凪良ゆうさんは、一般文芸でも広く読まれている作家ですが、もともとはBL小説で多くの作品を発表してきました。
当サイトでは、キャラ文庫から出ているBL作品を紹介しています。
口コミでは「甘いだけではないリアルな恋」「泣けた」という声が目立ちます。
口コミから見える魅力
甘々ではない、リアルな関係
年齢や仕事、価値観の変化とともに揺れていく二人の関係を、きれいごとにせず描くのが特徴です。
登場人物の身勝手さにイライラしながらも、最後には心を動かされる――そんな読み方をする読者が多いようです。
心の成長を描く
別れや挫折を経て、登場人物が少しずつ大人になっていく過程が丁寧に描かれます。
恋愛小説であると同時に、人が変わっていく物語としても読み応えがあります。
作品の紹介と読む順番
「薔薇色じゃない」
『薔薇色じゃない』は、長い時間の中で関係が揺れていく二人を描いた、タイトルどおり「薔薇色じゃない」恋の物語。
甘いだけの恋愛小説を求める方には向きませんが、深く心に残ると評判です。
アンドロイドとの恋
『ショートケーキの苺にはさわらないで』は、アンドロイドとの恋を描いた作品で、前半のにぎやかなやりとりから一転、後半は涙が止まらなかったという声がありました。
スピンオフの『2119 9 29』は、前作を読んでからのほうが楽しめます。
はじめての一冊は
人間ドラマをじっくり味わいたい方は『薔薇色じゃない』から、少し不思議な設定の恋を読みたい方は『ショートケーキの苺にはさわらないで』からどうぞ。
当サイトに掲載している凪良ゆう作品
interlude (凪良ゆう)
役作りのために、自分から言い出して平良との同居を解消した清居。ところが一人の部屋は思いのほか寂しく、なぜか不思議な現象まで見えるようになってしまう。一方、テレビを見ることも追いかけることも禁じられた平良には、思いがけず清居とすれ違う幸運がめぐってきて……。離れていた間に二人に何があったのか。90ページを超える書き下ろしに、平良の愛称「きも殿下」が生まれたいきさつなども収めた、「美しい彼」シリーズの番外編集です。
基本情報
| 著者 | 凪良ゆう |
|---|---|
| 発売日 | 2021/09/01 |
| ページ数 | 297ページ |
| 評価 | 4.8 |
| スコア | 95 |
口コミ
- 本編の裏側をコメディ調で描いた短編が詰まっていて、声を出して笑ったという声が多くありました。清居をあがめる平良のずれた言動や「エターナル!」の掛け声、パン姐さんや清居会の話が好評です。
- 野口さん、小山、安奈、平良の一族の智也くんなど脇役まで魅力的だと評判です。平良の母が野口家に押しかける話や、山形社長の視点で書かれた書き下ろしがお気に入りという声もあります。
- 凪良ゆう先生が楽しんで書いているのが伝わる、あとがきまで面白いと評判です。読むと本編を読み返したくなるという意見もありました。
- 特典の小冊子やペーパーを集めた本なので、本編の電子版のおまけなどで既に読んだ話が多く損した気分になった、本編ほどの熱量はないという意見もあります。
おやすみなさい、また明日 (凪良ゆう)
長年連れ添った恋人から「子どもがほしいから別れてくれ」と突然告げられた、売れない小説家のつぐみ。新しい部屋を借りようにも保証人がおらず途方に暮れていたところ、なんでも屋の青年・朔太郎と出会い、彼の実家が営むアパートに入居することになります。おおらかで世話好きな朔太郎にすぐ惹かれていくつぐみでしたが、彼から「恋人は作らない」と告げられて……。孤独を抱えた二人が寄り添っていく姿を描く、切なく温かな物語です。
基本情報
| 著者 | 凪良ゆう |
|---|---|
| 発売日 | 2014/01/01 |
| ページ数 | 265ページ |
| 評価 | 4.6 |
| スコア | 91 |
口コミ
