椹野道流さんは、プラチナ文庫やシャレード文庫で作品を発表しているBL作家です。
口コミでは、登場人物たちの穏やかな日常や、思わずお腹がすく料理の描写、そしてシリーズをまたいで人物が顔を出す楽しさが評判です。
口コミから見える作風
積み重なっていく日常
医師と花屋の二人が少しずつ暮らしを重ねていくシリーズは、本編のほかにブログ形式の日誌も出ています。
大きな事件がなくても癒やされる、家族のように見えてくるという声が多い作品です。
食べ物と仕事の描写
手料理やカレー、スパイスなど、食べ物の描写が豊かで読むと食べたくなるという感想がよく見られます。
打錠のような珍しい仕事を丁寧に描いたお仕事ものとしても楽しめます。
素直になれない人たち
堅物でツンデレな医師や、なかなか「好き」と言わないクールな医師など、不器用な人物が少しずつ変わっていく姿が魅力です。
おすすめの作品
お医者さんにガーベラ (椹野道流)
ポイント 堅物の医師と包容力のある花屋。シリーズの始まりの一冊
自分にも他人にも厳しいリハビリ科の医師・大野木甫は、溺愛する弟が自分の部下と恋人になったことを受け入れられず、やけ酒で泥酔して路上に座り込んでしまう。そこを拾ったのは、病院に出入りする生花店の店主・九条夕焼。「あなたを慰めて甘やかす権利をください」と笑顔で押し切られ、かいがいしく世話を焼かれるうちに、甫の頑なな心は少しずつほどけていく。けれど職場では孤立が深まり……。医師と花屋の恋を描くシリーズの第1作です。
基本情報
| 著者 | 椹野道流 |
|---|---|
| 発売日 | 2010/01/01 |
| ページ数 | 252ページ |
| 評価 | 4.2 |
| スコア | 81 |
口コミ
- 筋金入りのツンデレな甫と、照れもなく甘い言葉を口にする包容力の塊のような九条という対照的な二人の組み合わせが好評です。
- 職場で孤立し追い詰められた甫が、九条に教わった「魔法の呪文」を手に少しずつ変わっていく過程に泣けたという声が多くありました。
- 黒沢要さんの水彩画のような優しいタッチのイラストが作品に合っていると評判です。
- 偶然の出会いが多すぎてご都合主義に感じたという意見があります。
- ノンケだと言い切っていた甫が九条を受け入れるまでの流れが急だという声もありました。
楢崎先生とまんじ君 2 (椹野道流)
ポイント クールな医師と、尽くす大型わんこの同居生活。シリーズ第2弾
K医大病院の内科医・楢崎千里にひと目惚れした間坂万次郎は、彼のマンションに押しかけて同居に持ち込んで数か月。まだ「恋人」とは呼んでもらえないまま、せめて必要とされる存在になりたいと、食事に洗濯、掃除と尽くす毎日を送っていた。そんなある日、楢崎の許しを得て出かけたバイト仲間の飲み会で携帯電話を落としたことから、思わぬ騒動が始まって……。クールな医師と健気な大型わんこの同居生活を描くシリーズ第2弾です。
基本情報
| 著者 | 椹野道流 |
|---|---|
| 発売日 | 2010/08/01 |
| ページ数 | 223ページ |
| 評価 | 4.6 |
| スコア | 85 |
口コミ
- まんじの真っすぐで健気な尽くしぶりと、いつも美味しそうな手料理が好評です。素直ではないのに、いなくなったまんじを探しに行く楢崎の姿に、相手を大切に思う気持ちがにじんでいると評判です。
- 家出騒動を後輩の京橋に語って聞かせる形で進む構成や、楢崎の妹が突然やって来る同時収録の短編が面白かったという声がありました。茨木と京橋のカップルとの仲のよいやり取りに和んだという意見も多くあります。
- 椹野道流さんの読みやすい文章と、キャラクターの雰囲気に合った挿絵の相性が良いという声もありました。
- 相変わらず「好き」と口にしない楢崎の頑固さに、まんじがかわいそうになるという声が多くありました。
- 二人のやり取りは面白いものの、もう少し色っぽい場面が欲しかったという意見もあります。
きみのハートに刻印を (椹野道流)
ポイント 製薬会社の打錠室を舞台にしたお仕事ラブ。スピンオフ
カリノ製薬の打錠室で働く草太は、自分を「子猫ちゃん」と呼んでちょっかいを出してくる研究員の梅枝が苦手だった。ところがサプリのリニューアルという大きなプロジェクトで組むことになり、仕事に向き合う真剣な姿に見方が変わっていく。やがて告白され、大切にされていると気づいて心が浮き立つ草太。しかし、梅枝の裏切りを疑わせる出来事が起きて……。「きみのハートに効くサプリ」のスピンオフにあたる、製薬会社を舞台にしたお仕事ラブです。
基本情報
| 著者 | 椹野道流 |
|---|---|
| 発売日 | 2012/08/01 |
| ページ数 | 255ページ |
| 評価 | 4.2 |
| スコア | 80 |
口コミ
- 打錠という珍しい仕事や人気商品のリニューアルまでの流れが詳しく描かれ、製薬業界のお仕事ものとして楽しめたという声が多くありました。
- 軽そうに見えて有言実行で気遣いのできる梅枝と、見た目に反してガッツのある草太の組み合わせが好評です。前作の加島や茨木など、作者のほかの作品の人物が顔を出すのもファンにはうれしいと評判です。
- 恋愛部分は薄味で、梅枝が草太に惹かれた理由が分かりにくい、「子猫ちゃん」という呼び方になじめないという意見もあります。
はじめての一冊は
はじめてなら、シリーズの第1作『お医者さんにガーベラ』から読むのがおすすめです。
気に入ったら日誌シリーズで二人のその後を楽しめます。
そのほかの掲載作品
読者の評価とレビュー件数をもとにしたスコアの順に並べています。
医師が登場する作品はお医者さんもの特集にもまとめています。
