ラルーナ文庫は、三交社が出しているBL小説のレーベルです。
転生や異世界、獣人やもふもふ、オメガバースなど、ファンタジー色の強い作品が多く、設定の面白さで読ませる作品がそろっています。
どんな作品が多い?
- 前世の記憶を持つ主人公が活躍する転生・異世界もの
- 動物や獣人が登場する、もふもふの可愛さを楽しめる作品
- オメガバースの中でも、組み合わせや設定に工夫のある作品
- ミステリーや子育てなど、恋愛以外の要素もしっかりした物語
口コミでは、受けのキャラクターの可愛さや、設定の新鮮さを評価する声が目立ちます。
一方で、恋愛の展開が控えめな作品もあるので、甘さを重視する方は書籍ページの口コミを確かめてから選んでください。
口コミで評判の作品
転生悪役令息は英雄の義弟アルファに溺愛されています (滝沢晴)
ポイント 清々しいほど一途で激重な義弟の溺愛
不慮の事故で亡くなった農業青年の敬人が転生したのは、前世で愛読していたファンタジー小説『ウィズナー王国物語』の世界。しかも、嫉妬深い嫌われ者で、義弟セオドアをいじめ続けた末に彼に殺される運命の、公爵家のΩの長男サミュエルだった。本来の筋書きを変えるため、心優しい兄に生まれ変わって畑仕事に精を出すサミュエル。ところがその変わりように、義弟のセオドアが義兄に恋をしてしまい……。前世の農業の知識で領地を豊かにする兄と、兄のためなら国も滅ぼしかねない英雄の義弟の、溺愛オメガバース。
基本情報
| 著者 | 滝沢晴 |
|---|---|
| 発売日 | 2024/05/20 |
| ページ数 | 270ページ |
| 評価 | 4.6 |
| スコア | 91 |
口コミ
- 義兄のことしか考えていない、清々しいほど一途で激重な義弟の溺愛と執着がたまりません。ピンチには猛然と駆けつけ、兄のためなら何でもする姿が格好よく、執着攻めが好きな人にはたまらない一冊です。
- 守られるだけでなく、前世の農業の知識を活かして領地の灌漑や畑仕事に打ち込む、自立した受けが魅力的です。家族も周りもその頑張りを応援していて、穏やかな気持ちで読み進められます。
- 幼い頃からの三角関係、領地の発展、戦争、聖なるΩの妨害と盛りだくさんなのに、最後にはすべてがつながり、登場人物みんなが幸せになる結末に満足しました。
- 終盤で攻めと受けの名前が入れ違っている誤植が何か所かあり、せっかく没頭していたのに現実に引き戻されてしまいました。
- 最初から両想いに近いぶん、ストーリーはやや平坦に感じる部分もあります。子どもが生まれる展開が好みでない人もいそうです。
みそっかすお守り鳥のご主人様は騎士団長 (伊勢原ささら)
ポイント シマエナガがモデルの、丸くて健気なマルがとにかく可愛い
鳥の国として知られるリューゼバルド。なかでも「お守り鳥」は見目麗しく、人の姿に変身したり、主人を特別な力で守ったりでき、やがては家族同然の存在になるという。けれどマルは、真ん丸な白い体に小さな翼、飛ぶこともできず、力はわずかな癒しだけという店の売れ残り。ところがある日、国の英雄である騎士団長ルーカスが、そんなマルを自分のお守り鳥にしてくれた。そして大事な任務のお供をすることになり……。真ん丸な白い鳥と騎士団長の、心温まるファンタジー。
基本情報
| 著者 | 伊勢原ささら |
|---|---|
| 発売日 | 2025/11/20 |
| ページ数 | 269ページ |
| 評価 | 4.6 |
| スコア | 91 |
口コミ
- シマエナガがモデルの、丸くて白くて健気なマルが「とにかく可愛い」という声が圧倒的です。いつも前向きで、周りへの感謝を忘れない姿に元気をもらえます。
- 騎士団長は最初から最後までマルが大好きで、ずっと優しく溺愛してくれます。離れ離れになる場面には涙しつつも、希望にあふれたハッピーエンドが待っています。
- 本当の悪役がいない優しい世界で、童話のようにほっこりした読後感。疲れたときに読みたい、心が洗われる一冊です。
- お守り鳥を店でお金を払って買うという設定に、人身売買のような怖さを感じたという声がありました。
- 整いすぎた展開やキャラクターで、切なさや物語の起伏が物足りないと感じる人もいるかもしれません。
問題児王子とお目付け役が幸せになるまで (かがちはかおる)
ポイント 心を閉ざした幼い王子を見守る、泣ける子育ての物語
すぐにかんしゃくを起こし、行儀作法も身につかない問題児――ルヴァンヌ王国の幼い第三王子リュカ。持て余した国王は、友好国での一年間の遊学を命じる。従者に選ばれたいとこの青年レネとともに、「太陽と海の国」ベルーサの王宮で暮らすことになったリュカ。世話役の第二王子アレッサンドロは、王族らしくない破天荒さと野性的な美しさを持ちながら、細やかな気遣いもできる男で、リュカが周りになじめるよう心を砕くレネをそばで支えてくれて……。
基本情報
| 著者 | かがちはかおる |
|---|---|
| 発売日 | 2025/10/20 |
| ページ数 | 265ページ |
| 評価 | 4.6 |
| スコア | 90 |
口コミ
- 癇癪を起こす幼い王子の苦しさと、それを辛抱強く見守るレネの理由に説得力があり、王子が少しずつ心を開いていく姿に泣けたという声がとても多くありました。