- 記憶障害を抱える朔太郎と、居場所を失ったつぐみが互いを必要としていく過程が胸に沁みると好評です。静かな孤独を描く筆致が見事だという声が多くありました。
- 最後に収められた短編で号泣したという感想が目立ちます。読み終えてからタイトルの意味にあらためて感動した、表紙の山茶花に気づいて余韻が深まったという意見もありました。
- 切なすぎて何度も読み返すのはつらいという声がありました。
- 最後の短編は好みが分かれ、本編が前振りのように感じたという意見もあります。
未完成 (凪良ゆう)
両親の不和で家庭は崩壊寸前、将来も見えずに無為な日々を送っていた瀬名。ある夜、街で見かけた英語教師・阿南は、学校で見せる顔とは別人のような色香をまとっていた。好奇心をかき立てられた瀬名は、阿南のもとに通い詰めるようになる。自分を抑えるすべを知らない瀬名と、分別ある大人でいようとする阿南――危うい関係の行き着く先は。凪良ゆう作品集の新装版第1弾。単行本未収録の掌編も収録。
基本情報
| 著者 | 凪良ゆう |
|---|---|
| 発売日 | 2025/01/01 |
| ページ数 | 288ページ |
| 評価 | 4.6 |
| スコア | 89 |
口コミ
- 別れを経て、自分を持て余していた瀬名が、思いやりのある大人へと成長していく姿に感動したという声がとても多く寄せられています。
- 凪良ゆうさんならではの美しく読みやすい文章で、二人だけの世界が描かれます。終盤で明かされる阿南の想いが切なく胸に迫ります。新装版で読めることに感謝する声も多い作品です。
- 前半の瀬名の身勝手なふるまいには、読んでいてはらはらさせられます。
- 教師と教え子の関係を描いているため、設定そのものが苦手な人もいるかもしれません。
薔薇色じゃない (凪良ゆう)
二十歳で出会い、同棲から始まった水野と阿久津。満ち足りた関係はずっと続くと思っていたのに、25歳のある日、すれ違いから一方的に別れを告げられてしまう。一年後の偶然の再会をきっかけに、二人は恋愛とも友情ともつかない関係を続けることに――。結婚と離婚、仕事の転機、別の恋人。人生の分岐点で一度は別れを選んだ男たちが、15年の時を重ねて辿り着く愛のかたちを、二人の視点を行き来しながら描く大人のBL。凪良ゆうの名作が、書き下ろしを加えた新装版で登場。
基本情報
| 著者 | 凪良ゆう |
|---|---|
| 発売日 | 2025/03/01 |
| ページ数 | 288ページ |
| 評価 | 4.7 |
| スコア | 89 |
口コミ
- 年齢とともに仕事や価値観が変わって、二人の関係も揺れていく様子がとにかくリアルでした。甘々でもまっすぐでもない、タイトルどおり「薔薇色じゃない」15年の恋だからこそ、最後は本当に泣けました。
- 同じ出来事を水野と阿久津それぞれの視点で描く構成が好きです。どちらの気持ちもわかるぶん、読んでいるこちらがもどかしくて仕方なくて、二人の気持ちを一番知っているのは読者だという歯がゆさがたまりません。
- 派手さはないけれど、落ち着いた大人の恋愛としてじっくり読ませてくれる作品です。絡みのシーンが控えめなので、BLを読み慣れていない人や文芸作品から入った人にも手に取りやすいと思います。
- 母親のために別れを選んだ阿久津の身勝手さに、途中で何度もイラッとしました。振られた後も友だちを続ける水野にも「早く断ち切って」と言いたくなって、読んでいてかなりしんどかったです。
- 別れてから復縁するまでのもだもだがとても長く、二人がちゃんと付き合うのは本当に終盤です。すれ違いが苦手な人には読み進めるのがつらいかもしれません。
積木の恋 (凪良ゆう)
恵まれない生い立ちから恋愛詐欺師になった蓮。次の獲物に選んだのは、総合病院の跡取りで医師の加賀谷でした。あっけなく自分に夢中になる彼を内心では見下していた蓮ですが、生真面目でまっすぐな愛情と、穏やかに過ぎていく二人の時間に、これまで知らなかった感情が芽生えはじめます。嘘から始まった関係は、やがて蓮自身の人生を大きく揺さぶっていき……。嘘と本当の間で揺れる二人を描く、切なくも温かい恋の物語です。
