桜木知沙子のBL小説おすすめ|札幌の澄んだ空気と、ゆっくり育つ恋

桜木知沙子さんは、ディアプラス文庫を中心に、キャラ文庫や幻冬舎ルチル文庫でも作品を発表しているBL作家です。

口コミでは、急がず丁寧に積み重ねる心理描写と、北海道の空気が伝わる舞台、脇役まで優しい人ばかりの温かさが評判です。

もくじ

口コミから見える作風

丁寧でゆっくりした心理描写

想いを自覚しても認められない、親の幸せを願うから恋人になれないなど、揺れる気持ちを急がずに描きます。

じれったいけれど共感できるという声が多くあります。

北海道が舞台の物語

札幌の澄んだ空気や、仲間とにぎやかに過ごす日々、寂れた商店街の人々とのふれあいなど、土地の雰囲気ごと楽しめる作品が多いと好評です。

家族と向き合う話

恋だけでなく、家族との葛藤や和解が物語の中心になることが多く、主人公が自分を取り戻していく姿に心を動かされたという感想が見られます。

おすすめの作品

札幌の休日 1 (桜木知沙子)

ポイント 札幌で出会った二人の友情が恋に変わっていく、全四巻の長編の第1巻

大学二年の皇が暮らすマンションの隣に、同じ大学に通う芦谷が越してきた。複雑な生い立ちと周囲の過剰な期待に息を詰めて生きてきた皇は、その重圧から四年間だけ逃れるため札幌を選んだのだった。初めての友人となった芦谷は皇の世界を少しずつ広げてくれるが、やがて皇は胸の痛みとともに、その想いが友情ではないことに気づき……。長く読み継がれてきた青春BLの文庫化、全四巻の第1巻です。

基本情報

著者桜木知沙子
発売日2010/06/01
ページ数259ページ
評価 4.4
スコア84

口コミ

良い点
  • 急がずゆっくり進む展開で、皇の嫉妬や独占欲が少しずつ恋へと変わっていく過程が丁寧に描かれていると好評です。
  • 北海道の澄んだ空気感や、仲間とにぎやかに過ごす日々の描写に引き込まれ、続きが読みたくなるという声が多くありました。本編後の攻め視点の短編も評判です。
悪い点
  • まだ序章で二人の関係はほとんど進まず、仲間との会話や女性の登場人物が多い点が気になったという声がありました。
  • 後ろ向きな皇の考え方にいらだつ、車や旅行を楽しむ学生生活に時代を感じるという意見もあります。

東京の休日 1 (桜木知沙子)

ポイント 素直になれない医師と真史の、掛け合いが楽しいケンカップル

完璧な容姿を誇り、総合病院で医師として働く男。職場の飲み会で酔いつぶれた翌朝、目を覚ますと、隣で裸のまま眠っていたのは医局でアルバイトをしている真史だった。ゲイではないはずの自分の所業に混乱し、思わず逆ギレしてしまってからというもの、顔を合わせれば喧嘩ばかり。腹が立つのに、なぜか真史のことが気になって仕方がなくて……。「札幌の休日」のスピンオフにあたる、元祖ケンカップルの恋を描くシリーズ第1巻です。

基本情報

著者桜木知沙子
発売日2010/12/01
ページ数273ページ
評価 4.4
スコア84

口コミ

良い点
  • 素直になれない者同士の喧嘩の掛け合いが楽しく、最後にきちんと気持ちを伝え合う場面は何度も読み返したくなると評判です。テンポがよく、初めて本気の恋を知って戸惑う攻めがかわいいという声が多くありました。
  • 「札幌の休日」では当て馬だった真史が幸せになれてうれしいという声があります。打たれてもへこたれない前向きな人柄が魅力的で、前作のキャラクターが登場する場面も好評です。
悪い点
  • 書き下ろしの真史の語りが本編と少し印象が違う、続きの巻に出てくる男性にいらいらしたという声がありました。
  • 登場人物の造形、とくに攻めが好みに合わなかったという意見もあります。

友達に求愛されてます (桜木知沙子)

ポイント 十年ぶりに戻った悪友の一途な口説きと、商店街の再生

札幌の寂れた商店街で、父が営む居酒屋を手伝う涼真。そこへ十年ぶりに悪友の迅が帰ってきた。人気の美容師になった迅は、「ずっと涼真が好きだった。これからは全力で口説く」と宣言する。友達以上恋人未満のような関係のまま、涼真も少しずつ心を動かされていくが、商店街を揺るがす駅前の再開発計画に迅の父親が関わっているとわかり……。幼なじみの再会と商店街の再生を描くBL小説です。

基本情報

著者桜木知沙子
発売日2014/12/01
ページ数236ページ
評価 4.3
スコア82
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口コミ

良い点
  • 十年以上想い続けた涼真を、まっすぐで誠実な言葉で口説く迅の一途さが好評です。隠しごとをせず何でも正直に話す姿や、嫉妬をのぞかせる瞬間が良かったという声が多くありました。
  • 寂れゆく商店街を盛り上げようと奔走するうちに、涼真が精神的に成長していく姿が良かったと評判です。商店街の人々とのふれあいが温かく、読後にほっとするという意見もあります。
  • 涼真の幼なじみで妹の婚約者でもある友寿が、二人の間で良い働きをすると好評です。
悪い点
  • くっつくのも決別するのもあっさりしすぎて、盛り上がりに欠けたという声がありました。
  • 迅の元の関係相手が同じ職場にいることや、涼真の元恋人の存在が気になったという意見もあります。

はじめての一冊は

じっくり浸るなら『札幌の休日 1』から順番に。

テンポのよい恋が読みたいなら、スピンオフの『東京の休日 1』から入っても楽しめます。

そのほかの掲載作品

読者の評価とレビュー件数をもとにしたスコアの順に並べています。

喧嘩しながら近づく二人の物語はケンカップル特集にもまとめています。

この記事を書いた人

九条 紫苑BL・TL小説コンシェルジュ

良い点・気になる点は、読んだ方の感想をもとにまとめています。感想がまだ少ない作品は、無理に埋めずそのままにしています。

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