- 包容力のある第二王子が文句なしのいい男だと評判です。実の家族に恵まれなかった二人が、新しい地で温かい家族を得るハッピーエンドにほっこりします。
- 子育ての描写が中心で、恋愛はおまけのように感じたという声がありました。序盤の癇癪の描写がリアルで、読むのがしんどいと感じる人もいるかもしれません。
- 以前に出た作品の再刊であることを明記してほしかったという意見もあります。
猫かぶり悪役令息と、一途な王子 (はなのみやこ)
ポイント 優しい人柄を演じる主人公の、心の中のツッコミが面白い
有能だが歯に衣着せぬ物言いで煙たがられていた財務省のキャリア官僚・蓮川亮は、ある日職場の階段から突き落とされ、目覚めると人気BLアニメの世界で財務大臣の子息エミールに転生していた。やがて王太子との婚約をめぐって断罪される運命を知ったエミールは、徹底的に猫をかぶって回避に成功。ところが今度は、急死した父の汚名をそそぐため、第二王子の依頼で公金横領事件の真相を暴くことになり……。
基本情報
| 著者 | はなのみやこ |
|---|---|
| 発売日 | 2026/02/20 |
| ページ数 | 279ページ |
| 評価 | 4.5 |
| スコア | 89 |
口コミ
- 本来は辛辣な性格を隠し、優しい人柄を演じる主人公の、心の中のツッコミと表の顔とのギャップが面白いと評判です。
- 官僚の知識を生かして公金横領の流れを追っていく、お仕事ミステリーとしての読み応えがあります。受けの心の声を攻めが言葉にしてくれる、相性のいいバディ感も魅力です。
- 二十年越しの重い片想いを抱えた第二王子が、不器用ながら一途で健気です。
- 恋愛の要素は後半まで少なく、結ばれるまでがやや唐突だという声がありました。中盤から解決までが駆け足で、もっと丁寧に読みたかったという意見もあります。
- 子どもが犠牲になる犯罪が題材として扱われているので、苦手な人は注意が必要です。登場人物の名前の誤りが気になったという声もありました。
刑事さんの転生先は伯爵さまのメイドでした (桜部さく)
ポイント 刑事のスキルで事件に挑む、ミステリー風味の転生もの
十九世紀の英国に転生してしまった、三十路の熱血刑事・諸井仁。見た目は二十歳ほどの青年ジーンとなった仁は、いわくありげな伯爵家にメイドとして雇われることに。美貌の伯爵オーガストと可愛い盛りの双子が暮らす広大な屋敷には、使用人がほとんどいない。聞けば、少し前に伯爵夫人が謎の死を遂げ、みな辞めてしまったという。夫人は吸血鬼に殺された?――仁の刑事魂に火がついて……。
基本情報
| 著者 | 桜部さく |
|---|---|
| 発売日 | 2024/06/20 |
| ページ数 | 265ページ |
| 評価 | 4.5 |
| スコア | 89 |
口コミ
- 刑事のスキルを生かして、地道な聞き込みで事件の真相に迫る主人公が頼もしいと評判です。ミステリー風味と転生ものを組み合わせた設定が新鮮です。
- 貴族として完璧な伯爵が、主人公と二人きりのときだけ見せるはしゃぎっぷりが可愛いという声がありました。双子の子どもたちも嫌みなく可愛く、ほっこりするハッピーエンドです。
- 中盤までは謎解きが中心でBLらしさは控えめで、恋愛の展開はやや唐突です。事件の解決があっさりしているという声もありました。
- 実在の19世紀英国が舞台なので、時代考証が気になる人もいるかもしれません。
宰相閣下の苦手なα (桜部さく)
ポイント 運命ではなく心の結びつきを描く、アルファとベータの恋
西洋と東洋を結ぶ大国アルスマン帝国は、食糧支援を条件に、北の小国メサティアと同盟を結ぶことになった。調印のため帝都へやってきたのは、メサティア一の屈強な戦士であるアルファの王子ベルカント。彼は孤高の軍師として知られるハイリに心を奪われ、懐に入り込もうとしてくる。けれどベータのハイリは、過去のある出来事から、アルファとは決して特別な関係にならないと心に決めていて……。オスマン帝国を思わせる世界を舞台にした、アルファとベータの恋。
基本情報
| 著者 | 桜部さく |
|---|---|
| 発売日 | 2025/04/20 |
| ページ数 | 263ページ |
| 評価 | 4.4 |
| スコア | 87 |
口コミ
- オメガバースでも珍しいアルファとベータのカップルで、運命ではなく心の結びつきで距離を縮めていく過程が丁寧に描かれています。気づかないうちに恋に落ちていく受けの心理描写がたまらないという声がありました。
- 何度つれなくされても前向きに求愛する大型犬のような攻めが可愛く、有能で美しい軍師の受けとのやりとりが微笑ましいです。後半のシリアスな場面も緊張感があります。
- オスマン帝国をモデルにした世界観に奥行きがあり、挿絵もとても素晴らしいと大好評です。
- 一目惚れの理由がわからず、恋愛部分の描写が薄いという厳しい声もありました。張られた伏線の回収があっさりしているという意見もあります。
- グイグイ迫るわんこ系の攻めが好きでないと、うっとうしく感じるかもしれません。
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