基本情報
| 著者 | 凪良ゆう |
|---|---|
| 発売日 | 2011/10/01 |
| ページ数 | 245ページ |
| 評価 | 4.5 |
| スコア | 88 |
口コミ
- 騙されていると知りながら蓮を包み込む加賀谷の包容力と優しさが好評です。雪の日に出所した蓮を加賀谷が出迎える再会の場面が美しく、涙が出たという声が多くありました。
- 人の弱さや心の揺れを繊細に描く文章が評判です。文庫化で書き下ろされた後日談2編のおかげで、二人が少しずつ関係を積み上げていく姿まで読めてよかったという意見もあります。
- 蓮がバイト代を受け取れず誤解されたままの件や、謝罪しない人物がいることにモヤモヤが残ったという声が目立ちます。
- 劇的な展開は少なく地味に感じたという意見や、思ったより官能的な場面が多かったという感想もありました。
恋愛前夜 (凪良ゆう)
お隣同士で家族同然に育った幼なじみのナツメとトキオ。無口で飄々としていながらナツメにだけは心を許すトキオと、漫画家を夢見る彼を応援するナツメは、互いがいればそれで十分でした。ところがトキオはプロを目指して上京を決め、二人は離ればなれに。時を経て再会したとき、二人の関係は思いもよらない形に変わっていて……。友情が恋へ、そして愛へと移り変わっていくまでを二つの物語で綴る作品です。
基本情報
| 著者 | 凪良ゆう |
|---|---|
| 発売日 | 2011/11/01 |
| ページ数 | 285ページ |
| 評価 | 4.5 |
| スコア | 88 |
口コミ
- 友情が恋に傾いていく不安定さや、すれ違う二人のもどかしさが繊細に描かれていると好評です。韻を踏むような文章と丁寧な心情描写が素晴らしいという声が多くありました。
- 漫画家のヤコ先生のキャラクターが光っていて、作品に明るさを添えているという意見が目立ちます。読み返すほどヤコ先生の懐の大きさがわかるという感想もありました。
- 二つの物語で構成され、離れていた時期を経て二人が再び向き合う流れに胸が締めつけられたと評判です。
- 後半でトキオに恋人ができている展開がつらく、ナツメが不憫だったという声がありました。
- ヤコ先生が振り回される形になり気の毒に感じたという意見もあります。
きみが好きだった (凪良ゆう)
親友で幼なじみの諏訪の恋人・真山に、どうしようもなく惹かれてしまった高良。叶わないと分かっていても、三人で過ごす時間が心地よく、微妙な均衡を崩せずにいた……。やがて三人はばらばらになり、十数年の時を経て高良と真山は思いがけず再会する。長い年月をかけた想いを、前半と後半の二部構成で描く物語です。後日談「グッデイグッデイ」と書き下ろし番外編「さくら」も収録しています。
基本情報
| 著者 | 凪良ゆう |
|---|---|
| 発売日 | 2018/12/01 |
| ページ数 | 349ページ |
| 評価 | 4.4 |
| スコア | 86 |
口コミ
- 前半と後半の二部構成で三人それぞれの事情が丁寧に描かれ、人生単位で描かれる物語の読み応えに泣けたという声が多くありました。
- 一途で誠実な高良の人柄と、その家族の温かさが好評です。憎めない諏訪の存在も印象に残ったと評判で、宝井理人さんの挿絵が雰囲気にぴったりだという意見もあります。
- 前半はずっと苦しく、読むのがつらかったという声がありました。
- 展開がしんどく、真山や諏訪を好きになれなかったという意見もあります。
セキュリティ・ブランケット(下) (凪良ゆう)
