者 | 夕映月子 |
|---|---|
| 発売日 | 2012/08/01 |
| ページ数 | 231ページ |
| 評価 | 4.3 |
| スコア | 82 |
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口コミ
良い点
- 大きな事件は起きないものの、互いを思いやる誠実な二人の恋が丁寧に描かれていて、心が洗われた、疲れた日に沁みるという声が多くありました。
- 前半は和音、後半は日下部の視点で語られ、後半の遠距離恋愛では落ち着いた大人に見えた日下部の一途さや甘さが見えてくるのが好評です。普段は「私」の彼が「俺」になる瞬間にときめいたという感想も目立ちました。
- 三池ろむこさんのイラストがかわいらしい、物語に流れるバッハの音楽や題名の意味がわかる場面が印象に残ったと評判です。
悪い点
- 異性しか好きにならなかったはずの日下部が、あまり迷わずに和音を受け入れる流れに都合のよさを感じたという意見があります。
- 地味で穏やかな話なので、帯の推薦文から想像したほど泣ける話ではなかったという声もありました。