生まれたばかりの恋心より、育ててくれた鼎のほうが大切だ――一度は高砂への想いを封じた宮。けれど突然姿を現した実の父親、鼎との関係を隠していた国生、そして昔から高砂を想っていたらしい鼎。大切な人たちがそれぞれに抱える想いに揺さぶられながら、宮はついに自分の心と向き合う決意をする。そんな矢先、高砂が仕事のためにフランスへ渡ると知り……。傷つきやすい男たちの交差する想いに決着がつく、上下巻の完結編です。
基本情報
| 著者 | 凪良ゆう |
|---|---|
| 発売日 | 2018/01/01 |
| ページ数 | 345ページ |
| 評価 | 4.4 |
| スコア | 86 |
口コミ
- 四人の視点が交互に切り替わりながら、地の文だけで誰の場面かすぐに分かる構成が見事だと評判です。全方位に向いた想いが最後にひとつの形へ収束していく展開に納得したという声が多くありました。
- みんな優しくて少しずるくて、それでも憎めない人物ばかりだという感想が目立ちます。宮の実父のエピソードや、万座と鼎の場面が心に残ったという声もありました。
- ミドリノエバさんの挿絵が物語にぴったりだと好評です。あとがきで触れられた続きの構想に期待する声も多く見られました。
- 鼎と高砂の組み合わせを応援していたので結末に複雑な気持ちが残った、鼎が報われる話を読みたかったという意見が多くありました。
- 年の差の大きい組み合わせは受け入れにくかった、終盤が駆け足に感じたという声もあります。
天涯行き (凪良ゆう)
行きつけの豆腐屋の店先で眠っていた旅の青年・高知を、なりゆきで家に住まわせることになった遠召。戻らない恋人を待ち続ける遠召と、人懐こい笑顔の裏で素性を語らない高知は、互いの秘密には触れないまま奇妙な共同生活を続けます。けれどある日、高知が事件の容疑者として追われていると知り……。誰にも言えない事情を背負った二人がたどる、贖罪と再生の物語です。
基本情報
| 著者 | 凪良ゆう |
|---|---|
| 発売日 | 2012/06/01 |
| ページ数 | 245ページ |
| 評価 | 4.3 |
| スコア | 84 |
口コミ
- スイカや川辺、海の場面など、凪良作品らしい繊細な情景描写が美しいと好評です。二人で子猫の世話をする場面や逃避行の場面が、映像のように心に残るという声が多くありました。
- 二人の視点が交互に語られ、それぞれの秘密が少しずつ明かされていく構成に引き込まれたと評判です。静かに光が差すラストに救われたという意見も目立ちます。
- 全体に暗く重い話で、読んでいてつらかったという声が多くありました。
- 許しがたい人物に報いがなくモヤモヤが残った、設定の好みが分かれるという意見もあります。
セキュリティ・ブランケット(上) (凪良ゆう)
異国の血を引く華やかな容姿とは裏腹に、引っ込み思案な宮。つらい過去を抱える彼にとって、陶芸家の叔父・鼎は親代わりの存在だ。のどかな田舎町で暮らす二人のもとには、鼎の長年の親友でカフェを営む高砂や、面倒見のいい幼なじみの国生が訪れる。宮にとってかけがえのない男たちは、それぞれ人に言えない想いを胸に秘めていて……。四人の視点で描かれる群像劇の上巻です。
基本情報
| 著者 | 凪良ゆう |
|---|---|
| 発売日 | 2017/12/01 |
| ページ数 | 329ページ |
| 評価 | 4.3 |
| スコア | 84 |
口コミ
- 四人の視点が交互に流れ、スピンオフを同時進行で読んでいるような贅沢さがあると評判です。入り組んだ事情を時系列を行き来しながら分かりやすく描いているという声が多くありました。
- 章題に添えられた言葉や、鼎の器にたとえた人物描写など、含蓄のある表現が印象的だという感想があります。ミドリノエバさんの切り絵のような挿絵も好評です。
- 大きな事件が起きるわけではないのに、絡み合う想いに手に汗握って読んだという声がありました。続きが気になるラストで、下巻を続けて読める時に手に取れて良かったという感想も目立ちます。
- 最初は誰の視点の文章か分かりにくく、人間関係が複雑で混乱したという意見があります。
- 宮の話だと思って読むと鼎が中心の物語で、国生の振る舞いが受け入れにくかったという声もありました。
2119 9 29 (凪良ゆう)
かつて一目惚れした家庭用ドールへの想いを、38歳になった今も手放せずにいるレストランシェフの阿部。ある日、店の常連客に頼まれ、ひとりの青年を一か月預かることになる。一見チンピラのような風貌に、宝石のような紫の瞳と銀髪――その青年・高嶺は、とうに製造も所有も禁じられた希少な“裏ドール”だった。ずっと粗雑に扱われ、人間に何も期待しなくなっていた高嶺は、自分を尊重する阿部のことが理解できずにいたが……。『ショートケーキの苺にはさわらないで』のスピンオフ。人間とアンドロイドが紡ぐ近未来の愛の物語、新装版。
基本情報
| 著者 | 凪良ゆう |
|---|---|
| 発売日 | 2025/12/01 |
| ページ数 | 321ページ |
| 評価 | 4.4 |
| スコア | 83 |
口コミ
- ひたむきに愛そうとする阿部と、愛されることを知らなかったドールの高嶺が、少しずつ心を重ねていく過程に心がじんわりしました。タイトルの意味がわかった瞬間、涙が止まりませんでした。
- 前作では脇役だった阿部が、芯が強くてブレない、本当にかっこいい男として描かれています。前作を読んでいる人は、主人公が彼だと気づいた瞬間に胸が熱くなるはずです。
- 人間の所有物として扱われてきたドールが、周囲に一人の個人として尊重されることで自我を取り戻していく描写に、深く考えさせられました。前作とは違う二人の選択も、どちらも尊いと感じます。
- スピンオフなので、前作『ショートケーキの苺にはさわらないで』を読んでいないと、ドールのある世界の設定がすぐには飲み込めません。前作から読むのがおすすめです。
- 新装版で、旧版からの大きな書き下ろしはないため、旧版を読んだ人は注意が必要です。設定にところどころ無理を感じる部分もありました。
ショートケーキの苺にはさわらないで (凪良ゆう)
人間そっくりの容貌と高度なコミュニケーション能力を備えたアンドロイド「裏ドール」。そのマスターになるのを夢見ていた大学生の南里は、風俗店に売られてきた裏ドールを見かねて、全財産をはたいて引き取ることに。お風呂とふわふわのタオル、そして南里が初めて食べさせてくれた苺のショートケーキが大好きなシンとの、ささやかで満ち足りた二人暮らしが始まるが――。アンドロイドが戦争に駆り出される近未来を舞台に、出会いと別れ、再会を繰り返しても消えない想いを描く、凪良ゆうの切ないSFラブストーリー。新装版。
基本情報
| 著者 | 凪良ゆう |
|---|---|
| 発売日 | 2025/09/01 |
| ページ数 | 293ページ |
| 評価 | 4.2 |
| スコア | 81 |
口コミ
- 前半はオタク仲間とのやり取りやシンの健気さにニヤニヤしていたのに、後半は涙が止まりませんでした。ハッピーエンドとわかっていても号泣するほど切なくて、読み終えた後の余韻がすごかったです。
- 大事な場面で繰り返される「ショートケーキの苺にはさわらないで」という言葉が、二人をつなぐキーワードとして何度も胸に刺さります。伏線の回収も見事で、読後にタイトルを見るだけで泣けてきます。
- 約10年前に書かれた作品とは思えないほど、アンドロイドや戦争を描いた近未来の世界がリアルで考えさせられました。SF要素はありますが非現実感は少なく、濡れ場も控えめなのでBL初心者にも読みやすいです。
- アンドロイドとの恋という設定自体に萌えにくく、個人的にはあまり刺さりませんでした。展開が早くて、感情移入する前に話が進んでしまう感じもあります。
- 挿絵が物語のイメージに合っていないように感じて、近未来の世界にも最後まで入り込めませんでした。挿絵の好みで印象が変わる作品かもしれません。
切ないBLをもっと読みたい方は切ないBL小説のおすすめもどうぞ。
